hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ありがとう、ビリー

えーっと、あけましておめでとうございます。ブログを開設して3回目のお正月だというのに、まだ挨拶がぎこちないhanamiです。今年は・・・・と書いても何も思い浮かびません。ちょうど「レット・イット・ビー」を観ていたので、そんな感じでなすがままに生きていきたいです。それじゃあ、パート2から始めるね。ここからは幸せな時間が続きます。

 

 

1月22日水曜日。セッション13日目。

 

リンゴの「おはよう」という明るい挨拶からパート2は始まる。ジョージは「ジョン、Eの音をくれ」と言う。いい感じだ。4人が集まり自然とセッションが始まる。ジョンは「よしっ、ビートルズらしくやろう」とみんなを鼓舞する。「ディグ・ア・ポニー」が仕上がってきて、4人とも満足そうだ。「アイブ・ガット・ア・フィーリング」でジョンはリーダーらしく「ポール、歌え!」とはっぱをかける。ポールのシャウトが冴えわたる。プレイバックを聴きながらディスカッション。ジョンはあくまでリーダーらしく喋る。ジョージも遠慮することなく喋っている。

 

さあ、ここでビリー・プレストン登場だ。みんなにビリーを紹介したジョージ・マーティンは嬉しそうだ。ビリーと「アイブ・ガット・ア・フィーリング」をやってみる。ポールをはじめ、気合が入るビートルズ。ビリーもみんなも楽しそうだ。一人入ると、しかも腕っこきで底抜けに明るいキーボード奏者が入るとこうも変わるものなのか。パート1の雰囲気と全然違うぞ。演奏が終わると即座にジョンがビリーに「君は仲間だ」と言う。ジョージは「エレピの音はいいね」と言う。続けて「ドント・レット・ミー・ダウン」をやるが、これもビリーとの相性がばっちりだ。みんなも納得の表情をしている。スタジオから「テープを変えるから待っていてくれ」と言われてもふざけることなくセッションへ。ジョージは冗談を言う。それを聞いて笑うみんな。ジョンはマイケル監督と話し合う。やっと本気になったようだ。

 

 

1月23日木曜日。セッション14日目。

 

スタジオにヨーコの奇声が響き渡る。嫌な予感がする。ジョンはギターを弾き、ポールはドラムを狂ったように叩く。ポールはこんなセッションに付き合ったんだ。このシーンはすぐに終わり、ジョンがスタッフとライヴの相談をしている場面に。そして話し合ったことをメンバーに伝える。いいね、リーダーらしくて。さあ、「ゲット・バック」に取り組んでいるぞ。ジョンは楽しそうに、そしてどんどん自分のアイディアを提案している。ポールもジョージもジョンに負けずに意見を言う。全くみんなプロの顔をしているぜ。「ドント・レット・ミー・ダウン」は仕上がってくるが、ジョンは徐々にハイテンションになっていく。もう一度「ゲット・バック」を今度は立ってやろうとするが、グリルの余計な一言でイントロが中断する。一瞬ふざけるジョンとポールだが仕切り直す。その演奏は素晴らしかった。ジョージが「暮れにシングルで出そう」と言い出す。繰り返すが素晴らしい。

 

 

1月24日金曜日。セッション15日目。

 

ジョン、ポール、ジョージが仲良く話している。それを見守るリンゴ。話はビリー・プレストンについてだ。「ビリーはいいね」「5人目のビートル」とべた褒めだ。ポールはジョンに「新しい曲書いてる?(もちろん)書いてるか」と言うと、ジョンは「チャイルド・オブ・ネイチャー」を歌い出す。その後、結局ロックンロール大会が始まる。落ち着いたところで「どうする?」となり、「トゥ・オブ・アス」をやることに。ポールは「まずはアコギでも様子を見よう」と提案する。曲が急激に進化する!ジョンもポールも手応えを感じているようだ。自然とハモる2人。

 

ポール「『戻れ』の後に『家に帰る途中』か。物語だ。『がっかりさせるな』『決してがっかりさせない』」

ジョン「恋人同士かよ」

 

ポールとジョンはこの時点でもツーカーだったんだな。

 

「トゥ・オブ・アス」を録音するビートルズ。繰り返すがいい感じだ。あんなに苦しんだとは思えないくらいポジティブな空気だ。

 

その後、アコギで「ポリシーン・パン」をするが、最後の終わり方をジョンが悩んでいると、ジョージがコードを教える。ポールがギターで合わしている。

 

 

1月25日土曜日。セッション16日目。

 

インドへ行った時のことを話し出すポール。今日はジョージのギターもリンゴの服もインド仕様だ。やがてジョンが「よしっ、4人で家に帰ろう(オン・アワ・ウェイ・ホーム)をやろう」と言い、「トゥ・オブ・アス」のセッション開始。コーラスを入念に確認するジョンとポール。そして大丈夫、できると分かったら曲を使ってのおふざけタイム(替え歌タイム)だ。でもそれでコーラスの音程を体に沁み込ませているようでもある。ジョージは参加していないようで参加している。

 

さあ、アルバムの相談だ。グリンが来週に別のところに行くのでそれまでに仕上げたい。でも曲が足りない。そこでジョージだ。「フォー・ユー・ブルー」を聴かせる。そして「古いピアノの音を出したい」とスタッフに注文する。ピアノに新聞紙を挟むスタッフ。ジョージは「4テイクくらいで仕上げよう」と言う。ジョンはハワイアン風ギター(昨日から持ち込まれた)でスライドを弾く。そして何テイク目かが、アルバムに収録された。

 

次はライヴだ。「ライヴどうする?弾くだけならいいんだけど」とジョン。そして「僕はただ流れにまかせてやってきた。今からどうショーをやる?」とみんなに聞く。ポールは「答えられないよ。答えなんかないさ」と言うが、ジョージは「ショーをやりたい」と言う。ジョンもやりたいと言う。ポールは今までの物語(映画という枠組み、その中でのドキュメントとしての在り方等だと思われる)に拘っているようだ。しかしジョンは話を進める。ポールは自分に主導権がないので面白くなさそうだ。「あと数日で別のライヴ会場を確保するのは不可能だ」とポール。だが、ポールが望む「盛り上がり」についてマイケルとグリンからある案が出された。それは最も手頃な場所で最終ライヴを行うという案、すなわち彼らのビルの屋上でライヴを行うという案だ。それを聞いているポールはにっこり笑う。

 

屋根に上がる4人とスタッフ。さあ、ライヴに向けて風穴が空いたぞ。

 

その日の最後は「レット・イット・ビー」だ。最初はいいが、なかなかこの曲をブラッシュアップできない4人。ポールは頑張るが、ジョンから「ポール、しっかりしろ」と言われる。その後4人は屋上でのライヴを水曜日に設定する。つまり4日後である。最後は楽し気なロックンロール・セッションを聴きながらパート2が終わる。

 

ああ、よかったよかった。ビリー・プレストンがこなかったらどうなっていたか。ありがとう、ビリー、と4人はそれぞれに思っていたはずである。