hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

魂がしばらく戻ってこなかった

今日、記事をアップしたということは、3の1での授業に勝利したことを意味する。ふっふっふっ。しかしながら、である。3限6の2,4限6の1、5限5の1は破綻しなかったとはいえ、何だか締まりのない授業だった。それが精一杯だった。児童には申し訳ないことをした。それくらい3の1での授業で魂が抜かれた。まだ僕の魂は戻ってきていない。

 

さあて、授業を振り返ろうかな。僕は1限目にざっと今日の予定を考え、2限目に備えて想定されることをメモしておいた。こんなことをしたのは初めてである。

 

2限目が始まる5分前に教室に行くと、数人の子ども達が「ハロー!」と言ってにこやかに手のひらを向けてくる(1限目は彼らにとって初めての『外国語』の授業だったからだと思われる)。僕も「ハロー!」と言ってハイタッチする。それを何人もの子ども達とした。どうやら僕は今のところ受け入れられている様子だ。そうこうするうちに支援員の方も教室に入って来た。さあ、第1の関門だ。チャイムが鳴った。

 

僕は黙って子ども達の様子を見ていた。ストップウォッチをセットして。支援員の先生は「ほら、チャイム鳴ったよ。座らんなんよ」と言っていたが僕は黙っていた。そして25秒後、みんなが静かになった。第1関門クリアだ。号令係の子が元気よく号令をかけるとみんなも元気よく挨拶をした。

 

僕は「今、2つ素敵なことがありました」と言って先生が言わなくても25秒で全員座れたこと、昨日言った聞き方が今も出来ていることを褒めながら黒板に花丸を2つつけた。これならイメージしてた授業ができそうだ。

 

他のクラスでもやったように「じゃあ、先生の真似をしてごらん」と言って指を組んで・・・といういつもの実験をした。隣のクラスと違ってみんな意味が分かったようだ。「みんな違うんだよ。でもそれでいいんだよ」と言った後、「でもだからと言って何でもしていいわけじゃない」「暴力、暴言、からかいは許さない」ことをはっきり伝えた。クラスで一番気になる児童も話を聞いていた。

 

その後、ノートを出させて「社会ってどんな勉強なんだろう」という今日の学習に入った。少しずつ集中力が落ちてきたが、「どんな仕事があるだろう?」「ノートに書いてみて」と言って作業をさせることでまた盛り返すことができた。

 

気になる児童には支援員が付いていてくれる。僕は安心して全員の前で話し、席を回って丸を付けることができた。その後、発表した時も元気な声で発表する姿が見られた。

 

駆け足で書いてみたが、大体こんな感じで授業をすることができた。話を聞く、考える、書く、話す、という授業に必要な活動はできた。最初に肯定から入ったのも良かったのかもしれない。45分間、とにかくいろいろな声色を使ってみんなを励ましたり、叱咤激励(威嚇だったかも)したりして何とか子ども達の集中を切らさないようにした。

 

それに昨日、教室に入ったのが効いている、と思った。行ってよかった。もし行かなかったらこんな風に授業はできなかっただろう。

 

こうしてこのクラスの最初の授業が終わった。明日もこのクラスで授業がある。隣のクラスではPCを使ったが、どうしようかいまだ思案中である。

 

 

 

帰宅して2時間が過ぎようとしている。この間大谷翔平の番組の続きを観て、WBCのメキシコ戦のハイライトを観て、やっと気持ちが戻ってきたようだ。今からシャワーをして洗濯をして夕食を作らなければいけない。できるだろうか?

 

それにしても木曜金曜はしばらくこんな戦いが続くのだ。そしてこれから更にあの子達を育てるためには、僕の空き時間にこのクラスに顔を出す必要がある。そこまでやれればいいのだが、まあ無理は禁物だ、と同時に4月中に何とか彼らを手中に収めたいという気持ちもある。全く精神疾患持ちには酷な仕事だぜ。

 

 

 

 

今日、村上春樹の新著「街とその不確かな壁」が届いた。今はとても読む気力体力はないが、土日に読み耽りたいものだ。音盤祭にも行きたいしなぁ。ゆっくりもしたいし、「ゴッドファーザーパート2」も観たい。全部はやれないだろうが、とにかくリラックスできるように努めたい。

 

 

以上で今日の戦いの報告を終わります。じゃあね!