昨夜は久し振りにリビングで寝落ちしてしまった。20時過ぎに「あ、マズい。眠い」という状態になった。そこでさっさと睡眠導入剤を飲んで寝室に駆け込めばよかったし、この2か月間はそうしてきた。けれど、何故かそのまま目を閉じてしまったんだよなあ。気づいたら深夜0時を少し過ぎたくらいだった。「もういいや」と思った僕は再び目を閉じた。
結局体を起こしたのが４時過ぎというわけだ。フローリングの床って硬いねぇ。ほんの数年前は、ほとんどをこの板の上で寝ていたなんて信じられないよ。身体中が痛い。特に腰が痛い。
僕は少し躊躇した（「もう１回眠ろうかな」と思った）が、思い切って立ち上がりコーヒーを淹れた。そしてBGMとして選んだのがピンク・フロイドだった。「Meddle」(1971)というアルバムだ。邦題は「おせっかい」。どうも彼らが一大飛躍を遂げた作品であるらしい。
「らしい」と書いたのは、僕は今までピンク・フロイドの音楽をあまり聴いてこなかったからだ。昨年の夏に「お勉強」と称して「原子心母」（1970）を少し力を込めて聴いた。もっともっと前は「狂気」（1973）をCDで買って聴いたこともある。「炎～あなたがここにいてほしい」（1975）のタイトル曲は愛聴していた。今でもとても好きな曲である。
「原子心母」はなかなかいいと思った（←不遜な言い方）。「狂気」は恥ずかしながらよく分からなかった（あんなに売れた作品なのにそれを分からない俺って無知？不感症？って思った）。そんな僕が少しフロイドを気にかけるようになったのは、レコードで「原子心母」を購入したからだ。それで、「少し気にかける」が、今「かなり」気になっている。理由は２つある。
ふと「アニマルズ」（1977）を聴いてみようと思ってアップルミュージックで検索したらリミックス盤を見つけたので、それを聴いてみたらなんだか知らないが「いいな」と思ったからだ。僕の思っていたピンク・フロイドとは少し違うように聴こえた。もう一つの理由は新しいスピーカーである。改めてレコードで「原子心母」を聴くと素晴らしい作品であることが分かった。
僕が今までピンク・フロイドをほとんど聴かなかったのはなぜか？一つには曲が長すぎるからだ。そんなことない、短い曲もあるぜ、などと言われそうだけどもなんか長い曲ばかりって思い込んでいるんだよね。二つ目はその長い曲がいかにも「意味ありげ」に聴こえたからだ。「意味ありげ」ってどういうことだろうか？と自分に突っ込みを入れると多分キャッチーではない、ということなのだろう。僕にとって分かりやすいメロディなり、何なりあったのならばそんな風に思わなかっただろうが。もうバシッと書いちゃおう。聴いていて退屈だったからだ。
でも今、高性能スピーカー＆レコードで聴くとこのバンドは物凄い音を奏でていることが分かるはずだ、と期待している。というわけで性懲りもなくメルカリを彷徨って安価なフロイドのレコードを探していた。
実際聴いてみたらどうだったか、はいつか書くとして僕はもう少しフロイドについて書いておきたいことがある。それは「ピンク・フロイドとジョイ・ディヴィションは似ている」ということである。短く書いちゃうと「カリスマ的存在のリーダーが最初バンドを引っ張っていたが、そのリーダーがいなくなった。残されたメンバーが必死になって自分達の音楽を作って、それが万人に受け入れられた」である。
残念ながら「午前4時のピンク・フロイド」はここでお終いだ。最後の考えについては今後書いてみたい。
この後は少しうつらうつら眠ることができた。よって出勤前のレコード時間は30分弱であった。もう少しいい按配で早起きできるといんだけどね。睡眠というのは上手くいかないものである。高齢者にとっても、精神疾患者にとっても。
今日も午前中は頑張ったよ。5，6年の来週月曜日の分のプリントを作って、夏休み応募作品も自分の分は取りまとめることができた。それで校長に「昨年は９月に夏季特別休暇を取らせてもらっていたんですけど、今年度も取っていいでしょうか？」とお伺いを立てたら半笑いしながら了承してくれた。もう少し気持ちよく休みを取れるような態度をとってもらいたいものだ。（←愚痴）
今日妻は、友だちと飲み会である。友だちとは僕の勤務校の教頭のことである。帰宅するのは多分遅いだろう。「あら、今夜は私一人なの？だったら簡単なものですませちゃおうかしら」と思う女性に僕は大いに共感する。今日はざる蕎麦決定だ。
そろそろ終わるか。さりげなくブログ活動が続いているな。今からジンを飲みながらレコードを聴こう！
よい週末を！
