言葉にできない「瑞々しさ」パート2~音楽編~

「瑞々しさ」について書いていたら、あるバンドを思い出した。ザ・スミスである。活動期間はわずか4年。なのに今でも世界中に影響を与え続けているであろうバンド。僕は、最近ようやくザ・スミスってかっこいいじゃんと思えるようになった。

まずはお勧めの3曲を紹介しよう。そんなに聴き込んでいないので異論反論はあると思うけど、3曲ともいい曲だ。

 

1曲目「Hand In Glove」(1983)デビュー曲

2曲目「Barbarism Begins At Home」(1985)

3曲目「The Queen Is Dead」(1986)

 

引き籠りのニートだった男が、世界を席巻するバンドを率いることになる。その男、モリッシーは今も現役バリバリだ。NHKBSプレミアムでザ・スミスの演奏を観る機会があった。モリッシーは眉間に皺を寄せ、ズボンのポケットに花を突っ込みふにゃふにゃと踊りながら歌う。それが少年っぽくていい。

 

「瑞々しさ」にヒントの一つに「少年っぽさ」があるかもしれない。もうそんな年頃でもないけど時々垣間見える「少年っぽさ」。それは危うい美しさを持っている。リヴァー・フェニックスもそうだった。

 

せっかくザ・スミスの活動期間と大学時代が一緒だったのに、こんなおじちゃんになってその良さが分かるなんて。モリッシーの声も、ジョニー・マーのギターも素晴らしい。あとブリティッシュ・ロックの方が「瑞々しさ度」が高いようにも個人的に思う。