hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

老後シミュレーション2 かなり妄想している編

遠足の帰り道、バスの中でうとうとしながら、夢のようなものを見た。夢の中で僕は店の主人となって切り盛りしている。ふっと目を覚まし、今見た夢を反芻してみる。悪くない。僕の妄想癖がムクムクと起き上がってくる。店か。やるんなら早い方がいいな。60歳にはもう出店しているべきだろう。昼の店だろうか、それとも夜の店だろうか。できれば、昼も夜もやりたいものだ。昼は気が向いた時に開店しているコーヒー屋さん。夜は土日休業のちょっとした居酒屋さんでどうだろう。場所はあそこだ、僕がよく行っていた中国茶屋さん。まだ空いている。家から車で10分もかからない。そんであそこら辺の住人が気楽に来ることができる店になるといいな。

 

まず必要なのは腕だ。コーヒーを淹れる腕、料理を作る腕。これを今から修行するのか。大丈夫だろうか。コーヒーは難しそうだ。早くも諦める僕であった。じゃあ料理は?料理学校に行くことになるのかな。半年くらい毎日通うとモノになったりするかな。本当に実現するまでの道のりといったらそれはもう大変そうだ。でも妄想だからいいか。どんどん広げていこう。次に必要なのはお金か。退職金はなるべく手を付けたくない。となると今からかなり貯金に精を出さなければいけない。首尾よくお金の算段がついたら建物を手に入れ、中を改装しなければいけない。手続きなんかも大変そうである。でも頑張ろう。従弟に助けてもらおう。

 

うーん・・・と、僕は無事料理学校で腕を磨き、建物を購入し、リノベーションして夜の居酒屋を開店することになった。ここから始めよう。

 

午前中に買い出しに行き、その足で店に行って仕込みをする。大皿(5皿ほど)にどっさりとその日のおすすめを作っておく。大皿はお客さんが勝手に取るシステムにするか。メニューは基本的にない。僕におまかせでよろしく、というやつである。肉や魚はあんまり出さない。かと言って健康食みたいなことはない。炭水化物料理もバンバン作る。

 

そんなこんなで、あまり社交的ではないが、なかなか家庭的で美味しい料理を作る僕の認知度は徐々に上がってくる。馴染みの客も増えてきた。収支は大体トントンだ。別に儲けようとは思っていないからこれでいい。儲けることより、心地よい空間づくりを心がけたい。となると、音楽も重要な要素になる。これを機会に色々な音楽を聴いて、自分の好みの音楽ばかり流さないようにしたいものだ。

 

今日の営業時間もそろそろ終わりかな?「コーヒー飲んでく?」とまだいる馴染みの客に言う僕。「ぜひぜひ」と言われ、さて作るか、と体の向きを変えると、最近店に来るようになった若い女性2人組が「あのー。私たちもコーヒーを飲みたいんですけど、いいでしょうか?」と言ってくる。もちのろんである。彼女達とは音楽の話で盛り上がった。これからも来てくれると嬉しいな。馴染みの客も彼女達との会話に参加して嬉しそうである。

 

店が軌道に乗り始めた頃から、午後の空いた時間にギターの練習を店でするようになった。その頃までには今よりは上手になっていた僕だがギター教室は相変わらず通っている。(先生は当然お客さんとして取り込んだ)誰かここでアコースティックライヴをしてくれないかな?それか、有名どころに人と仲良くなって、講演会というかトークライヴでもしてもらうか。たまには昔世話になったサカグチ先生にも教育についてお話をしてもらおう。高齢で家から出るのが難しいそうなら、リモートで出演してもらおう。居酒屋という範疇を超えつつあるのかもしれないが、面白そうなことはやってみたいという心境になっている。

 

となるとやっぱり昼の時間はコーヒー専門店をしたいな。バレないようにひっそりとやろう。その時は僕がかけたい音楽を鳴らすのだ。昼のお客は日中ということもあってご年配の人が多く来そうだ。それから昼も営業していると聞きつけた近くの主婦に「ここで〇〇教室を開きたいんですけど」と言われる。僕は快諾し、いろんな教室が小ぢんまりと開催されることになる。時々僕も料理教室を開くようになる。日々充実した時間を過ごし、僕史上最大に友達の輪が広がることになる。

 

夜の部の方も忙しくなってきたな。ここはひとつ、アルバイトを雇うか。対象はこの町に住む高校生だ。高校生だから17時から21時までの4時間にするか。その子(勝手に女性に決めちゃってる)にも料理やいろんなことを教えるのだ。

 

そうこうするうちに僕が昔小学校の教員をしていたことを聞きつけたご近所さんが、うちの子の家庭教師をやってくれないかと言ってきて困ることになる。どうしようか。やってみたいけれど、時間が無い。でも期待に応えたい、あるいは気が弱い僕は仕方なく土日にここで塾のようなものを開くことになる。せっかくだから妻と一緒にやるか。妻は未だに教員という設定だ。晩御飯は、このお店でいつも食べている、ということにしよう。

 

店名はどうしようか?「hanami」でいいかな。「花見」だと意味が限定されるからな。

 

 

僕はこれからもいろいろな老後シミュレーションを妄想し、こうして発表することになるだろう。お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

ああそうだ、忘れていた。今日ディズニープラスに再入会した。ドラマ「セックス・ピストルズ」を観るためだ。小1時間で6話くらいかな。楽しみだなあ。ついでと言っちゃあ何だが、YouTubeのプレミアム会員にもなっちゃった。際限のない奴である。

 

じゃあね、おやすみ。