hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

夏眠日記その35

実は今まで書いたことはなかったが何を隠そう、僕はTVっ子である。しかもドラマ野郎である。観る時期に波があるんだけどね。とはいえ新しいシーズンになると必ず一通りチェックする癖は未だに抜けていない。僕の贔屓は「医療モノ」だ。古くは「白い巨塔」という王道モノから「医龍」というぶっ飛びモノまで医者が出てきたらのべつまくなしに観ていた。今回は何故かドラマを観ないモードになっていたのだが知り合いに勧められて2つの「医療モノ」を観ることにした。

 

という話はいつかまた書こう。今日は音楽の勉強の日だった。張り切って聴いてみよう。

 

まずはアークティック・モンキーズのデビューアルバム(2006)から聴くか。13曲41分なのが好感が持てるね。うーん、こういうロックンロールな音は真剣に聴き込まない方がいいのかもしれない。何かしながら聴いていたら何かの拍子にいい曲に当たって「おぅっ」ってなる感じの音かなあ。一聴してジャッジするのは早計かな。とか考えているうちに終わったよ。いい曲はあった。うん。それはiPhoneに取り込むかもしれない。

 

 

次はマネスキン。イタリアのバンドだ。今月号のロッキングオンに出てたバンドだ。2021年のアルバムを聴くのは初めてかもしれない。イタリア語で歌うのも含めてこういうのをケレン味たっぷりって言うのかな。もったいぶった感じが可愛く感じるのは歳のせいだろうか。8曲29分なのはアークティック・モンキーズ同様好感が持てる。シングルカットされた曲はマドンナみたいだな。こういう路線にいっちゃえば僕ももっと熱心に聴くかもしれない。うーむ、一言で言うと「グラム・メタル」かな。そういうジャンルってあったっけ?いいたいことは伝わるかな?大げさに言うと昔のアリス・クーパーみたいな感じ。

 

 

ストロークスのデビューアルバム(2001)もいっとくか。これも11曲36分なのが素晴らしい。スカッスカの音がクールに聴こえるが、同時に疲れてる感じも醸し出しているバンドだ。決してイケイケではないロックンロールな感じ。ライナーノーツを読むと、「ザ・リバティーンズアークティック・モンキーズもここから始まったといっても過言ではない」と書いてある。そうなんだ。この作品にもアークティック・モンキーズ同様「いいな」と思う曲があった。そうだなあ、「疲れたジャム」かな。

 

 

2000年代のバンドを3つ聴いたことになるのか。お腹いっぱいだぞ。3つともいいバンドだと思うけど・・・。「・・・」がつく時点でネガティブなことを言いそうになっている自分に気づく。ここはひとつ、大人の対応をしないと。

 

そうだなあ。この前のア―ケイド・ファイアの時にも書いたけれど、みんな良くも悪くも真面目だね。一生懸命やってるって感じが伝わってくる。いい作品だと思う。曲数も時間もいい感じだし。けど「発明感」がないんだよなー。声でも楽器でも曲でも何でもいいんだけど。ホワイト・ストライプスには発明感があった。ギター&ヴォーカルとドラムスの2人バンドという形態にしてもそうだ。そしてドラムの音には妙な説得力があったし、ジャック・ホワイトの声にも説得力があった。エミネムにも同じように発明感があった。彼のラップの仕方は、何を歌っているんだかよく分からない僕の心をも刺した。この3つのバンドはたま~に聴くことになるかもしれない。

 

 

 

じゃあ1970年代にいくか。実は昨夜キング・クリムゾンの「アイランズ」(1971)をiTunesストアで購入しちゃった。キング・クリムゾンはアップルミュージックが嫌いなのかな。ピンク・フロイドはあるのに。ということでこの2大プログレバンドの一部を聴いてみるか。ピンク・フロイドは「原子心母」(1970)ということで。

 

 

その前に精神科に行ってきた。主治医は「hanami先生に受け持ってもらった子が受け付けにいるよ。『懐かしい~』って言ってたよ。ありがたいことだね」と言われた。確かにありがたい。しかし同時に恥ずかしい。先月に言っていた高校生(僕はこの高校生とお話しする予定だったのだ)は退院したよ、と言われた。診察時間、4分だった。

 

 

ピンク・フロイドの「原子心母」から聴いたんだけど、良かった。新しいものを聴いた!って感じがした。もっと言うと「うわあ!これを知らなかったのか」って思った。デヴィッド・ギルモアのギターだけ聴くとはロックな感じなんだけど、バンド全体の音はそれだけにとどまらない。新しい音楽を創るぞ、という意志をこの曲から感じる。そのはみだし具合が「ロック」だと思った。だって1970年といったら周りはストーンズスティッキー・フィンガーズ」やらビートルズの面々のソロやらあとは何だ、ジミヘンとかか。そんな中でこういう曲を創ったんだ。それは僕には「勇壮」に聴こえる。僕はこれを聴かずに長年育ったんだ。損したんだか得したんだかよく分からない。ベストヒットUSAで箱根アフロディーテでのライブの一部を観たが、これも生々しくてよかった。たった4人でやっていたんだと今さらながら思った。そりゃそうだ。EL&Pは3人だったしな。

 

今日はこれを聴くことができたので良しとするべきだろう。しばらくは「原子心母」に浸っていたい気分だ。

 

さすがにここまで勉強すると疲れる。いやいや今日はもう少し聴くぞ。でもクリムゾンは横に置いておいてオリヴィア・ロドリコにいこう。

 

世界中を敵に回すかもしれない。が、しかし書いておこう。フツーの「いい曲」じゃない?いや、本当にいい曲だと思うよ、「デジャヴ」。でもこれだったらエイミー・マンの新曲(スーサイド・イズ・マーダー)を聴くな、俺は。たとえそれがエイミー・マン印がいっぱいついた手癖にまみれている曲でも。というのが率直な感想である。2000年代のやつを聴きすぎたからおかしくなっちゃったのかな?俺、ビリー・アイリッシュは結構好きなんだけどね。

 

 

今日はいっぱい勉強したなあ。お腹いっぱいであるがいい一日であった。