ついにここまできたか。かなりショックである。何がショックかというと、眼鏡をかけ忘れて学校に行ったのだ。昨年も1回あったが、途中で気づいた。今日は帰るまで気づかなかった。気づかなかった原因は、最近授業では眼鏡をしてないことだろうと思われる。何だか眼鏡をかけて授業をするのが邪魔くさくなってしまったのだ。僕の眼鏡は遠近両用なのだが、手元の教科書等を見る時、上手くピントが合わなくて結局眼鏡を外すことになる。それくらいなら眼鏡を外して授業をした方がストレスが溜まらない。
しかし、帰るまで気づかないとはどうしたことだろう。認知症の部Aに進んだのだろうか。怖いなあ。
でもそんなことは忘れて、今日で2学期の授業が終了したことを喜ぼうではないか。12月はヘロヘロでまともに勤務できたのはたったの1日だ。あとは1時間か2時間年休を取らせてもらっている。まあ、体調がよくなかったからそれも仕様がないという風にしよう。そして授業は熱が出た時以外は欠かさなかったことはエライ、ということにしておこう。
昨日、テリー・ホールの死を書いたが、日本でも反響が大きいっぽい。ヤフコメにはたくさんのファンからの悲しみの声が書かれていた。テリー・ホールまたはザ・スペシャルズってこんなに愛されていたんだな。僕はというと、昨日と今朝とずっと「モア・スペシャルズ」のスーパーエディション版を聴いているが聴けば聴くほどよい。テリーの死をきっかけに聴くようになったなんて悲しいが、今まで聴かなかった分、たっぷりと聴こうと思う。
月曜日は延期に延期を重ねたギター教室の日だった。その間、練習時間はたっぷりあったはずだ。でも僕が必死に練習したのは、教室に行く前の30分間のみである。また「いや~、全然練習してなくて…」という言い訳から始めるのか。ちょっと敗北感を抱きながら先生のいる部屋へと向かった。
「(雪が)降りましたねぇ」「寒いですねぇ」などと時候の挨拶を交わしてから早速レッスン開始だ。僕は前にやったところから弾き始めた。(「これだけ・・・」の箇所)まあまあ弾ける。(↓↓↓)
そして問題の箇所だ。(↓↓↓)
最初の2小節は何回も先生のお手本を聴いているが、まだ身体に馴染んでいない。でもやるしかない。現状こうです、というところを見てもらってからまた先生のお手本を見て、弾いてみたらまあまあ弾けてる。というかリズムは合ってる。おい、できそうじゃないの?俺、と思いながら後半のフレーズを弾く。
ここはメロディが頭に入っている。しかし指が追いつかない、という状態だ。それでも途中で止めずに弾いてみた。先生が「できてます、できてます」と言ってくれた。「じゃあ、さっきのところから続けて弾いてみましょう」。いい感じじゃないか。今の速さで2回やってから少しずつテンポをあげていった。どの指で弾くかも確認できた。ここまでで20分くらい経っている。
そして最後のところ。これは前のレッスンの時も非常に気持ちよく弾けたところだ。今回も気持ちよく弾いた。
「じゃあ、通して弾いてみましょう」
いい感じである。でもどうしてここ(ギター教室)に来ると弾けるようになるのだろう。やっぱり緊張感があるから?今日はなかなか不思議な日だ。2回通して弾いてから、少しテンポを上げて再び弾く。ソロに入る前のコツも教えてもらった。なんか感じはつかめたぞ。
「あとは右手ですね」と言われた時は、「やっぱり?」と思った。自分でも気づいているのだが・・・。「hanamiさんはどうしても右手が開くんですよね。そうすると6弦のミュートができなくなって、ノイズが出るんですよ。まあ、この曲はパンクだから多少ノイジーでもいいんですが」。そうなんだよなあ。自分でも分かっているけどなかなか意識して弾けない。「これって初心者あるあるですか?」と聞くと「そうです」と言われた。
そのあと「これの練習をするといいかもしれませんね」と言い、6弦5フレット(人)、7フレット(薬)→五弦7フレット(人)、5フレット(薬)・・・と下降していくのを見せてくれた。「こうすると段々親指の横に弦が当たってミュートされることになります」「なるほど」と言ってやってみる。そしたら先生は矢継ぎ早に「7→6→5と6フレットもつけてやると、なおいいかもしれません」と言う。「これをオルタネイトで弾くんです」「ダウンアップダウンの後、またダウンアップダウンっていう弾き方もあります」。来たぁ、矢継ぎ早に教え込む戦法。今日はそれにのらないぞ、と思い、7→5だけを繰り返してやり、「取り敢えず7、5で練習してきます」と言った。
まだ先生の教え込みは終わらない。「こういうのできますか?」と先生が超絶技巧(僕にはそう見えた)を見せてくれた。「ピッキング・ハーモニクスと言います。ザ・バンドのロジャー・・・」「ロビー・ロバートソン」と僕が言うと「それです」と言ってもう一度弾いてくれた。僕は「そうか・・・。これがピッキング・ハーモニクスかぁ・・・」「これからは『ロビー・ロバートソンのギターはパキパキしている』なんて書かなくてすむんだ」と変なところで感慨深くなっていた。
先生の真似をしてもなかなかピキーンという音が出ない。ピックで弦をはじいた直後に親指で弦をはじくってそんなの今の俺には無理だし、何故今教える?と思いながらやってみたら少しはそれらしき音が出た。「これですか?」と先生に問うと「そうです」と答えてくれえた。今日はこれでお終いだった。「アナーキー・イン・ザ・U.K.」の合格は今週の土曜日に持ち越された。でも、何とか少しは様になってきている。ほんの少しだけどね。人様の前で弾けるなんてもんじゃないけど、僕は結構満足して帰路に着いたのだった。
明日、どうしようかな、学校を休んで運転免許の更新に行こうかなあ。←僕は違反を何回もしているので、遠い所まで行かなければいけないのだ。