hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ロバート・プラントはいい感じだ

そう思ったのは、4日にニューアルバム「Digging Deep」が届き、早速聴いてみたからだ。全30曲2時間23分の大作である。すごいボリュームだと思って聴いていたのだが、ニューアルバムに30曲はないよな、とさすがに気づき調べてみると所謂ベストアルバムだった。

 

僕は、アリソン・クラウスとの作品「レイジング・サンド」(2007)から何となく気になって聴いてみたのだが、なかなか良かった。グラミー賞とっているんだから当然か。その次のアルバム「Carry Fire」(2017)もアップルミュージックがご丁寧にも紹介してくれたので聴いたがこれもなかなか良かった。「なかなか良かった」というのは微妙な言い方だが、数曲僕の好みの曲があったということである。

 

僕は、中近東やモロッコあたり風の摩訶不思議なサウンドにのって歌う彼が一番好きだ。例えば1993年にジミー・ペイジと制作した「No Quarter」の「Friends」のような曲だ。ロバートに合っている。このアルバムでいうと1曲目の「Rainbow」などがそうだ。ツェッペリン時代のような声の出し方をしないが、今こそロバート・プラントは自身の音楽を奏でているように思える。何より音が懐古的ではない。余生で音楽活動をしているのではなくしっかり今の音を鳴らしている。だからこそのベスト盤なのだろう。思えばバンド時代よりソロ・キャリアの方が長くなっているんだ。随分遠くに来たものだ。

 

あの伝説の「1回だけツェッペリン再結成」の時は顔の劣化ぶりに驚かされたけれど(ボーカルの素晴らしさにはもっと驚かされた)、それも今はいい味出してるな、と思える。もしかしたら今、ロバート・プラントは人生で最高の音楽ライフを送っているのではないか。やりたいこともやれて、それが結果にも結びついている。

 

でも勿論、レッド・ツェッペリンでの彼は圧倒的な輝きを放っていた。僕は「コーダ」に入っている「We’re gonna groove」と「I can’t quit you baby」が好きだ。結局ツェッペリンか、というわけではないが。

 

うーん、もう少しこのアルバムを聴き込んでから書けばよかったかな。でも確実に何曲かはスマホに取り込むであろうアルバムである。

 

しかし何だな。最近音楽のことばかり書いてるな。