只今14時。12時過ぎに事故った。その処理を終えて帰ってきたばかりだ。まだ胸がドキドキしている。手も震えている。冷静になるためにもこのことを書き留めておこうと思う。
それは食材を買った後の帰り道でのことだ。普通にいつもの道(大きな道ではないけれどこちらが優先道路)を運転していたら、交差点から車が飛び出してきた。
「!!!」と思ってハンドルを切ろうとしたが間に合わなかった。ぶつけたのは(ぶつけられた)のは車体後部右側だ。路肩に止め、深呼吸をしてから車を降りた。へこんだところを確認して向こうの車に行った。
向こうの車は3人の妙齢の女性が乗っていた。僕の顔を見るなり、「どうしてくれるんや!こっちはちゃんと止まってから発進したのにあんたがビュー!ってすごいスピードで走ってくるからやぞ」と結構居丈高に言ってきた。
とにかく僕はほぼ(心の中では100%)悪くないとこの時点で確信していたので、「こっちは優先道路でしたよ。それにそんなにスピードは出してなかったですよ」と冷静に言うと、まだしつこく「いや、すごいスピードやった」と口々に言う。「警察に連絡しますか?」と訊いた。相手は決めかねているようだった。僕も事故って警察を通したことはなかったので、まず車屋さんに電話してみた。顔には出さなかったが多分相当パニクっていたんだと思う。
車屋さんはすぐに「警察に連絡して」と言った。そりゃそうだわな。でもこれで安心して警察に連絡できる。
生まれて初めて110番通報をした。「事件ですか?事故ですか?」「事故です」。社会科で勉強した通りの受け答えだったので何だか笑えた。訊かれるがままに答え、警察が来るのを待った。その間に相手と連絡先等を交換した。
職業を訊かれたのでしょうがなく答えた。「今日休み?」とも訊かれたのでこれもしょうがなく答えた。
警官が来て、お互い怪我がないかを確認してから、僕の方から事情を聴取された。これも訊かれたことをそのまま(勿論正直に且つ感情的にならないように)話し、提示するものも恙なく提示した。警官は「今、第2号の紙に書いてるんですよ」と言ってバインダーに挟んである紙を僕に見せてくれた。
「第2号というのは、まあ、貴方の方が優先道路を走っていたから・・・」と話した。「・・・」というのは「だからどちらかというと君は悪くないよ」ということを意味する。安心した僕は「ただ、あちらの方が結構感情的になってまして・・・」と言うと警官は察したのだろう(そりゃそうだ。こんなの山のように体験しているんだろうからな)、「分かりました。それではあちらの方に事情を聞いてきますね」と言って向こうの車に行った。
どれくらい待ったのだろう。警官が再び僕の方にやって来て、「あちらの車のドラレコを見ました。やはりあちらは一旦停止はしていなかったですね。ちょっとブレーキを踏んだかなっていう感じだったです」と言った。よかった。勿論修理代は10―0にはならないだろうけれど、少なくとも僕の過失具合は極めて低いことがハッキリしたわけだ。
その後、相手の方が僕の方に来て「ホントにごめんなさい」と言ってきた。あちらも自分の過失を認めたようだ。やれやれだぜ。
その後、保険屋さんに連絡し、現場に来てもらって、同じようなことをした。その後は家に帰って荷物を降ろし、車屋に行った。
こんな感じかな。
それにしても、こういう時ブログは便利だな。もうドキドキもおさまっているし、手も震えていない。冷静にもなれたかな。でも今日は夕食を作りたくない、というか何もしたくないや。音楽も聴きたくない。
なんやかんや言って、まだダメージが残ってるんだろうな。
それでは。
おっと、もういっこ書いておこう。事故の瞬間ってスローモーションになるかと思ったけれど、あっという間だったな。きっと事故ったことがある人には共感してもらえるかもしれないけど。
おやすみ。
追記:16時すぎに保険会社から電話がかかってきた。今回の場合は、裁判の判例で言うと4(僕):6(相手)らしい。また、示談まで僕が思うより時間がかかるらしい。やれやれだぜ。