歳をとると、あるいは級外になると駐車場係になることが多くなる。今日は土曜参観の日だ。僕は今の学校に来てからずっと参観日等の大きな行事では駐車場係をやっている。3人だと孤立したし、2人になったらなったで気を遣う人がいた。今日は若手の外国語担当の男性教諭と一緒だ。この人には興味があるのでどういう風になるかな？と思っていたら、あちらから話しかけてきてくれた。
その前に・・・今は、駐車場係も無事終えて、職員室に居るが、事務職の男性と司書の女性がもううるさくて仕方がない。10時30分に体育館でコンサートをやるのだが、司書の女性はカメラ係だそうだ。それについて、事務職男性がイジるということを延々とやっている。女性司書はガハハと笑って答えている。一体いつ終わるんだろう。職員室がこんなんでいいのかね？どうも昨日からの気分の悪さが続いているようだ。
さあ、話を運動場に戻そう。僕は何となくこんな感じで誘導していけば上手くいくかな～くらいに思っていた。そうしたら外国語男子がここはどうすればいいのか？これはこうしましょうと、いろいろな質問や意見を言い始めた。さすが、気になっていただけのことはある、緻密な人だなぁと思った。僕達は細かく詰めるべきところは話し合い、彼はテキパキと動き始めた。いよいよ保護者の車が運動場に入って時間である。
最初はポツポツと来るので楽ちんなのだが、10分もすると結構な数の車が次から次へとやって来る。僕と外国語男子は声をかけながら手分けして順調に車を捌いていった。正味30分くらいだったかな。運動場一杯に車が整然と並べられている。俺達いい仕事をしたじゃあないか。なぁ、と新しい相棒を見て思ったのであった。
そこから校内に戻り、しばらく廊下で保護者に教室の案内をしていたが、もう終わりそうだったので職員室に戻って（いつもの教室には入れない）、事務職男子と司書女子のくだらない会話を聞きながらこうして記事を書いているのだ。
教育講演会という名のコンサートが始まったようだ。そろそろ教室に行くか。コンサートには行かないつもりだ（ヒューマン系っていうのかな？そういう匂いがプンプンしたので。それに人が沢山いるところにはいたくない）。外国語男子も行かないと言っていたが、教頭に仕事を頼まれしぶしぶ体育館に行った。
僕は昨夜上手く眠れなくて遅い時間に頓服を飲んだ。だから眠い。というわけで思う存分眠らせてもらった。コンサートが終わったらホントは後片付けに参加すべきなのに体は動かなかった。しゃーない。ごめんよ。
12時過ぎに職員室に向かったら校長と出会った。彼女は「もう帰っていいんやよ」と言う。そうなん、じゃあありがたく帰らせてもらおう。と言い帰途についた。その前に書いとくか。教室を出る前に、僕の教室を使った2年担任がやって来た。僕は机に座り記事を書いていた。そしたらもごもごとした声で「片付けは、月曜日でいいですか？」だって。まずは「ありがとう」からだろう？と偉そうに思った僕であった。ああ、早く元に戻ってくれ。もう2年生とは関わりたくないぜ。
お腹が空いていたのでどこかいい店はないかなと思いながら旧国道を走っていたが、どこも満員だ。コーヒー屋に寄ろうと思ったらいきなり大雨が降ってくる。ついてない。こういう時は酒のやまやだ。（よく分からないがそう思ってしまった）
酒のやまやでマイヤーズラムとトニックウォーターとミックスナッツを買う。さあ、次はどこに行く？スーパーに行かなきゃ、と思いそちら方面に向かったのだが、ふとハードオフに行ってB&Wのノーチラスの姿を拝みたいなと思い、途中で進路を変更した。
ノーチラスはまだ売れていなかった。じっくり見て「うーん、やはりかっこいいなあ」と思い、「３年後くらいに僕の家に来るんだぞ」と念をかけておいた。さて、ここまで来たんだからちょっくらレコード棚も見ておくか。この店は久し振りだしな。
やはりレコ―ド棚は侮れなかった。前になかったブツがたくさん置いてある。昨日まで探していたボブ・ウェルチのアルバムもある。素晴らしい偶然だ。うーん、どうしよう。と思いながらボブ・ウェルチのソロ2作目、イーグルスの活動前半のベスト（ホテル・カリフォルニアは入っていない）、ボブ・ディランの「セイヴド」を買っちゃった。僕はお金で今の気分を解決しようとしているのかもしれない。
その後スーパーに行き、肉をメインに買い（野菜は明日買う）、家に着いた。妻は家に居た。着くなり僕は「ごめん、今ピリついとるんや」と言った。妻は「分かった。外に出てくるわ」と言ってくれた。ホントにありがたい話である。何回も書いているが、決して妻のことを邪険に思っているわけではない。純粋に１人の時間が必要なだけだ。そういうわけで今は少し気分を持ち直して記事を書いている。妻はピアノ教室の日なのであと４時間弱のんびりできる。
妻は17時過ぎに帰ってきた。その頃には大分落ち着いていたのでめでたし、である。その間僕は買ってきたイーグルスのベスト、ディランのセイヴドを聴き終わっていた。
イーグルスは最初は「テイク・イット・イージー」なんて言ってるが（これはこれでいい曲である）、徐々に疲れが感じられる曲調になる（これもこれで悪くない）。「ホテル・カリフォルニア」で疲れのピークに達したのだろう。
ディランの方は、大体のリスナーからは抹殺されているアルバムだと思われるが、とんでもない話である。タイトル曲だけでも一聴の価値がある。ゴスペル3部作と言われた2作目である。まあ、女性ヴォーカル隊がゴスペル臭を出してはいる（特にB面）が僕には許容範囲だ。
もう一人のボブであるボブ・ウェルチの方は妻がピアノ教室に行ったら爆音で聴こうと思う。楽しみである。
まだアルコールには手を出していない。もうそろそろかな。
じゃあ、そういうわけで終わります。日曜から7日連勤なんて、僕でも出来ちゃうのだ。明日はもちろん学校には行かない。
