OK、僕でも対応できた

今朝は起きてからずっとピリついていた。何故だろうと自問自答してみると、やはり1限目に補欠授業が入っていたからだと言わざるを得ない。妻には悪いことをしてしまった。でも彼女が出勤した後、本気で「今日は行けません」と学校に電話しようか考え込んでしまったほど気が重かった。

 

 

とか言いつつも結局いつも通りの時間に学校に向かったんだけどね。あー嫌だという気持ちは一向に無くならない。思わず頓服を飲んでしまったよ。最初の入り方はどうしよう、などと考えているうちに始業のチャイムが鳴ってしまった。

 

 

いかんいかんと思いながら教室に向かった。僕が補欠を頼まれたのは、特別支援教室だ。そこに在籍している5人全員を支援の先生1人と見なければいけない。それぞれ学年が違う。号令をしてからみんなにプリントの用意をさせた。すぐに目についたのは、何でもかんでもに毒づく男子児童だ。

 

 

その児童は姿勢も保持できずにだらんとしている。それを横目で見ながら6年児童に声をかける。「難しそうだな~。分からなかったら言ってね」。肯く6年男子。1年女子はまだ僕に馴染んでいない。当然か、と思いつつ声をかける。これはもう少し静観していた方がいいな、と思った。

 

 

一番声をかけやすいのは、3年の社会に参加している女子児童だ。そこにいき、「あれまあ、難しそうなテストだねえ。途中だけど、丸をつけてもいい?」と尋ねると素直にプリントを出したので褒めたり驚いたりしつつ丸をつけた。「全部正解だよ」と言い。その場を離れる。もう1人いる。わり算のプリントに取り組んでいる。この児童もまだ僕がどういう態度を取るか探っている。軽く声をかけてから1年女子児童のプリントに「上手!」と大げさに驚きながらと花丸をつけた。いよいよ毒づき児童のところに行かねば。

 

 

その児童は800÷4の問題に難儀していた。27と答えを書いていたので。8と4に〇をつけ、「8÷4をしてごらん」と言った。児童はまた僕に対して毒づき始めたので、その子だけに届くように「何?今の言葉?そんな言葉遣っちゃいけないんじゃない?」と軽く恫喝(あるいは指導)した。そこを離れてまた他のところに丸をつけに行って戻ると、ちゃんと200と正解が書いてあった。「やったぜ、〇だよ」と言い、〇を付けた。次は540÷6である。「今度は54÷6をやってごらん」と言う。大丈夫かな?と思っていると机から何か出そうとしている。僕は「何を使ってもいいよ」と言うとかけ算表を出してきた。「おっ、いいものあるじゃないの」と言うと、すぐに答えを見つけて90と正解を書いた。それに〇を付ける頃には1年女子が「先生、できたよ」と言い出す。振り向いて再び花丸だ。こっちは攻略したぞ。

 

 

さあ、次は6年生だ。ちゃんと問題を解いていたので「正解。すごいね」とだけ言って〇を付けた。

 

 

とまあこんな風にあっちへ行ったりこっちへ行ったりして〇を付けるうちに、僕という存在に馴染んだのかみんな集中してプリントに取り組むようになった。途中、横目で支援員を見たら「OK」のサインが出たのでホッとしたよ。残り10分になったので、「じゃあPCをやりたい人はやってもいいですよ」と言うと、1人を除いてみんながPCを出してタイピングの練習を始めた。

 

 

1人だけ自由帳を出し、絵を描きたそうにしていたので、「おっ、その絵見たいな」と言うと毒づき男子が「授業中に絵、描くのだめやしー」と言い始めたのでピシャリと「今の時間はhanami先生が担当なのでOKにします。(担任の)〇〇先生には先生から言っておきます」と言うと諦めたようだ。そして「俺、タイピング上手いんやし」とか言うので「そうなんか、それはすごいね」とか何とか言って付き合っているうちに少し心も解れたようだった。

 

 

とまあ、こんな風に1限45分を無事過ごすことができた。僕としては結構頑張ったんだけど、と思い再び支援員を見ると小さく拍手してくれたのでまたしてもホッとした僕であった。今の僕でも特別支援教室の児童に対応できたことが分かっただけで嬉しかった。文章力がないので細かい機微とでもいえばいいのかな、そういうものを書くことができなかった。しかしこのような児童に必要な、声の大きさや調子とか、間の取り方とか、声をかけるタイミングとかが上手くフィットしていたのだと思う。(←自画自賛

 

 

しかしこれで1日のエネルギーの半分以上は使った。あと3,4限目には6年の社会だったが、まあ何とか乗り切ることができた。ホントはちょっとピリッとしたことがあったんだけどね。書いちゃうと、僕が気になっているクラスの方の担任が給食準備を早くしたいから15分早く終わってくれと言われたんだよ。今日、僕はかなり詰め込んだ授業を計画していて「これ、45分でできるかな」くらいに思っていたので「6年だろ、給食くらい大丈夫だろ」と思ってしまったのだ。

 

 

だからかもしれないが、超高速で授業をしたら、何とか30分で予定の学習までいくことができた。しかしどれくらい定着したのかは不明だ。

 

 

これで僕の残りエネルギーは尽きた。予定では、午後はみんな出張でいないので計画訪問の指導案を仕上げる予定だった。だったんだけどねぇ~。もうダメ、頭が回らないと思った僕は午後から3時間年休を取ったのであった。

 

 

向かった先はレコード屋である。昨日の記事に対してJUNさんがアストラッド・ジルベルトのファーストがいいと書いてくれていた。確かあの店に彼女のアルバムがあったはずだ、行ってみっか、となったわけだ。見つけたは見つけたんだけど、ベストアルバムだった。800円かぁ、これは買いですな、と思った僕はそこでやめておけばいいものを他にいいブツがないか探し始めてしまった。そしたらツェッペリンのセカンドを見つけてしまった。まあ、いつかは買おうと思ってたんだけどね。今じゃないだろう、今じゃ。でもなあ、出会ったんだからしょうがない。これも買いました。

 

 

今、アストラッド・ジルベルトのベストを聴きながら記事を書いているんだけど、「おいしい水」かな?「ディヴァディヴァ」ってやつ。これ、いいね。それにA面1曲目は「イパネマの娘」だったんだけど、鳴った瞬間部屋の空気が変わったよ。僕はイギリスの女性ばっかりのロックバンド、ザ・レインコーツを思い出したな。

 


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この脱力したウィスパーヴォイスっていうの?これはレコードで聴くと染みるね。妻にはまだ内緒にしておこう。なんてったってヘレン・メリルも1人だけの時に聴いているもんでね。バレたらまた何か言われるに決まっている。

 

 

今日も1日が終わろうとしている。黒麻婆を作って食べて、明日の地獄の1~6限という荒行に備えるのだ。

 

 

それでは。