hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

こうなったら行けるところまで行こう

今日は書きたいことが3つあるぞ。3つとも書いちゃおう。それで何を書こうかな、と考えている時にふと、3つには共通したものがあると思った。それは「エバーグリーンな感じ」である。日本語にするとどうなるんだろう。僕なりに書くと「いつまでも瑞々しい」かな。調べてみるか。

 

ヤフーで「エバーグリーン意味」で検索するとちゃんとあった。「エバーグリーンは、常緑、不朽を意味する英語の名詞・形容詞。音楽では『時を経ても色褪せない名曲』というニュアンスで使われることがある」だそうだ。なるほど。まあまあの線をいっているじゃないか。

 

早速1つ目にいこう。それは、いつものようにアップルミュージックがご丁寧に「旦那、いいブツがありますぜ」と紹介してくれたアルバムだ。

 

「John Sebastian and Arlen Roth Explore the Spoonful Songbook」というタイトルのアルバムなんだが、これがいいんですよ、奥さん。なぜ僕に紹介してくれたのかは不明だ。僕はラヴィン・スプーンフルは聴いていなかったから。まあ、そんなことはどうでもいい。まずは当然のことかもしれないがジョン・セバスチャンの声がいい。最初は少しクセが強いな、とかすかに思ったのだが、ずっと流しっぱなしにして聴いているとだんだん馴染んできた。

 

次はアーレン・ロスのギターが最高に気持ちいい。これは一聴して分かった。基本的にはアコースティックな感じのサウンドである。このギターがあってジョン・セバスチャンの声が絡むと何とも言えないマジックが起こる。そこに女性ボーカル(マリア・マルダーかな)がさらに絡んでくる。今の僕だからこそ気持ちよく感じるのだろう。僕も少しは豊かになった(耳が肥えた?)ものだ。「Daydream」(←名曲、ですよね?)はあえて歌わず口笛を吹いているところもオシャレだ。ちょっと検索してみるか。

 

長いな。端折って書くか。「レジェンドと匠によるマジカルなコラボレーション誕生!」だって。ジョン・セバスチャンは、もちろんラヴィン・スプーンフルの中心メンバーだった人である。アーレン・ロスは、サイモン&ガーファンクル等の数多くのアーティストに絡んできた人らしい。このアルバムはこの2人がラヴィン・スプーンフルの最も重要な曲を新たな解釈で蘇らせたアルバムということだ。きっかけはアーレン・ロスがジョン・セバスチャンに声をかけたことからだって。ジョン・セバスチャンはそんなこと思ってもいなかったから驚いたらしい。やはりマリア・マルダーも参加している。

 

このアルバムはジョン・セバスチャンのヴォーカルあり、口笛あり、そしてインストゥルメンタルナンバーあり、女性リードヴォーカルありでなんの縛りもなく自由に演奏している様子が伝わってきて、しみじみといい。これからの季節にぴったりのナンバーが続く。少し気持ちが下がっている時に聴くといいかもしれない。

 

 

いかん。こんなことしてるとあと2つ書けない。2つ目はThe Weeklingsだ。先日から気になっていると書いたが、このバンドは「ワオ!ビートルズ!?」である。ライブアルバムがアップルミュージックから届けられたのだが、3枚のスタジオ盤を発表している。そして満を持して4枚目をライブアルバムにしたということだろう。何が「ワオ!ビートルズ!?」を書けばいいんだな。

 

ライブ盤の1曲目の「Little Tease」はデビューアルバムの1曲目である。相当手応えがあったんだろう。僕もこれを聴いた瞬間にぶっ飛んだ。イントロからもうビートルズ臭がする。ヴォーカルを2人でとっているところもジョンとポールかよ、と思っちゃう。コーラスの「ワッチュア、ワッワッチュアッ」も憎い感じでビートルズファンをくすぐる。途中「抱きしめたい」のイントロじゃねーか、という一節も入れてくるから油断できない。

 

サウンドの質感は・・・そうだなあ、スミザリーンズに似ているかもしれない。しばらく「ビートリー」な曲が続くが、「うん?」と思って聴き入ってるとほんとにカヴァーとして「The Word」や「Baby You’re Rich Man」なんか入れてくる。憎いね、全く。シングルで「Paperback Writer」をやっているが、ブレイクなども入れて力いっぱいカヴァーしている。外連味たっぷりで気持ちいいよ。こんな風にビートルズをカヴァーするのっていいなって思った。

 

ジャケットを見る限りでは結構なおっさん4人組だ。しかしヤフーで検索しても日本では取り上げられていないようだ。英語の紹介文の中にはニュージャージーという言葉も入っている。アメリカのバンドなんだな。さっきの曲の他にもカヴァーしている曲があるようだ。繰り返すが、とても爽やかで気持ちのいいバンドだ。

 

 

ちょっと急ぎ足になるけど、そのThe Weeklingsの3枚目のアルバムに「Friday on My Mind」が収録されている。僕はまたしても「ワオ!」と思った。懐かしい。「我が心の金曜日」だよな。昔、ロッキングオン松村雄策が取り上げていたぞ。ピーター・フランプトンのニュー・アルバムの紹介の時だ。僕はデヴィッド・ボウイヴァージョンは聴いたことがあって「これが『我が心の金曜日』か。かっこいいぞ」と思ったものだ。早速ピーター・フランプトンヴァージョンも聴いてみたが、これもかっこいい。どこをどういじってもかっこいい曲ってあるんだ。(まだ本家のイージービーツとゲイリー・ムーアヴァージョンは聴いてない)

 

それで最初に戻るけど、この2枚のアルバムと1曲は「エバーグリーン」な感じ満載なんだよ。70歳を超えたジョン・セバスチャンの声も、ニュージャージーのおっさん4人組がガシガシ演奏する曲も、昔々の楽曲も、今でも素敵な音を聴かせてくれるんだよ。いいものを聴いた。

 

 

というわけで、駆け足で3つ書いたが、この記事が600記事目ということになる。365記事目や500記事目の時は「エライエライ。よくやった」と自分を褒めていたが、今は何というか、「あきれてものが言えない」だ。しかし、こうなったら行くとこまで行くしかないよな。毎日じゃなくてもいいから書きたいことができたら書くことにしよう。それにしても怒涛の1週間だったな。