さっき届いた原田真二のシングル盤「タイムトラベル」を何気なく聴いて、そのあまりの迫力にぶっとんだ。急いで放置してあったエルヴィス・コステロのシングル盤(アルバムのおまけについていたライヴ盤)を聴いたら、その生々しさに圧倒された。参ったな。ドーナツ盤ってこんなに音がいいのか?
調べてみよう。「45回転 音質」で検索してみると、ちゃんと解説記事があった。音の溝がどうとかいろいろと書いてあるが、とにかく45回転は33回転(LP)よりも音がいいようだ。
というわけで、家にあるドーナツ盤を聴いてみた。
シックの「おしゃれフリーク」のベースラインのかっこよさは尋常じゃない。バッドフィンガーの「嵐の恋」のギターリフは分厚くて気持ちがいい。テレサ・テンの「愛人」のヴォーカルは艶っぽさ満点だ。うーん、僕は今までこれに気づかなかったのか。
12インチの45回転も調べてみるか。
ちわきまゆみ「シネマキネビュラ」は凄かった。音がキラキラしている。迫力満点だ。いかにも1980年代な音だけれどもそれを差し引いても、これは聴く価値がある。B面のロッキーホラーショーのカヴァーもいい。
ルースターズはどうだろう?「ニュールンベルグでささやいて」と「C.M.C」だ。これはジャッジしにくいな。聴き慣れているから今までで一番分かりそうなのに。もちろんいい音はするんだけどちょっと贔屓目に聴いているかもしれない。パーカッションが気持ちいいな。もう少しベースが前に出てくればいいのに。そこはもったいないと思った。
ハイレゾに興味が出てくるわ、ドーナツ盤に心惹かれるわで「音質の良さ」という沼にはまりつつあるような気がする。それと関係しているか分からないが、レコードを聴いても音ばかり聴いてて曲の構造が分からないんだよね。まあザ・スミスの曲が一番顕著なんだけど。いいのは分かる、でも歌えない、みたいなことになっている。
お盆なので今日はこれくらいにしておこう。それでは。