只今18時4分。今日は、いや今日も頭をフル回転させた1日だった。そこら辺はあとで書き留めておくとして、まずはヘレン・メリルである。ブログはブログで頭をフル回転させるぞ。
ジャズの歌ものはニーナ・シモンを何曲か聴いただけだった(ニーナ・シモンは「ジャズの歌もの」で合ってます?)。それでなぜヘレン・メリルなのかというと、例のあれである。中山康樹の「ジャズの名盤入門」である。その本の3番目に紹介されているんだよ。これはチェックしなきゃ、でしょ。
というわけで今まさに「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」を聴いているわけだが、タイトルの通り1曲目が始まった瞬間に今日の出来事は吹っ飛んでしまった。別の世界というよりも、もうひとつの現実っていうのかなあ、そこに連れていってくれる。さすがに3番目に紹介されているだけある名盤だと思う。
「ウィズ・クリフォード・ブラウン」というのがまたよくて、1曲の中に歌パートとピアノとかトランペットが活躍する場面がちゃんと設定されている。。それが、気持ちいいんだよなあ。どちらも楽しめるというか。
そうそう、ジャケットがまたかっこいいんだよ。マイクに思いっ切り顔を近づけたヘレン・メリルの表情がたまらん。目は半開き、眉間に皺寄せて歌う瞬間を切り取ったものだ。それで、外せない名曲がA面2曲目の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」である。
↓↓↓
ここは中山康樹に任せて僕は手だけ動かすことにしよう。
「イントロは、その時の気分によって『ピンク・パンサー』のテーマ曲をジャズに転化させたようにも聴こえる。そこからメリル必殺のハスキー・ヴォイスで『ゆ~びそ~~、な~いす』の第一声。平仮名で歌っているように聴こえる。。ともあれ、この艶、知的に濡れた表現力、まさしくヘレン・メリルはこの日、天才だったと実感する」
「次にジミー・ジョーンズの抑えたピアノ・ソロにうつり、2分6秒、この日に限らず天才だったブラウンが輝かしいトランペットとともに天空から舞い降りてくる。クインシー・ジョーンズの編曲が最高に光る瞬間だろう」
とまあ、次から次へとヘレン(当時24歳)、ブラウン(当時24歳)、クインシー(当時21歳)に対する賛辞が続くのだ。これに乗せられて僕もウットリとしながら聴いている。でも聴くのは実は2回目なんだけどね。でも確かなことは一家に1枚のアルバムである、ということだ。
デヴィッド・ボウイの次はこのアルバムになりそうだ。でもこのアルバムは朝聴くより、仕事に疲れて帰ってからの方が沁みるように思うな。
さて、その仕事のことも少し書いておこう。
今日で5年、6年の4クラスは、僕が教室に入る前にもう学習を始めている状態になった。まずは形から入ろうという僕の作戦はまあまあ成功したと言える。次の作戦はかなり高いハードルだ。
単元を貫く「問い」をこちらから提示し、それを常に意識しながら学習に取り組む。これが次にしなければいけないことだ。例えば「戦国の世から天下統一へ」という単元では、「織田信長と豊臣秀吉、どちらが天下統一に貢献したと思う?」とかね。
これは正直言ってネットで検索したり教育書を読んだりしなければそうそう思いつかない。そこまで俺の神経は持つのだろうか?はなはだ疑問であるが、体の続く限りやっておきたいことである。6年の歴史は比較的考えやすいんだけどねー。
昨日言われていた補欠授業はなくなった。よって1~4限を全力で授業した。そしたらもう疲れ果てちゃって、給食を食べたら横たわるしかなくなった。今までの僕だったらそのまま年休にしてさっさと帰っただろう。しかしプリント作りは容赦なく僕を襲ってくる。
15時になってようやく重い体を起こすと1時間みっちり集中して5年生の分のプリントを作ることができた。プリントアウトしたものをチェックして明日印刷できれば、しばらくは持つ。
明日は午後、担任と管理職は全員校外で研修する。よって午後の授業はない。この午後の時間に計画訪問の指導案を仕上げるつもりだ。できるだろうか。明日こそさっさと帰っちゃったりして。
ここ2週、水曜日はブログお休みの日だったが、今日は何だか書きたくなった。こういう形でのフル回転ならできるんだけど、仕事ではなかなか難しいものである。
というわけで今日も19時前後に記事をアップして、洗濯物を干して、夕食を作ろう。今日は「パリピ孔明」の放映日だ。楽しみである。
じゃあね!