hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「ラスト・ワルツ」は通過点に過ぎなかったのだろう

大谷選手が第2打席で満塁ホームランを打った。すごいね。お客さんは大興奮。僕も一気にテンションが上がった。第1打席の1塁内野安打もいい感じで打っていたのだが、満塁になった時の集中力が凄まじかった。テレビでは何回もリプレイしているが、何回でも見ていたいホームランだった。

 

 

しかし、さすがエンジェルス。5対1だったのに、あっという間に5対4になっちゃった。これでどうなるか分からなくなった。今日も最後まで気が抜けない試合になりそうだ。

 

 

と思ったらあっという間に同点だ。どうなってんだ?

 

 

 

さて、ロビー・ロバートソンである。彼が亡くなっていろいろな人がコメントしている。僕も少し書いた。今日はまず映画「ラスト・ワルツ」を思い出しつつ、その時のいろいろな逸話も調べながら書いてみようと思う。

 

 

映画「ラスト・ワルツ」(1976)はザ・バンドの解散コンサートの模様を映し出したドキュメンタリー作品である。監督はマーティン・スコセッシ。メンバーのインタビューが入って煩わしく感じる箇所もあるが、演奏場面は素晴らしい。ザ・バンドだけで演奏する場面もあれば、ゲストを招いてその人と演奏する場面もふんだんにある。

 

 

若い時にこの映像を観た僕は、ジョニ・ミッチェルニール・ヤングがかっこいいと思った。今はその人に加えてヴァン・モリソンも(音だけだが)かっこいいと思っている。ディランもまあまあかっこよい。ザ・バンドの演奏では、「Up On Cripple Creak」「Life Is a Carnival」が気に入っている。

 

逸話その1にいこう。ニール・ヤングである。彼はこのコンサートに出た時、鼻にコカインを突っ込んでいたという。それもちゃんと映ってるっていうんで後にモザイクをかけたということだ。(若い時の僕はそんなこと気づきもしなかった)

 

逸話その2。この解散コンサートはロビー・ロバートソンが独断で考えたことである。他のメンバーは解散するつもりは全くなかったということだ。だからその後何年も経ってザ・バンドが再結成した時にもロビーには声がかからなかったということだ。

 

 

逸話その3。このアルバムは真のライヴ盤ではなくて、差し替えが結構あるという。映像と音が合っていない箇所があるらしい。僕はレコードでいうと6面が怪しいと睨んでいる。音がそれまでと違って明らかにクリアだからだ。

 

 

 

彼らは長らくバックバンドとしてやってきたから、ゲストのバックに回っても抜群にシンガーを気持ちよくさせる。どのゲストが登場してもザ・バンドサウンドにみんな満足したことだろう。

 

 

彼らのキャリアは1959年から始まる(ロニー・ホーキンスのバックバンド。ザ・ホークスと名乗っていた)。その後ボブ・ディランのバックバンドに抜擢される。1968年にバンド名を「ザ・バンド」とし「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」でデビュー。1976年まで活動を続ける。

 

 

 

ロビーにしてみたら、1959年から1976年まで17年ほどバンド活動をしたことになる。スタジオ活動は勿論のこと、ツアーもやりまくった。もうここらでいいだろう、俺はツアーに疲れたよというのが本音だったようだ。だが、バンドは解散しても音楽活動をやめるつもりはなかった。

 

 

彼の初のソロアルバムが発表されたのは1987年のことだ。当時はえらく時間を置いて復活したものだと思っていた。ザ・バンドが解散して11年も経ってるんだもの。でも今やそれくらいのインターバルは当たり前といえば当たり前だ。11年ぐらい屁でもないのだ。ロビーもそう思っていたのだろう。そして何だかんだ言って、映像関係の音楽活動を続けていたようだ。

 

 

ロビーのファーストソロアルバムはえらく評価されていた記憶がある。僕もチラッと聴いてみたことはある。その時はまだ僕の耳が「ザ・バンド仕様」になっていなかったのでその良さに気づくことができなかったが、今聴くとどう思うだろう。楽しみである。

 

 

とにもかくにもロビー・ロバートソンは最後までザ・ホークス時代からの仲間であるザ・バンドのメンバーと一蓮托生という気持ちにはなれなかったようだ。音楽のこと以外にもいろいろ複雑なこともあったのだろうと思う。だから「ザ・バンドはお終い!次いってみよう!」という心算だったのだろう(とか言いながら過去の作品の監修もしているようだが)。他のメンバーとは随分温度差があったということだ。「ラスト・ワルツ」はあくまでもザ・バンドにとっての「ラスト」であってロビーは自身の音楽活動をラストにするつもりは毛頭なかったに違いない(多分)。

 

 

 

話をエンジェルスに戻そう。同点にされて逆転されたりもしたがエンジェルスは頑張った。9回には大ピンチにトリプルプレーで凌いだんだよ。でも延長タイブレークで2点取られて結局負けてしまった。最終回にはいい場面で大谷が出てきたが、凡打に終わった。満塁ホームランとトリプルプレーが出て負けるってどういうことなんだい?

 

 

 

それでも大谷選手は打って欲しい時に満点の打撃を見せたのだからよしとしなければいけないのが悲しい。明日はダブルヘッダーだ。これは観てはいけない。一旦観ちゃうと最後まで観てしまって結局2つとも負けて1日が終わってしまう可能性大である。明日はウォーキングもエンジェルス観戦もお休みにしよう。

 

 

 

 

今日、初めてレコードにNAGAOKAのレコードクリーナーをかけてみたら、見事にプチプチ音が消えてビックリした。やはりプチプチ音が気になったり針飛びしたりするレコードはちゃんと手入れしてやればやるだけ音が良くなると思った。

 

 

 

今日は主にクイーンのレコードを聴いていた。あとは鈴木博文のファーストソロアルバムかな(この作品も実にいい)。しっかし今お休みしている時からこそレコードを聴きたい時に聴きたいだけ聴けるけど、高校時代っていつ聴いていたのだろうか?帰宅部だったから家に帰ったら速攻で聴いていたのだろうか。その後ご飯を食べて勉強していた(あるいはしているふりをしていた)から夜レコードを聴く時間はあまりなかったと思う。夕方がメインの時間だったのかなあ。あとは土曜の午後と日曜か。かなり凝縮された時間だったのだろうと思う。

 

 

 

 

8月も明日で20日経ったことになる。ああ、嫌だ。2学期がニヤリと笑って僕を手招きしている。

 

 

 

じゃあね!