役者が違いすぎる

3回表終了時点で、4打数3安打5打点。これが昨夜の大谷選手の成績だ。安打の内容は、1打席目は2塁打、2打席目は本塁打(4打点)、3打席目は単打(1打点)である。3打席終了時点で、サイクルヒットに王手がかかっていたことにもなる。どうなっとるん?ってくらい凄い。

 

 

 

今日は腰を据えてゆっくり書いていこう。昨夜はWBCの日本対チャイニーズタイペイの試合が行われた。日本にとってはこれが初戦である。

 

 

メジャー組が参加した練習試合(2試合)で、大谷は1番と2番で起用されたが、本番では1番として起用された。この井端監督の選択がバッチリはまった。

 

 

1回の表、プレイボールの直後に1番バッター大谷は、初球を捉えて弾丸ライナーで2塁までいく。これで球場の空気が一気に変わった。練習試合でノーヒットだった大谷がいきなり2塁打。球場もベンチ内も日本中も「いける!」と思ったはずだ。

 

 

結果的には、この回は無得点に終わり少し嫌な雰囲気になったが、先発の山本由伸はそんなことは意に介さずピシャリと3者凡退に抑える。そして問題の2回表の攻撃が始まる。

 

 

まず先頭の村上が四球。続く牧が左前打、そして源田が死球と無死満塁になる。若月がキャッチャーフライで1死満塁。ここで大谷登場である。悪くても外野フライで1点とれればいい。でも最悪ダブルプレーでおしまい、という場面も今まで見てきたからなあー、でもホームランもあるかもって誰もが思っていたはずだ。

 

 

そして大谷は最高の結果を出して格の違いを見せた。2ボール、1ストライクからの4球目のカーブを泳ぎながらも芯で捉え、ホームランを打った。満塁ホームランという最高の結果を球場内、日本国中、世界中に見せつけたのだ。

 

 

それにしても、あれだけタイミングを狂わされても態勢は崩れず、最後は右手1本でフェンスを越えるってどうかしてる。

 

 

 

 

ここで、一旦我が家に話題を移してみよう。まさに1死満塁で大谷を迎えたその時に、妻が帰宅した。いつもより1時間以上早い。妻には悪いけど心の中で「ちっ」と呟いてしまった僕は、「ごめん、今は(食事の)用意はできん。一言も喋れん」と言った。妻はテレビを一瞥し、冷たい表情でご飯の用意を始めて、自分でサッサと食べていた。僕が「大谷、ホームラン打ったよ」と言っても「そう」としか返事をしない。この熱い戦いをしている最中に、我が家で冷戦が始まったのだ。

 

 

 

ビクビクしながらそれでも試合を見続けている僕。そんな僕のことなんかお構いなしに日本チームは打ち続ける。この回2回目の打席に立った大谷は、またしてもタイムリーを打つ。この回10点を取るビッグイニングになった。

 

 

2回表終了時点で、大谷は3打数3安打5打点を記録した。さっきも書いたが格が違うというか、役者が違い過ぎて相手国のピッチャーが気の毒に思ったほどだ。そりゃあ世界一のバッターだもんな。勝負してくれただけでもよしとしなければ。

 

 

それにしても、である。これだけの期待を一身に受けて最高の結果を出すっていうかそのプレッシャーをも引き受けてバッターボックスに立つ大谷選手には、驚くほかない。思えば3年前のWBCから僕は大谷選手のファンになって、エンゼルス時代やドジャースの試合を追い続けてきた。その間何回も何回も彼の活躍に驚かされてきた。今回もそうだったということだ。

 

 

 

初戦は首尾よく突破した日本。でも大谷選手は、優勝するためにWBCに参加している。これからも彼の動向から目が離せないのは当然である。

 

 

 

 

結局僕は、昨日の試合は最後まで見ずに、妻に「どうぞ(テレビ、自由に見てね)」と言って寝室に行ったのであった。妻は「おやすみ~」と機嫌よく言ってくれたのでホッとした僕であった。

 

 

 

 

おっと先発の山本由伸投手のことも少し書いておこう。1回2回はスイスイとアウトを取っていて、3回もスイスイと2アウトまでいった。しかし次の打者をサードゴロに打ち取ったと思ったら、ファーストの村上選手がハーフバウンドの送球を取れずにランナーを出してしまった。そこから2者連続で四球を出してしまう。球数制限もあってここで交代となった。

 

 

ストライクを取りにいきたいところで取れなかったという悔しさを(珍しく)出していたが、あそこは村上にちゃんと取ってほしかった。そしたら3回をノーヒットで抑えられたのに勿体ない。でも山本のことだから、次はちゃんと修正してくるだろう。

 

 

 

 

今日は韓国戦である。土曜日だから、当然夕食の時間は早くなる。マーボー豆腐をちゃちゃっと作って穏やかな気持ちで試合を見届けたいと思っている。

 

 

 

それにしても「今年もまた(大谷選手に注目する時期が)始まったなぁ」という思いが強くなる夜であった。

 

 

 

それでは。