hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

夏眠日記その25

いやあ、昨日はすごかったよ。平沢進の記事を書いてからなんだけどね。ず~っとストーンズだよ。やはりストーンズが奏でる音楽は中毒性があるな。

 

そして昨日は何と753歩しか歩かなかった。毎日10000歩は歩いているのに。墓掃除とコンビニしか外出しなかったしな。

 

 

(↑)

とか朝に書いていたが、現在午後3時である。外ウォーキング、草むしり、洗濯。ブログ4行。それ以外はなんもしていない。今までのところ史上最悪の日だ。少しでも取り戻さなければ。ここはやはりストーンズのことから書くとするか。

 

外ウォーキングの時もストーンズを聴いていた。驚くことがいくつかあった。まずは、いつの時代の楽曲を聴いても全然違和感がないことに驚いた。1960年代から2016年までの新譜までだよ。これは一体どういうことなんだろう。ストーンズはいつもその時々の黒人音楽に目を光らせていて、上手く自分たちの音楽に取り込んでいる、なんてことを昔はよく書かれていた。それが原因なのか?だったらその黒人音楽も古びて聴こえないことになる。どうもそういうのとは違うような気もするな。答えは出ないけど。

 

とにかく驚くしかないよな。「サティスファクション」のオリジナルヴァージョンを聴いても別に古く聴こえないんだから。その後「ミス・ユー」が来ても「かっこいいじゃん」ってなる。そういうのがシャッフルして聴いていると延々と続くわけだ。

 

でもでもでも。その中でも「おおっ、これは・・・かっこいい」と思う曲がある。何だと思う?2016年の新譜だよ、新譜。「Blue&Lonesome」だよ。これは古いブルースのカバーアルバムだ。この中のどれかが流れると「かっこいい」と思っちゃう。これってすごいことだと思わないかい。たとえ「ブラウン・シュガー」の後とはいえ、「Blue&Lonesome」の1曲目「Just Your Fool」が流れると手が止まる。ストーンズ、恐るべしだ。

 

 

えーっと、どの時代の楽曲を聴いても違和感がない、その中でも最新アルバムは際立って良い、だな。その次はキースのギターがかっこいい、だ。

 

そんなの決まってるだろ、と言われそうだ。そうだなあ、ウォーキング中に「ミス・ユー」が流れた。イヤホンだったので、ギターがよく聴こえたんだけど、キースのカッティングといったらそれはもう、というキレの良さだった。ライブで飽きるほど「ミス・ユー」を演奏するので、ミックのお気に入りなのだな、と勝手に思っていたけど、案外キースも好きなのかもしれない。改めて分かりました。キース・リチャーズのギターはかっこいい。あと、レゲエ調の「センド・イット・トゥ・ミー」(「エモーショナル・レスキュー」収録)のギターもよかったぞ。ああ、それから「サム・ガールズ」収録の「ビースト・オブ・ガーデン」のギターもいいな。「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」「ブラウン・シュガー」「スタート・ミー・アップ」等のキャッチーなリフもいいが、前述の曲のギターも素晴らしい。

 

キースに触れたんだからミックにも触れなきゃいけないか。僕は何回か「初めはミックの声は気持ち悪く聴こえた」と書いた。初めてストーンズを意識して聴いたのが(ラジオ番組の「サウンドストリート」で紹介された)「エモーショナル・レスキュー」だったと記憶している。タイトル曲なんかはファルセットで歌うもんだから、余計気持ち悪く聴こえたものだ。それが今じゃあどうだ。こんなかっこいいヴォーカリストは他に何人いるんだ?ってなもんだから我ながら呆れる。山川健一はミックの歌い方は進化している。昔は絞り出すように歌っていたけれど、オペラ歌手のような歌い方に徐々に方向転換している、って書いてたけど、まあ山川健一が言うんだからそうなのだろう。でもそんなことは関係ない。ミックはミックだ。今も昔も素晴らしいヴォーカルだよ。

 

 

というわけで、じゃあお前のベストアルバムや「この5曲」みたいなのはないのか?と聞かれそうだ・・・。うーん、やはり前にも書いたけど思い浮かばない(絞れない)。しかし、思い浮かばないなりに考えたら、ありきたりだけど、ライブアルバムだな、ライブアルバム。

 

ライブ盤、いっぱいあるぞ、どうする?と聞かれたら、全部は聴いてないし困ったな、となる。なるけど、「スティル・ライフ」(1981)なんかどうだろう?映像化もされているし。「スタート・ミー・アップ」も1曲目にやってないぞ(ここぞというところで「スタート・ミー・アップ」を演奏するストーンズには飽きてませんか?)。青春ど真ん中だった僕(達)はよく学校で聴いたものだが、今でもイケる。マーティン・スコセッシ監督作品「シャイン・ア・ライト」(2008)も好きだ。この映画での出番を控えるミックの凛々しさと彼をサポートするぞ!という風情のキースの姿には全く痺れたね。「スティル・ライフ」と「シャイン・ア・ライト」か。どちらも映画になってるけど、音だけでもイケる作品だ。

 

それにしても今「スティル・ライフ」の「シャッタード」を聴いているんだけど、ビル・ワイマンのベースはカッコいいいね。とか、キースのバラードはいつから絶品になったんだ?とかイアン・スチュアートの遺作「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」を聴いてテデスキ・トラックス・バンドの「レイラ」を思い出したぞ、とか実は「タトゥー・ユー」を一番聴いていたとか書きたいことはいっぱい出て来たけれど、今日はこれくらいにしよう。

 

 

何とか史上最悪な一日を逃れられそうだ。サンキュー。恩に着るよ、ストーンズ

 

 僕の大好きなチャーリー・ワッツの「チ」の字も書かなかったな。これもまたいつか、だ。