昨日はギター教室だった。課題曲はデヴィッド・ボウイの「ムーンエイジ・デイドリーム」だったが、やはり予習は大切だね。まあ、簡単なコード進行だったからそれを1枚の紙にメモして見やすくして、できるところと分からないところをハッキリさせてレッスンに臨む。これだけで十分価値ある1時間になることが分かった。
サクサクと分からないところを教えてもらい、「こういう弾き方をしているようです」とハイポジションでのGの押さえ方を教えてもらい、最後の(延々と続く)エンディングのカッティングのヴァリエーションを教えてもらった。今日でこの曲は卒業である、と判断した僕は先生に言った。
「今日でデヴィッド・ボウイの(アルバム)『ジギー・スターダスト』は終わろうと思います。1曲を通して弾くという僕のテーマは一旦置いておいて、次からの相談をしたいのですが」
「分かりました。次は何をやりますか?」
「えーっと、ロックのイントロ名曲シリーズをやりたいんです。例えば『アイ・ラヴ・ロックンロール』のイントロの『チャラランララーン』のところとか。分かりますか?」
「ちょっと待ってください」と言って先生は「アイ・ラヴ・ロックンロール」を検索し始めた。
「ああ、これですか」と言って、弾き始めた。
「こんな感じですか?」
「いやいや、そんなの俺には弾けませんって。『チャラランララーン』です」
「これですかね?」
「それですそれです。そういうのを教えてほしいんです」
「これは・・・2弦12フレットをチョーキングして・・・」
と言って全部教えてくれた。いやいや今はできませんって、と思いながらも素直に言われるがまま弾いてみると、できるじゃん!俺、今弾けてるよね、理屈も分かってるよね。こんなに簡単だったのかい、と自分で驚いてしまった。俺、もしかして上手くなってる?
「先生、この弾き方は覚えたので家で猛練習してきます。そんでですね、AC/DCの『バック・イン・ブラック』のイントロも弾きたいんですけど」
「ちょっと待ってくださいね」
再び検索だ。そして「あーこれですね。分かりました」と言って曲のキーを探し始めたが、もう時間である。「楽譜はあった方がいいですか?」「はい。できれば」「じゃあ、手書きでその部分のタブ譜を書いてきます」と言ってレッスンは終わった。いい感じでレッスンを終えた僕は気分がよかった。次のレッスンまでにたくさん練習しておこう。「hanamiさんはこういうのも聴くんですね」と言われた。はい、聴きますよ。ロックの基本だもん。
今日は、ひとつ大きなことをした。ふふふ。いいことだよ、多分。
禁煙外来に電話したのだ。そして来週の木曜に予約を取っちゃったのだ。遂に、遂に、僕も禁煙への道を進む決心をしたのだ。「今日、電話するぞ」とか思っていたわけではないけれど、ふと電話して概要と料金を訊いて、「じゃあお願いします」という運びになった。
期間は3カ月。この期間中に薬を飲み、5回受診するのだそうだ。お金は市から助成金が出るらしく、10000円くらいだと言われた。
17歳頃からだから、およそ42年煙草にお世話になっていたことになる。そいつと縁を切ることに決めたのだ。感慨深いなあ。来週の25日で僕の煙草生活は終わりを告げる(はず)。1箱600円のセブンスターソフトとサヨナラするのだ。
ネットでいろいろ検索してみると、これまで観てきた景色が変わるとか書いてあるが本当だろうか。新しい景色ということか。悪くない響きだ。