懐かしの「ミドル・オブ・ザ・ロード」

アップルミュージックをうろうろしていたら、懐かしいアーティストと出会った。プリテンダーズである。どれくらい懐かしいのかというと、昔大学時代にバンドでプリテンダーズの曲をやっていたくらい懐かしい。「ミドル・オブ・ザ・ロード」という曲だ。「チェイン・ギャング」もやっていたっけ?忘れちゃった。今日はプリテンダーズで記事を書いてみるか。

 

まずは、学生時代を思い出してみよう。プリテンダーズが1980年に「愛しのキッズ」でデビューしたのは雑誌で知っていた。確かデビューシングルはキンクスのカヴァーの「ストップ・ユア・ソビン」だったよね?その後「ブラス・イン・ポケット」をヒットさせたんじゃなかったかな?ここら辺はラジオから情報を仕入れていたのかもしれない。

 

?がつくくらいだから、僕はその頃のプリテンダーズにそれほど関心がなかったのだろう。だから初めて「おおっ!」と思ったのは、前述した「ミドル・オブ・ザ・ロード」である。JUNさんから(だと思うが)レコードだかカセットテープだかを渡されて「これ(バンドで)やるから」と言われて初めて真剣にプリテンダーズを聴いた。この時から今までずっとプリテンダーズといえば「ミドル・オブ・ザ・ロード」だった。いろいろ聴いてはみたんだよ、いろんな時期に。でもいいなあと思ってもそこまで肩入れするほどじゃなかった。

 

それが何故今回ひっかかったかというと、「ドント・ゲット・ミー・ロング」という曲を聴いたからだ。これはヒットしているからきっと今までにも聴いたことがあるはずである。なんでこんな素敵な曲をスルーしていたのだろう。まあ、そこら辺のことはおいおい書いていくとして、僕のバンド時代のことを思い出してみよう。今迄にも書いたことがあるが、やっぱり今でもありありとその時のことを思い出すことができる。

 

部室のドアを初めて叩いた時のこと、その時どう対応されたか、初めてのライヴ、その後のライヴ、詩を書いた時のこと、なんかは前に書いたことがある。「ミドル・オブ・ザ・ロード」を初めて聴いた時は「おおっ!」と思ったその次に、「このイントロを俺は叩くのか?叩けるのか?」だった。ここをすっ飛ばして「1,2,3,4」とカウントを取って叩こうものなら他のメンバーからブーイングが出るに決まっている。「タカタカタン、ドゥドゥバァドゥバァ ドゥドゥバァドゥバァ タドゥタドゥタドゥタドゥタドゥ」と口ずさんで、必死に覚えた。


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これを初めて部室でみんなの前で叩いた時のことは全く覚えていない。しかしあとはあオカズなしで(フィルインなしで)ずっとおんなじパターンを叩いていたものと思われる。

 

ところが今回改めて「ミドル・オブ・ザ・ロード」を聴いてみて驚いたことがある。さっきのように心の中で「タカタカタン、ドゥドゥバァドゥバァ ドゥドゥバァドゥバァ タドゥタドゥタドゥタドゥタドゥ」と口ずさもうとしたら、いっちばん最初にもういっこタムの音が入っているではないか。正確には「タンッ タカタカタン、ドゥドゥバァドゥバァ ドゥドゥバァドゥバァ タドゥタドゥタドゥタドゥタドゥ」だ。これを30年以上経って初めて知ったというわけだ。参ったなぁ。いつか、バンドが再結成されるときに備えてイメージトレーニングをしておこう。

 

 

それはそうと、今の僕にとってプリテンダーズはかなりいい。例によって「はじめてのプリテンダーズ」というプレイリストを主に聴いているが、どの曲もかっこいい。UB40と数曲共演しているし、デビュー当時からクリッシー・ハインドの音楽に対するアンテナはかなり高かったと言ってもいいだろうと思う。

 

バンドの紹介もせねば。いつものようにウィキ頼みでいくぜ。

 

「プリテンダーズは、イギリスのバンド」「イギリスの音楽誌の記者だったクリッシー・ハインドを中心に結成される」「1979年にシングル『ストップ・ユア・ソビン』でデビュー。翌年、ファーストアルバム『愛しのキッズ』、同作からのシングル『ブラス・イン・ポケット』が共に全英1位となる」

 

「パンク/ニュー・ウェイヴが席巻した当時、ストレートなロックンロールのセンスと、ハインドの快活で姉御肌のキャラクターが受け、人気バンドとなった」

 

それにしてもストレートなロックンロールセンスだけで、2000年を超えても活動し続けられるほど音楽業界は甘くはない。「はじめてのプリテンダーズ」を聴くと、曲調はヴァラエティに富んでいる。クリッシー・ハインドは侮れない、と思った。昔記者だったのも音楽に対するスタンスに関係しているのだろうか。

 

そういえば、キンクスのカヴァーでデビューしたプリテンダーズだが、その後キンクスのリーダーのレイ・デイヴィスと結婚したのは笑えた、というか微笑ましかった。そんなに長続きはしなかったけれど。

 

2020年には「Hate for Sale」というアルバムを発表している。

 

 

今日は午前中に買い物(エスエスブロン錠。知ってる?昔ブロンっていう液体の咳止めがあったのだが、中毒性があるというので発売禁止になったやつ。僕はこれを「から咳期」に常飲、つまりガブガブ飲んでいた。その後錠剤として発売されたんだと思われる。つまりはそういうことだ。まだ咳が治まらないんだよね)をしてからタイヤを冬タイヤに替えてもらい、その後は料理をしつつYouTubeで「前田日明山崎一夫の対談」をずっと見ていた。2時間くらいかな。

 

新日本プロレス入門から、UWF、新日本との業務提携、新生UWF、その解散について赤裸々に語っていた。プロレスファンにとっては堪らん内容だった。そして思った。プロレス界でも音楽界でも他の世界でも、時間が経てば恨みつらみっていうのは大体消えるものだなぁ、と。しかしそれでも消えないどす黒い気持ちもある。それは黙ってお墓まで持っていくしかあるまい。前田は今でも安生、宮戸のことを許せないんだな。その気持ちは分からんでもない。

 

 

翻って僕はどうだろうか?過去の恨みつらみを今、水に流して当の本人と談笑できるだろうか?いや、できないな。死ぬまで腹の中においておくしかなさそうだ。

 

 

プリテンダーズ、ホントにいいよ!


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