2021-01-01から1年間の記事一覧

僕の癖は3枚目のLPから始まったのかもしれない

僕が自分で買った初めてのLPはボストンの「ドント・ルック・バック」だった。2枚目はエルヴィス・コステロの「アームド・フォーセス」だった。そして3枚目は・・・ ディーヴォの「頽廃的美学論」を買おうとしていた。まあ、3枚目にディーヴォを選ぶそのセン…

来るぞ来るぞ&来たぞ来たぞ

一体全体誰の何が来るのか?クリント・イーストウッドの新作映画が遂に来るのだ。やったー。「運び屋」(2019)は僕の体調が悪くて映画館で観られなかったし、リアルタイムで(映画館で)観るのは2010年「ヒア・アフター」、2011年の「J・エドガー」、2012年…

脱出できるだろうか

ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のPVを観た。多分初めて観たと思う。いやあ凄いものを観たなあ。とにかく顔面から発するオーラが凄まじい。少しだけ見せてくれる立ち居振る舞いのオーラも凄い。要するに「只事ではない」モノを観せられている。このPVを観…

秋眠日記

いつもとは違う、大きな買い物をする時には、ビビる僕である。思い返せばエレキギターを妻に公表したのは購入して半月後だった。昨日も書いたが、そんな僕が車を買おうとしている。これはさすがに隠し通すことはできない。昨日の朝に「車が欲しいこと」と「…

「はてなブロガーに10の質問」に答える、そして「モチベーションを上げよう!」

何だか僕が購読しているブロガーさんは、はてなブログの「10の質問」に答えている人が多い。面白そうだから、僕も真似してみよう。 1 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? A:以前ブログにも書きましたが、花村萬月(はなむらまんげつ)が好きで、「…

51年目の「レット・イット・ビー」 その2

例によって、カタログ本「レコード・コレクターズ」を買ってしまった。もちろんザ・ビートルズの「レット・イット・ビー」が大々的に特集されていたからである。しかし、この数日「レット・イット・ビー」を聴いていて正直疲れた。ディスク1のオリジナル盤…

秋眠日記

今日は徒然なるままに書くので、秋眠日記である。とはいえ以下の文章は先週の土曜日に書いたものである。今では書いた記憶も定かではない。 最初の頃の記事は、せいぜい500字程度だったが、回を重ねるごとに字数が増えてきて、今では2000~3000字書いている…

僕で何人目だろう? ~51年目の「レット・イット・ビー」~

みなさんに重大なお知らせがあります。昨日「加島屋」についてエラソーに力説しました。その際僕は「加島屋」のことを「カジマヤ」と表記しましたが、正確には「かしまや」でした。アメリカ在住の元新潟県民の方からすぐにご指摘を受け、こうしてお知らせし…

秋の夜長にビーチ・ボーイズ

「カジマヤ」という響きを聞いて、ピンと来た貴方、貴方は相当食いしん坊か新潟県民ですね。それじゃあ「加島屋」はどうだろう?「ああ、あの・・・」という貴方。貴方の家にも食いしん坊か新潟県の方がいるはずです。 僕が初めて「加島屋」を知ったのは、高…

キヨシとオレ 最終回

家に帰ると、ヒサコはもう帰っていて、晩ご飯を作ってくれていた。 「おかえり。練習どうだった?」 「うん、バッチリだった」 「キヨシ君は?」 今日の出来事を話すと、うんうんと聞いていたヒサコが、 「それでチャボはどうなの?」 と尋ねてきた。もしか…

キヨシとオレ その④

レコーディングは無事終わった。歌詞を変更しろとぬかすヤツがいて揉めたりもしたが、とにもかくにも後はリリースを待つだけだ。 そして今日は、練習の日だ。スタジオに入ると、キヨシもいた。たまげたのはその髪型だ。ディップをベタベタ塗りつけて髪の毛が…

キヨシとオレ その③

♪オー どうぞ勝手に降ってくれ ポシャるまで ♪ウー いつまで続くのか 見せてもらうさ ここまで歌詞とメロディは決まった。しばらくああだこうだやってみて、オレが何気なくGAとコードカッティングすると、キヨシは、 「チャボ、それいいじゃん!それ使おう…

キヨシとオレ その② (全5回)

キヨシとは古いつきあいだ。何年前になるだろうか、同じライブハウスに出演していたのをきっかけに少しずつ仲良くなっていった。楽屋で他のバンドの連中は、女の子や麻雀の話ばかりしていて、音楽の話は一切していなかった。オレは、そういうのは嫌いだった…

キヨシとオレ ~清志郎が「キヨシロー」になるまで 再々掲載

しつこいようだが清志郎ネタである。昔書いた文をちょびっと手直ししてみました。これはチャボサイドから書いた文章だけど、清志郎サイドからも書いた文章も間に入れると、より良くなるのかもしれない、と妄想が膨らみました。だから再々々掲載する日が来る…

1970年におけるビートルズの面々

夢で、あり得ないシチュエーションの中に投げ込まれて、どうにもできず右往左往する。眠りは浅く時々目覚め、またその夢の中に入っていく、ということはありませんか? 昨夜の僕はまさにそれだった。僕は、ポール・マッカートニーとリンダとその子どもを取り…

「ビートルズは眠らない」by 松村雄策

先日ふと、松村雄策の「ビートルズは眠らない」を読みたいと思い、本棚を見たところ、ない。どこをどう探してもない。となると僕は松村雄策の本まで売ってしまったことになる。「アビイロードからの裏通り」と「岩石生活入門」、そして小説「苺畑の午前五時…

清志郎その2

「雪どけ」・・・スタジオ盤も良いが、今回はライブ盤を選んだ。スタジオ盤もライブ盤もどちらも良い出来の曲なんてそうそうないぞ。初めてスタジオ盤を聴いた時の28歳の僕はまだ妻と出会っていない。そして誰かを心の底から好きになりたいと思っていたもの…

清志郎10選プラス1

先週から眠い。とにかく眠い。その日の授業が終わり、ヨガマットに横たわるとスウスウ眠ってしまうこともあった。日中にそんなことをしていても夜になって薬を飲むと眠くなってくる。それが大体20時台だ。それから寝室に行くと、すぐに眠りにつくことができ…

事実だとしたらこわいが・・・

何が事実だとこわいのか。それは「今までのような仕事に対する情熱がなくなったのではないか」ということである。 何を根拠にそんなことを言うのだ、というのと、仕事への情熱ってそんな必要なものか、という内なる声が聞こえてくる。 何を根拠に、と言われ…

口直しにもう1本

朝一番で映画館に行ってきた。そんなところに行くのはちょっと気が早くないか?と言われそうだが、とにかく映画が観たかったのだ。観たのは「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」である。映画館に行くのなんていつ以来だ?「ボヘミアン・ラプソディー」(2018)…

2000年から21年経ったんだ 信じられないよ、全く

昨日の「ベストヒットUSA」で小林克也が興奮気味に「アバが再結成されました」と言っていた。アバか。そういえば僕のiPhoneに入っていたような気がする。と思ったら入っていなかった。今年聴いた覚えがあるんだけどなあ、と思いながら番組を観終わってからア…

夏の終わりのせつなさ

9月が終わった。この時期はどうも駄目である。何が駄目かというと、風だ。夏の風が終わり、「秋の風になったなあ」と思った瞬間、胸がキュンとする。乙女じゃないんだから何が胸キュンだよと自分で突っ込んでしまうが、なかなかにせつない時期だ。今日は「…

こうなったら行けるところまで行こう

今日は書きたいことが3つあるぞ。3つとも書いちゃおう。それで何を書こうかな、と考えている時にふと、3つには共通したものがあると思った。それは「エバーグリーンな感じ」である。日本語にするとどうなるんだろう。僕なりに書くと「いつまでも瑞々しい…

ジョルジュ・ドンの「ボレロ」再考

僕は、今年の1月に「『愛と哀しみのボレロ』の18分間」と題した記事を書いている。そんなに長くはないので全文掲載しておこう。 ~音楽に合わせて右手をゆっくり上げて頭の近くまで来たらクルッと手首を返す。そして手の平を胸から這わせて腰辺りまでゆっく…

プロのバンドが本気でカバーしたらこうなる

「今日は完全オフだぁ~。さあ、書くぞー」と思い、気がついたら5時間経っていた。5時間も何を?と思われるだろうが、ほんとに一体何をしていたのだろう。きっと妄想していたのだろう。 というわけで、今日はなぜかボ・ガンボスだ。昨日はあんなにThe Weekli…

597記事目にしてThe Weeklingsを知る

今日の僕の文章からは、汗の匂いがするはずだ。きっと。 運動会が終わった。昨日今日と社会の授業をしないで肉体労働ばかりしていた僕は、今くたくただ。エアコンをガンガンかけてやっと一息つくことができた。なんもする気が起こらない。というわけでよろよ…

取り込んだ記憶がない

iPhone→ミュージック→アーティストで何気なくスクロールしていたら「The Fifth Avenue Band」というバンド名を見つけた。皆さんはこのバンドをご存じだろうか。僕は知らない。なのに僕のiPhoneにはちゃんと取り込んである。どういうわけだろう。いや、お前が…

常に上書きしておきたいものだ

酔っぱらった状態で文章を書くと、ろくなことはないのはもう散々体験している。後で読んで「うぁ~」となるに決まっている。少なくとも1日は寝かさなければいけない。しかしワイン半分を飲んだ後、こうしてパタパタとキーボードを打っている。後で読んでどう…

トホホ日記~ようやくオープンコードから離れつつある~

昨日、ようやく「火花」(2017)を観た。 漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず10年余り底辺でくすぶっている青年徳永(菅田将暉)と、強い信念を持った先輩芸人神谷(桐谷健太)が出会い、現実の壁に阻まれ、葛藤しながらも歩み続ける青春…

まとめに入ったアーティスト達

昨日、17日金曜日に放映された「あさイチ」を観た。ゲストは中谷美紀だった。彼女は凛とした佇まいでその場と視聴者である僕を圧倒していた。まず何に驚いたかというと、話す向きである。ちゃんと聞き手の方を向いて話す。彼女の右手にNHKの女性アナウンサー…