hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

夏眠日記その26

テデスキ・トラックス・バンドは、映像で観ると魅力倍増である。昨日書いた「レイラ」の動画を観てそう思った。

 

まず、大人数のところがいい。特にホーン・セクションがかっこいい(「レイラ」にホーンが入るなんて素晴らしい)。スーザン・テデスキの眼鏡もキュートだ。デレク・トラックスがどういう風にギターを弾いているかもよく分かる。それにしてもすごい弾き方をしているな。1993年、まだ少年時代の彼の動画も観たが、おんなじ弾き方をしていた。アルバム全部をまだ聴いていないが、きっと素晴らしい出来だろう。いつ聴くんだろうか?(まだ絶賛ストーンズブーム中である)

 

 

 

というわけで、アルバイトシリーズ第2弾にいくか。今回は「うどん屋さん」である。僕は、大学1年の夏休みから空港のうどん屋(出発ロビー近くにある)で長期休みになるたびにアルバイトをしていた。かれこれ5年と少しそれは続いた。

 

今思えば僕のうどん好きはこの頃すでに始まっていたのだ。しかも空港には姉が勤務していた。姉離れしていなかった僕はこれ幸いと思い、うどん屋まで行きアルバイトしたい旨を伝えた。あっさり了承され、次の日から行くことになった。朝番(7時から13時まで)と昼番(13時から19時)があったが、取り敢えず昼番に来るよう言われた。

 

うどんの鉢の種類やら具に何をのせるかなどを教えてもらい、一杯のうどん(あるいはそば)が出来る過程を見せてもらった。何となく分かったような気になった僕だが、客商売のアルバイト自体これが初めてだったので「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」なんて言うのも生まれて初めてだ。心の中は不安でいっぱいだった。でも店長とその奥さんと古参の店員の前ではそんな素振りは一切見せなかった。思えばこういう風に他人には自分の不安を見せないようにしたことで意図せずとも誤解が生まれることがその後たくさんあった。

 

昼番のメインは最終便直前の時間帯だ。それまで割とポツポツとお客さんが来るという状態だったので、僕も少しずつ慣れてきたな、と思っていたところだった。そしたら18時ちょっと過ぎに、いきなりお客さんがドドッとやって来てたちまちカウンターだけの店は満席状態になった。その後ろにはお客さんが待っている。僕はアワアワしながらやれることをやった。今思えば、それは3人の動きを邪魔するだけの動きだった。

 

小1時間くらいその状態が続くと、お客さんは潮が引いたようにいなくなってしまった。その後はダッシュで片付けだ。これもアワアワしながら参加したがさっきと同じように邪魔になるだけだった。ふう、疲れた。帰りのエレベーターで僕はつい口走ってしまった。「いつもこんなに忙しいんですか?」と。店長は失笑し、奥さんは俯き、古参の店員(大阪の人だった)は、「キミなぁ~」と言って両手を僕の両肩にのせてグイグイ揉んだ。「ホントに分かってない奴だな、俺って」と思えるまで随分時間がかかったな。

 

僕にはこのように「分かってるよ」という風情を出して、結果的に周りを嫌な気持ちにさせるところもよくある。残念だが。あと、聞かれたことに対して真っ直ぐに答えないところも。これは自分でも分かってるんだけど、心を開いていない人にはなかなか真っ直ぐに答えられない。今もだ。困ったものだ。

 

聞かれたことに対して真っ直ぐに答えないだって?これじゃあまるで菅総理じゃないか。

 

というわけで、菅総理である。今日は(うどん屋のことは横に置いておいて)これからガースーについて少し書いてみようじゃないか。強引だって?そうだね。

 

彼は、昨日8月6日に広島で行われた原爆死没者慰霊式・平和祈念式であいさつの一部を読み飛ばした(言い間違えもした)。しかもとても重要な部分を。原稿がめくれない状態になっていたから事務方のミスだとの記事もあったが、あまり大きくメディアで取り上げられていないのが僕としては不思議でたまらないし、不満だ。

 

僕の立場を最初にはっきりさせておこう。菅総理は厳しく糾弾されるべきである。なんなら総理大臣を辞めちゃってもいい。

 

みんな彼にはうんざりしている。彼の記者会見での振る舞い、何の説得力もない言葉、記者に逆切れ気味に答える姿、自分にとって都合のいいところだけを切り取って喋る姿勢、何の策も打とうとしないところ、記者の質問に対する答えになっていない答え方。彼のどこにうんざりするか国民に聞いてみると、いっぱい出てくるはずだ。そして国民(視聴者)やメディアはイラつく。僕もイラついている。

 

でもそんな彼の姿を見るにつけ、自分のことも嫌になってくる。だって上に書いたことは全部自分にも当てはまるんだもの。みなさんもそうでしょ?絶対自分にも当てはまることが何かあるはずだよ。だからと言って菅総理が許されるわけではない。最初に言ったように僕は彼を厳しく糾弾するべきだと思う。国民にとってはそれは選挙で態度を示す、ということになるのかもしれない。

 

けど。何だろう。近親憎悪、という言葉が一番ピッタリくるのかな。日本人の悪いところを全部体現しているのが今の菅総理なのかな、と僕は思っている。正直、もう彼の記者会見を見るのも嫌だが、ここはひとつ、自戒の意味も込めて最後まで見届けようじゃないか、というのが今の僕の気持ちである。

 

 

すごい。うどん屋の話から政治の話に(無理やり)繋げるなんて。今日はこれで終わりにしよう。

 

 

 

今夜はリモート飲み会だ。楽しみである。