コップから溢れ出た水

「水をコップに注ぐと段々水が溜まる。それでも注ぎ続けると水はコップから溢れ出るでしょ?その溢れ出た水が『歌』になるんだよ」(大意)。浜田省吾が言った言葉である。上手いこと言うなーと思った。なおも浜田はこう続けた。「歳を重ねるにつれ、そのコップの大きさが段々大きくなってきて、なかなか溢れ出てこなくなるんだよね」。これもなるほどなーと思った。それだけ長く続けることは難しいということなのだろう。

 

 

1960年代から現在までコップから水が溢れっぱなしであろう人が、ポール・マッカートニーである。というわけでポールについて書こう、どのアルバムがいいかなーと思って「バンド・オン・ザ・ラン」を選んだ。そして土曜日から日曜日にかけて聴き続けていた。

 

 

「やっぱりポールのドラムは最高だな。どれくらい最高かについて書いてみるか」と思ったのが、昨日の昼である。そこでふと「まさか前に書いてないだろうな」と思い、記事を検索してみた。

 

hanami1294.hatenablog.com

 

 

ちゃんとあったよ。読んでみると僕が書こうとしていたことが大体書いてある。いやあ、参ったね、今日はやめておこうと思い、読書に励むことにした。

 

 

だから前回書いた「二十世紀」を読むか、と思ったらまた本が届いちゃった。「オヤジ・エイジ・ロックンロール」という本だ。これは以前何回も図書館で借りて読んだことがある。そういえばこんなのも注文していたんだった。ちょっと読んでみるか、と思いページをめくったら、結局最後まで読んじゃった。

 

 

これについて書けばいいじゃないか、うん書けそうだなと思い、一応過去記事を検索してみるとこれもちゃんと取り上げているではないか。いやあ、参ったね。これからもきっとこういうことが頻発するだろうと思った。

 

hanami1294.hatenablog.com

 

 

 

 

今日は無理せず、何となく聴きたいレコードを聴いて過ごそうと思う。今聴いているのはエミルー・ハリスだ。最近女性ヴォーカルに嵌っている(←これも書いたかもしれない。もう恐ろしいので検索するのはやめよう)。

 

 

とか言ってるうちにエミルー・ハリスが終わったので、PFMを聴いてみようかという気分になった。

 

 

P.F.M.(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)は、1970年にイタリアで結成されたプログレッシブ・ロック・バンドである。六可レコードで見つけて、一応アップルミュージックで確認してから購入した(「幻の映像」(1973)というアルバム)。

 

 

ウィキで調べてみると、本作から国際的な展開をしたと書いてある。前作から5曲、前々作から1曲選んでリメイクし、更にインストナンバーの新曲1曲を収録したものとなっている。

 

 

一聴したところは、取っつきやすいプログレというか、キング・クリムゾンピンク・フロイドのような敷居の高さを感じさせないアルバムである。アコースティックなパートはとても気持ちがいい。こういうのもたまにはいいかな。もしかするとプログレを聴きたいなって思った時、最初に候補に挙がるアルバムになるかもしれない。

 

 

 

というところでそろそろ切り上げようと思うのだが、天気のことと妻のことを少し書き留めておこう。

 

 

 

昨日は、もう春が来たのかい?って思うくらい穏やかで暖かい日だった。気持ちよく運転できたし、買い物もできた。家の中にいても心地のいい日光が降り注ぐ。しかし、天気予報は今日から約1週間大寒気団が日本を覆い尽くすと言っている。北陸地方も大雪に注意せよと言っている。

 

 

その予報通り、今朝から激しい風雨と聞いたこともない音の雷鳴が僕の耳に届いている。ここから天気はどんどん悪くなること確定である。よって今日は引き籠り決定だと思っている。でも、もしかしたらこの後食料を調達しに行くかもしれない。迷うところである。

 

 

妻とは土曜日に病院から帰って以来、話していない。LINEで何を食べたいか聞き、それを作って寝室に運ぶだけである。ここまで人と喋っていないのは、同じく妻がコロナに罹った時以来だ。もし妻に先立たれたら、こんな生活が待っていることになる。僕としては非常に困る。

 

 

 

そんなこんなでもうすぐ正午になる。そろそろ昼ご飯を作るか。

 

 

 

 

それでは。