無題

僕の家のリビングにはジムに置いてあるようなでっかいルームランナーがある。天候が不安定なので、病休が始まってからはひたすらそれを使って歩いている。そこからはテレビも観られるように設置してあるのだが、僕はずっと音楽を流し続けて歩いていた。そのための「気持ちが奮い立つ」プレイリストも作った。

 

運動するのはいいのだが、やはり相変わらず上手く眠ることができない。すると妻から「これ読んだら」と言われて「プレジデント」を渡された。妻はこういうビジネスマンがよく読む本?が好きでよく買ってくる(アエラとか)。それから「あなた、ちゃんと寝てるわよ」とも言われた。

 

どれどれ、と僕にしては珍しくプレジデントを手にとり、ペラペラめくって読んでみた。確かに興味深い。「実は、あなたは自分の『最適な睡眠時間を知らない』」か。「眠れないと訴える人が『本当は寝ていた』という研究結果」だと?僕はこれなのかな?

 

僕の関心をひいたのはやはり「うつと睡眠」のページだ。「うつ」というとすぐに僕は「セロトニン不足」という言葉を連想するが、最新の研究によると「ミクログリア仮説」あるいは「脳の慢性炎症仮説」が注目されているらしい。

 

「脳の慢性炎症」ってなんか怖いな。妻によると「うつっていうのは『脳に傷がつくこと』」なのだそうだ。そしてその傷は「一生治らない」そうだ(←誰かの受け売り)。「傷がつく」と「慢性炎症」はちょっと似ている気もする。僕は、双極性障害と診断されてはいるが、自分のうつ状態を自覚することはほとんどない。それより「あ、今、躁状態になっている。気をつけないと。でも止められない」と思うことの方が圧倒的に多い。

 

病休中にこんなのばかり読んでいてもつまらないので、これくらいにしておこう。何だかこれからのブログは「つげ義春日記」みたいになるかもしれないなあ。日常の些末な出来事をつらつら綴るような感じの文章に。それはそれでよしとするか。

 

でも音楽のことも書こう。今日はジョー・ストラマーを少し書いてみるか。

 

クラッシュ時代のジョー・ストラマーの声を聴くと「何かが始まる気」がしたものだよ。と言っても最初は「暑苦しい声だな」と思っていたがいつごろからだろう、3rd「ロンドン・コーリング」(1979)のあたりからかっこよく聴こえるようになってきたのかな。しかし反対のことを言うようだが同時に彼が「疲れた・・・」と言っているようにも聴こえる時があった。これは4th「サンディニスタ」(1980)以降は特に顕著だ。この疲れた感は後年どんどん強まっていく。でもこの2つの相反する気持ちを起こさせるところがジョー・ストラマー唯一無比の魅力である。

 

なかでもグッとくるのは「サンディニスタ」収録の「レベル・ワルツ」だ。

 

♪炎の中から生まれた戦いの歌 無法者たちは空にワルツを舞う

♪俺たちが戦っている最中に知らせが届いた

♪戦争には勝てなかった

                        (すみません、誰かの訳です)

 

映画「Mr&Mrsスミス」の挿入歌でもあるジョー・ストラマー&メスカレロスの「モンド・ボンゴ」(←ブームタウン・ラッツのアルバムにもあったな、このタイトル)のヴォーカルの疲れようも尋常ではない。

 

チェックメイト、ベイビー 神は私たちと私たちの家を祝福します

♪私たちは歩き回る 今私たちを家に連れて行く、フラキト

                         (すみません、これも・・・)

 

よく分からない歌詞だ。「チェックメイト、ベイビー」と弱々しく歌うジョーはどこを見てそう歌っているのだろう。

 

今年の3月26日に「Assembly」というタイトルで「ベスト・オブ・ジョー・ストラマー」みたいなのがリリースされたがそこに「レベル・ワルツ」も加えてほしかったな。