hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

さり気なく18年ぶり

あー気分が悪い。全く(一部の)職員は俺を舐めてんのかね。それとも便利屋か何かのように思っているのかな。そんな凶暴な気分でザ・ローリング・ストーンズの新作「ハックニー・ダイヤモンズ」を聴いていた。今、世界中でこのアルバムを聴いている人は何百万人、何千万人といるのだろう。

 

 

うん、フツーにストーンズだよな。ギターのリフを中心とした曲は相変わらずだ。と思いながら聴いていた。ああ、チャーリーのドラムかぁ。これが最後なんだなあ。とか思いつつ聴いているとしり上がりに「いいじゃん」と思うようになった。

 

 

そしてそして最後から3番目の曲でキースの曲が始まった時は「おや?」と思った。何だかシリアスだな。次の曲はレディー・ガガをフィーチャーした曲だ。だんだん盛り上がるストーンズ節というかきっとミック節なんだろうなという曲だ。強力な女性ヴォーカルが絡むとミックは俄然冴えたヴォーカルを聴かせるな。それにちゃんと女性ヴォーカルにも見せ場(聴かせどころ)を与えるところが憎い。

 

 

そして最後の曲になった。タイトルは「ローリング・ストーン・ブルース」。何やら意味ありげなタイトルである。イントロを聴いた瞬間ぶっ飛んだよ。ゴリゴリのブルースじゃん。これは聴いている人のその時の気分を増幅させる曲だ。僕の凶暴な気分が一気に増幅された。そして再び1曲目の「アングリー」を聴く。この繰り返しになりそうだ。


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最初から順を追って書き留めておくか。今日は地獄の6連続授業である。荒行だ。僕は気合を入れて朝起きたらシャワーと洗濯をして、二度寝をした。「よしっ」と気合を入れ直し、出勤する。そしたら机上にまた付箋が貼ってあった。6年の気になるクラスの担任からだった。3枚綴りだ。

 

 

読んでみると、10月31日の授業を入れかえて欲しいと書いてある。その調整はしてあるんだって。いつもだったら「はぁ~、分かりました分かりました」と思って、「OKです」と返事を書いて相手の机上に貼っておくのだが、今日はそんな気分になれなかった。何でかな?世の中そんなに自分の思い通りになると思ってんじゃねえよ、ちゃんと補欠係の先生に話を通してからにしてくれって思ったんだろう。

 

 

職員室にその先生がいるのにも関わらず無視して自分の教室に向かった。そして午前中でフラフラになって、午後は力を振り絞って授業をして、教室に帰ろうとすると、2年担任(若くて元官僚の気持ちが優しい男性講師)が待っていて僕に言う。「教室を整頓してほしいんですけど」と遠慮がちに。

 

 

「はぁ?」と言うと「あれっ?明日の参観日に部屋を貸してくれるって聞いてますけど」とおどおどしながら言うので、「ああ、校長からその話は聞いてるよ。でも〇〇さん(もう1人の女性教諭)からは頼まれていないよ」と答えた。「えっ!」と絶句する男性講師。

 

 

可哀そうなので、「この机の物を片付ければいいの?」と言うと、。「そうですそうです」とすまなそうに答える。そして明日の準備にさしつかえないようにすると、男性講師は去っていった。

 

 

しばらくすると彼は相方の女性教諭と教室に入って来てあれこれ打合せをしている。その間僕のことは無視だ。「失礼します」も「明日お願いします」の一言もない。

 

 

勿論僕がこの教室を使っているのはルール違反である。誰が使ったって文句は言えない。でも一言あってしかるべきではないか。その時に聴いていたのがストーンズだったというわけだ。2人が去った後も僕はストーンズを聴いていた。段々腹が立ってきた。そしてラストナンバーになってその気持ちがグワーンと盛り上がったというわけである。

 

 

この曲でストーンズはスタジオ盤を終了させるつもりだろうか。少なくとも彼らの今の気持ちはそうなんだろう、と僕は勝手に推測する。そしてその終わり方は最高にカッコいいと思う。

 

 

さっきはフツーにストーンズじゃんと書いたが、このアルバムはいいアルバムだ。これをさり気なく18年ぶりのオリジナルアルバムとしてリリースするストーンズはやはり唯一無二のバンドである。

 

 

明日は土曜参観だ。今日、ビールはまだ飲めない。

 

 

じゃあ、おやすみなさい!