最近YouTubeで「旦那、こんなんありまっせ」と紹介されたのが、「ビートルズの『リボルバー』をハードロック風にするとこんなんになりますよ」という動画だった。最初は「おっ」って思ったが、1曲目の「タックスマン」を全部聴くこともなく終わった。面白くない。
そうこうするうちに今度は「レッド・ツェッペリンの『胸いっぱいの愛を』を1960年代風に演奏すると・・・」という動画が紹介された。僕は、20秒聴いて「やっぱり面白くない」と思った。最近こういう動画が世間で出回っているのだろうか。AIは音楽業界でも大活躍しているようだが、今のところちっとも面白くないぞ。
只今午前6時だが、今日の1枚はコミュナーズのデビューアルバムになりそうだ。昨日は早朝にピーター・ガブリエルを聴いていたが、結局それっきりだった。妻が帰って来るまで音楽を聴かなかったなんてことは初めてであった。今日はこのアルバムをゆっくり聴きながら1日を過ごしたい。

(以下はウィキから抜粋)
「コミュナーズは、歌手のジミー・ソマーヴィルがそれまで在籍していたブロンスキ・ビートを離れ、クラシック音楽の訓練を受けたミュージシャンのリチャード・コールズと組んで1985年に結成された」
「1986年にソウルの名曲『Don’t Leave Me This Way』で最大のヒットを記録し、4週間にわたって1位に輝き、1986年のイギリスで最も売れたシングルとなった」
僕は、ブロンスキ・ビートのファーストアルバム(1984)を長らく愛聴していた。今も折に触れよく聴いている。コミュナーズの方は、アルバムを購入したものの「Don’t Leave Me This Way」だけ聴いてりゃOKだと思って、アルバム全体を通して聴いたのは2,3回だったと思う。それがなぜだか分からないが、今朝ふと聴いてみようと思ったわけだ。
小さな音でも十分素晴らしさが伝わってきた。エレクトロニックなところはブロンスキ・ビートと同じだが、リチャード・コールズの影響が大きいと思われる楽曲が素晴らしい。クラシックっぽくもあり、不思議なアラビアンみたいな曲もあって全曲楽しむことができる。いやはやなんともこれを長い間放置していたのかと思うと我ながらびっくりである。
そう言えば以前六可レコードの店主に「聴かないレコードは売らないんですか?」と訊かれた時に「いや、俺、(聴いていないアルバムは)寝かせていると思うようにしてるんだよ。いつかそのアルバムの良さが分かる日が来ると思って」と答えたことがある。その時はあまり深く考えずに答えたが、めでたく今日そういう日を迎えることができた。
ここまでが午前中に書いたものである。久しぶりに朝から1枚のレコードを繰り返して聴くことができている。今日はちょっと違う時間の使い方ができているかもしれない。
最初の話に戻ろうかな。ビートルズの○○風、レッド・ツェッペリンの○○風が面白くないと書いたが、ヴォーカルがまんまジョン&ポールとかロバート・プラントだったら面白いことになるかもしれないと思った。サウンドより声の方が重要かもしれない。
AIだったらもうヴォーカルも正確に再現できるんでしょ?だったらそれを基に新曲みたいに作っちゃった方がより刺激的な作品になるかもよ。もしかしてもうそういうブツも出回っているかもしれないが。
ジム・モリソンの声で今風のサウンドがのっかってると、もしかしたら飛びついちゃうかもしれないな。
お腹も空いてきたことだし、今日はこれでおしまいにしよう。あと半日、いい時間を過ごすぞ。
それでは。