未来は過去に向き合うかもしれない

今日は結構挑発的なタイトルでいってみよう。

 

 

 

昨日、YouTubeを見ていたら、「Sympathy for the Devil」(Swamp Blue Edition)というブツが流れてきた。おうっ!ストーンズが「悪魔を憐れむ歌」の新しいヴァージョンを発表したか、と思い聴いてみた。

 


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イントロがかっこよくてブルージーだ。いいねぇ。そう思っていたらミック・ジャガーじゃない声が聴こえてきた。でもミックがアコギを持ってる画像も写っているしなー、と思って訝しんでいた。

 

 

そしてやっと気づいた。ミックの画像は生成AIで作られたもので、曲は音楽生成AIが作ったものなんじゃないか?そう言えば、「みのミュージック」で音楽生成AIのことが話題になってたよな、と思い検索して見てみた。

 

 

「Suno」というのが、その音楽生成AIの名前だった。何でもヴァージョン5だそうで、音質が良くなったりMIDI音源をどうたらできたりとかなり便利になったらしい。みのさんは、まず新しい音楽を作ってみようと試みた。

 

 

最初に歌詞を考える。今回は英語でやってみようということで「Song of Bicycle」と打ちこむと2パターンの歌詞が即座に出てきた。そして、「シティポップ」(←うろ覚え)と指定すると1分弱で曲が出来た。

 

 

聴いてみると、まあそれらしい音楽が流れてきた。今度はもう1つの歌詞に「ファンキー」な感じでと指定すると、これもあっという間に曲が出来た。これも「なるほどね」という出来だった。

 

 

ここまで見ていると、音楽生成AIで作られた楽曲には今のところノレないという風に思った。しかし、曲を作るうえで、この部分はAIに任せてみようということは、これから起こり得るかもしれないとみのさんは言っていた。

 

 

次に彼がしたことは、自身の楽曲のデモテープを「○○風」にアレンジしていた。ビートルズストーンズは勿論、自分の楽曲もアレンジしようとしても撥ねられるかららしい。

 

 

最初にデモテープを一通り聴かせてくれて、「じゃあこれをR&B風にしてみましょう」と言って、出来たものを聴くと、なるほど確かにそうなっている。でもなあ、どうなんだろう。曲を作って、色々なアレンジを試すときに音楽生成AIを使うのはありかもしれないが、何か指令を出して、あっという間に出来た曲が果たして世間に流布するものだろうか、と思った。

 

 

 

また、別の人の動画を見ると、「40~50曲くらい音楽生成AIで作ってみると、AIっぽさが分かる」と言っていた。その人は「なんかここで悲しい感じの曲がほしいってなった時にAIが使われるのは確実だろう」「でも(例えば)作る人が有名なら、その人に曲を作ってもらいたいって思うかもしれない」「結局AIに細かく指定するためには、音楽知識が必要になる」「AIごときに対して『ああ…もう無理だ』なんて思う人は最初から作曲をやらない方がいい」とも言っていた。

 

 

というわけで、僕は、音楽生成AIで作られた楽曲に対して疑問を抱いている。でも多分時代はどんどん変わり、ガンガンそういう音楽が巷で溢れることになるだろうとも思う。

 

 

 

そこでタイトルの話になる。僕は、もし巷が音楽生成AIで溢れたら、逆に今までの音楽が、オリジナルのものとして再評価されることにもなるんじゃないかと思っている。つまり例えて言うと、骨董品みたいな感じで、昔の音楽(ロック・ミュージックだったら1950年代~2010年くらいの音楽)を好んで聴く人も増えるのではなかろうかということである。

 

 

 

最初に書いたが、「悪魔を憐れむ歌」のスワンプヴァージョン(どうやって著作権みたいなものからすり抜けたんだろう?)は、最初はいいが、何回も聴くものではない。しかしオリジナルヴァージョンは、既に聴いたことがある人も、新しく聴いた人もこれから聴き継がれるんじゃないだろうか。つまりビートルズローリング・ストーンズは永遠に聴かれ続けられると思うのだ。骨董品として、というところは寂しい話ではあるけれど。

 

 

どうだろう?「未来は過去に向き合うかもしれない」というタイトルで合ってる?ちょっと微妙だな。

 

 

 

 

 

ところで、巷ではオアシスの来日公演が素晴らしかったと盛り上がっているようだ。僕は残念ながらオアシスにノレなかった(乗り遅れた、かな)クチなので、「ふうん」と思うだけだったが、東京ドーム2日連続満員ってすごいな。55000人×2日=110000人が見たってことになる。

 

 

今、東京ドームを満員に出来る外タレって誰なんだろう。ストーンズとかポールとかに限られるのかな。それにしてもなんでこんなに人が集まったのかというと、「2009年フジロックでオアシスを見た人の子どももオアシスのファンになったから」とサッカリンさんは言っていた。

 

 

そうか。それにしても11万人だよ。俄かの人も大勢いるんじゃない?サッカリンさんは、バルコニー席を奇跡的にゲットできたが、33000円だったらしい。みんなその値段でも行くのだと感心した次第である。

 

 

 

 

昨日今日とドジャースは無惨な負け方をした。昨日は大谷投手、今日はスネル投手で負けた。SNSでは、ロバーツ監督大バッシングだ。僕もそう思う。何回同じ負け方をしてるの?

 

 

そして瀬戸際に追い込まれた(2勝3敗)ドジャースの明後日(ゲーム6)の先発は山本由伸である。昨年から「人生を賭けた試合」を任され続け、そのたびに見事な結果を残してきた山本投手だが、今回はどうなるんだろう?ゲーム2で完投勝利を収めたものの、その時とは状況は全く違う。相手打線も相当研究してくるだろう。でも、山本で負けたんなら納得だ。ロバーツ監督には、ぜひとも我慢して変なところで交代させないでほしい。そして、もしドジャースが勝ち、最終戦まで持ち込むことができたら、大谷選手を先発で使って欲しい。

 

 

 

それでは。