hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

僕で何人目だろう? ~51年目の「レット・イット・ビー」~

みなさんに重大なお知らせがあります。昨日「加島屋」についてエラソーに力説しました。その際僕は「加島屋」のことを「カジマヤ」と表記しましたが、正確には「かしまや」でした。アメリカ在住の元新潟県民の方からすぐにご指摘を受け、こうしてお知らせしている次第であります。

 

何十年も家族全員で「かじまや」と言っていた自分にトホホ、です。仕事柄名前の呼び方には敏感なはずでしたが、こういう事態を招いてしまうとは。全国の「加島屋」ファンのみなさん、そして「加島屋」さん、ご不快な思いをさせて申し訳ありませんでした。

 

お詫びと言ってはちょっと嫌らしいですけれど、注文を我慢していた「鮭茶漬け」と「いかの塩辛」を早速注文させていただきます。(←ホントは嬉しい)

 

 

 

というわけで、今日の本題に入ります。

 

 

今日この時点で、ビートルズの「レット・イット・ビー」(スーパー・デラックス)について言及している人は全世界に何十万人いるのだろう?いや、何百万人かもしれない。僕もその末席を汚させてもらいます。(←こういう使い方でいいよね?)タイトルの「51年目の『レット・イット・ビー』」は松村雄策っぽくしてみました。

 

早速でなんだが、僕は実は「レット・イット・ビー・・・ネイキッド」(2003)は聴いているけど、オリジナルの「レット・イット・ビー」は聴いたことない。そういえば最近よく登場するJUNさんは、オリジナルの「レット・イット・ビー」の方がいいと言っていたな。そっからかい!と突っ込まれそうだが、そんな僕はこの音源を聴いてどう思うだろうか。

とにかくリハーサルの会話なども収録されているだろうから、そこでポールがエラソーにしていないこと、ジョンがハイになりすぎていないことを祈るばかりだ。

 

しかし、ビートルズものって2000年代に入る前から、ずぅ~っと続いてないか?なんだかんだ言って。これって凄いよな。これと11月上映の「ゲット・バック」がほぼ最後になるのかな。いや、きっとならないな。

 

今回は実験的にオリジナル「レット・イット・ビー」2021年リミックスヴァージョンをすっ飛ばして、2枚目の未発表ものから聴いてみることにした。それじゃあ、いってみよう!

 

1「Two Of Us」(take4)・・・最初っから失敗してるし、朝だからかちょっとのんびりムードが漂ってくる。途中でやめるか?と思わせつつ何とかやりきる。まあテイク4だからしゃーないか。

 

2「Maggie Mae/Fancy My Chance With You」・・・ふざけてる。アコギ1本で。途中で曲が変わるけど、ヴォーカルはちゃんとついてくる。仲良さそうだな。いい一日になりそうかな。

 

3「Can You Dig It ?」・・・延々イントロが続く。歌うのかな?それともただジャムっているだけ?と思ったら歌い始めた。どうもまだ調子が出ないみたいだ。特にリンゴは周りを窺いながらドラムを叩いているみたいで不安定だ。

 

5「For You Blue」(take4)・・・気合が入っているギターはジョージか?だったらスライドはジョンだろう。ジョージは真面目だから、ちゃんと歌っている。でも自分の曲をみんなでやる時には気を遣っただろうなあ。やっとバンドの調子が出て来たみたいだ。

 

6「Let It Be/Please Please Me/Let It Be」(take10)・・・「レット・イット・ビー」、もうほとんど完成してるじゃないか。ポールの声も出ているぞ。でももう少し歌い込まないと完成じゃない、って思っているんだろうな。本人たちは完成度60%くらいに思っているのかも。何テイクも重ねて、そのたびごとにアイディアも出して、不安定要素を確実に消していってビートルズは楽曲を完成させていったのだろう。それにしてもピアノで「プリーズ・プリーズ・ミー」か(鼻歌程度だが)。確かに「ゲット・バック」してるな。細かいけど「プリーズ、プリーズ・ミー」じゃなかったっけ?ウィキで調べてもカンマは入っていない。なぜだ?

 

7「I’ve Got A Feeling」(take10)・・・これも前曲「レット・イット・ビー」テイク10と同じようなところまで出来ている。ポールはちゃんとシャウトしている。ジョンは少しテンション低めだ。

 

8「Dig A Pony」(take14)・・・ジョンの声がいい。いつも僕が好んで使う「生々しい」声だ。演奏もタイトだ。と思ったら、2題目少しジョンのテンションが下がる。まだここは探っているようだ。サビになるとビシッと決めるんだけどね。ギターも探り気味だ。結構いい線まで来ていると思うが・・・。「次は『ゲット・バック』だよ」と言って終わる。

 

9「Get Back」(take19)・・・19回もやるかね、普通。ほんとにこういう姿勢はずっと変わらなかったんだなあ。気持ちいいよ、全く。やはり歌い込むだけ歌い込んで、演奏も完璧に馴染むまでOKは出さなかったんだろうな。最後はちょいおふざけが入る。よってボツになること決定テイクだ。

 

11「One After 909」(take3)・・・テイク3にはテイク3の良さがある。それは「勢い」と「新鮮さ」だ。テンポは完成ヴァージョンより遅いかな?お互い探り探りやっているのは伝わるが、やはりビートルズ面々がやる「探り合いテイク」は他のグループのそれとは全然違う。だからこそ、こんな音源が発表されるのだろうけど。

 

12「Don’t Let Me Down」(First Rooftop Performance)・・・やっぱり本気を出すとこんなに凄いんだ。屋根に上がっただけでこんだけ違うんだから、今までのテイクがどれだけ力が抜けていたかがよく分かったよ。ジョンのヴォーカル、気合入ってていいな。ビリー・プレストンのキーボードもいい。

 

13「The Long and Winding Road」(take19)・・・素晴らしい。美しい。世の中に出すべき音源である。そう思わせる歌い出しだ。頑張れ、ポール。このままのテンションで駆け抜けろ!ピアノがいいね。ポールが弾いてるんでしょ?僕はやはりストリングスなしヴァージョンの方が好きだ。フィル・スペクターが勝手にストリングスを入れて、ポールが激怒したのも分かる。最後まで歌いきってポールも満足の唸り声をあげている。

 

14「Wake Up Little Susie/I Me Mine」(take11)・・・「アイ・ミー・マイン」はまだヴォーカルを入れられない状態らしい。演奏も探り探りだ。テイク11なのに。頑張れ、ジョージ!

 

 

以上オリジナルヴァージョンを聴かないで上の文章を書いた。それはいいんだけど、僕はこの調子でこれからも1曲1曲について書くのだろうか。それはそれで面白いが。先週は清志郎、今週はビートルズか。土日のビーチ・ボーイズが可哀そうだが、後の楽しみにとっておこう。しかし、アウトテイクだけで2000字までいくというのは、さすがビートルズだとしか言いようがない。これがあと2枚と少し続くことになるのか。