hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

悩んでいる

11月13日の計画訪問の指導案はもう提出したというのに、まだ悩んでいる。町人の文化や新しい学問に寄与した人物のPR文を書くという学習なのだが、内容自体はOK、それでいこうという気持ちになっている。問題は自由進度学習の仕方だ。

 

 

今までは、僕の作ったプリントの解決に向けてグループを作り、問題を解いてきた。その後、それぞれが動画を観たり、PCで自分が調べたいことを調べたりして学習を深めて(←あんまりこういう言い方はしたくはないが)いた。つまり、グループ→個人という流れで学習してきた。しかし本時はある人物についてのPR文を書くという学習である。

 

 

グループ内で別々の人物のPR文を考えるっていうことに、話し合いって生まれるのかなあ、グループでワイワイ言いながら同じ人物についてPR文を書く活動の方が話し合いは生まれるよなあ、うーん、どうしようってな感じである。

 

 

となるとこのグループではこんなPR文になりましたって発表するよな。それはそれでいいのかな。その後でじゃあ(別の人物について)一人で考えてごらんっていう風にすればいいのかな。

 

 

となると、前の時間に本時の学習のお知らせをして、現時点のグループで誰のPR文を書くかも決めておいた方がスムーズに本時の学習に入ることができる。本時はそのグループでPR文を1つ作り、個人でもう1つ作ることになる。

 

 

となると、指導案も書き直さなければいけないことになるな。もう発送したから間に合わないけれど、当日教室の入り口に「こんな指導案でいきま~す」って新しいのを置いておかないと不親切だよなあ。

 

 

書いているうちにこっちの方がいいような気がしてきた。

 

 

こんな風に悩んでいるのは、僕が未だに自由進度学習についての具体的なイメージを持てていないからだ。2学期に入って、①とりあえずやってみる→②形から入る(その単元で学習するプリントは事前に配っておく、チャイムが鳴ったらすぐに始める)まではやった。しかし次はどうすればいい?という段階である。

 

 

極端に言うと、グループを作ることによって「どうせ誰かに聞けば教えてくれる」という気持ちが蔓延していて、自分から学習しようという気持ちが感じられないのだ。もっと言うと「勉強ってこの程度でいいのだ」と思って活動している児童が多くなっているように思う。僕は学習の目的は「自立・自律」だと思っているので、どうも今の学習形態がしっくりこない。

 

 

つまりは迷走しているわけだ。体裁は整えたけれど、次はどうすればいいんだ?

 

 

せっかくの計画訪問なんだから、そこら辺の糸口が見つけられるようにしたい。そのためにさっきから考えているわけだが、うーん・・・って感じである。大体午前4時にこんなことを考えているとろくなことはない。もう少し頭が回転する時間帯に考えてみたい。

 

 

 

 

もっと楽しいことも考えてみよう。ストーンズである(←まただよ)。新作がフツーにいいアルバムだと書いたが、それってかなり異常な事なんじゃないかなって思ったので、そこら辺について考えてみたい。

 

 

だって何十年もやってて、その間にプログレやらグラムやらパンクやらグランジやらヒップホップやらオルタナやらいろいろな音楽が出てきて、それでもなお新作が古く感じないって、一体どういうわけなんだ?って思わない?

 

 

いやいやストーンズは普遍的な音楽を創り続けているんだ、時代を超えているんだという人もいるだろう。確かに彼らはブルースから始まって、その軸がブレることはない(多分)。でもその一方でレゲエやらファンクやらディスコビート等の音楽も取り込んできたではないか、そうやって新しい音楽にも目を配って生き延びてきたんだよ、と言われればうんうんそうだよな、と思う。

 

 

一番わかりやすいのはよく言われているように「サム・ガールズ」というアルバムであろうか。このアルバムでストーンズは(というかミック・ジャガーは)、ディスコビートを取り入れた「ミス・ユー」を作り、アルバムの1曲目に配置し、シングルでも発表した。

 

 

当時パンク・ロックの嵐が吹き荒れていた中でストーンズが提示したのがディスコビートの導入と、全力でロックナンバーを演奏することだった。「サム・ガールズ」にはそんな曲がたくさん入っている。そしてこの作品は多くの人に受け入れられた。

 

 

それまでは、ものすごく乱暴に言うと1960年代末の貯金を使ってアルバムを作ってきたストーンズが時代の波に真っ向から立ち向かった作品が「サム・ガールズ」だったとも言えそうだ。

 

 

その後、ストーンズのターニング・ポイントとなった作品はなんだろう?うーん、「タトゥー・ユー」になるのかな。「スタート・ミー・アップ」はその後ずぅっとコンサートの定番曲になったもんな。でも「タトゥー・ユー」自体は昔の曲の寄せ集めだったからなー。よく分からん。

 

 

 

時代は飛んで2000年代のストーンズにいってみよう。

 

 

スタジオ盤

 

2005年:「ア・ビガー・バン」

2016年:「ブルー・アンド・ロンサム」

2023年:「ハックニー・ダイヤモンズ」

 

 

これだけである。ライヴ盤はどうだろうか。

 

 

2002年:「フォーティ・リックス」

2004年:「ライヴ・リックス」・・・2002年からのツアーの音源

2008年:「シャイン・ア・ライト」・・・2006年の音源

?  年:「ア・ビガー・バン」

?  年:「リックド・ライヴ」

2023年:「GRRR LIVE!」

 

 

僕が調べた限りでは2000年代に行ったライヴ盤は以上の6枚だ(そういえば「スティッキー・フィンガーズ」の再現ライヴもあったな)。それに加えて「エル・モカンボ」の完全版だの「スティール・ホィールズ」のライヴ盤だの2000年以前のライヴもバンバン発表している。発表しているということはそれだけツアーをしていたということだ。ここに「ハックニー・ダイヤモンズ」が現代でも何の違和感もなく輝いている秘密があるのかもしれない。

 

 

発表されているライヴ盤を全部聴いたわけではないが、ストーンズはいろいろなゲストを呼んでいるし、昔の曲にもチャレンジしている。つまり昔の曲をブラッシュアップし、その時輝いている人をゲストに呼んで「今」と戦っている。スタジオ盤を発表していないからと言って、のんべんだらりと過ごしていたわけではないのだ。ミックの「どいつが今キテるんだ?」という嗅覚の鋭さも、キースの何とかして昔の曲を蘇らそうという執念もライヴ盤から感じとることができる。

 

 

というわけで、改めて「ハックニー・ダイヤモンズ」と同じくらいの熱量でライヴ盤をチェックしてみようと思う。きっと発見があるはずだ。

 

 

またストーンズネタを近日中に書きそうだな。

 

 

 

今日はこれでおしまい。しっかし朝に仕事のことを書いてもダメだね。「こうすると」「そうして」とか「ということは」とかそんな言葉ばっかり遣ってるよ。