hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

「ロウ」は今の気分によく合っている

昨日、デヴィッド・ボウイの「ロウ」を何気なく聴いてみたら、何となく「これ、いいんじゃないか」と思った。それからずっとこのアルバムを聴いている。今日は少し「ロウ」について書いてみようかと思う。

 

「ロウ」は、1977年に発表されたボウイ11枚目のスタジオ作品である。よくベルリン三部作として「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」が挙げられるが正確に言うと、この3作はイーノとの共作三部作である。

 

ベルリン三部作と称されるときには「ボウイがドイツのクラフトワークなどに刺激を受けて電子音楽を導入した」とか「イーノやロバート・フリップとの共同作業が効を奏した」みたいに言われている。それはそうなんだろうけど、「ロウ」のA面7曲を聴くとむっちゃファンキーなんだよね。特にドラムスとベースが。これに気づかず僕は、昨年デヴィッド・ボウイアルバムランキングなる企画を行った時に、このアルバムを下から3番目くらいに位置づけたのであった。ああ、恥ずかしい。でもこの作品の素晴らしさに気づいてよかった。

 

この時期のボウイの働きっぷりのことは以前に書いたが再度書いてみよう。

 

1977年

1月:アルバム「ロウ」リリース

3月:イギー・ポップのアルバム「The Idiot」リリース

3月~4月:イギー・ポップのツアーでキーボードを担当

8月:イギー・ポップのアルバム「Lust for Life」リリース

10月:アルバム「ヒーローズ」リリース

 

これを見て分かるように、ボウイはイギーを「ダチ」として約1年活動していた。イギーのアルバムにもガッツリ参加している。それにしても明けても暮れても音楽を作ってたんだな。まだコカインも抜けきらず、アルコールにも依存していたという話だから驚きである。1947年生まれだから30歳の時のことだ。体力あったんだろうな。

 

さっきも書いたがファンキーなA面が特に気に入っている。惜しむらくはほとんどが短い曲で最後フェイドアウトしている。もっともっと聴きたい、と思っていたらシュ~って終わっちゃうのが残念でならない。でもこれがボウイの狙ったことなのかもしれない。

 

B面は評判通り、シンセが際立った曲ばかりで、ボウイのヴォーカルは極端に少ない。ほとんどインストゥルメンタルだ。A面を聴いた後に当然B面を聴くのだが、その落差に気持ち良さを感じる。

 

 

前作「ステイション・トゥ・ステイション」、次作の「ヒーローズ」では元気一杯のヴォーカルだが、「ロウ」ではタイトル通り、ヴォーカルは若干抑え目である。イギー・ポップの歌い方に影響を受けたという話もあるようだ。いずれにしても抑え目なヴォーカルも今の僕の気分に合うのだろう。もしかしたら「ロウ」ブームは続くかもしれない。

 

 

僕の今日の仕事っぷりはといえば、「ただこなしている」だけだった。グループ活動はほとんど目的化していて、全然スリリングじゃなかった。やはり底の浅い考えで取り組むべきじゃなかったのだろうか。今は早くこのような形の学習形態を一段落させて、一旦授業を立て直したい気持ちである。昨日は上手くいったと思ったら、今日は全然ダメ、みたいにジェットコースターのような授業は精神衛生上よろしくない。

 

あと、書いておきたいのは、夕食のことである。昨夜、僕は一度自分で少し食べて、妻が帰宅した後にもう再び妻と一緒に食べた。その時はもう眠剤が効いていて半ば眠りながら(←比喩ではなくほんとに)、食べていたのを覚えている。箸でつまもうとしても宙を彷徨うばかりで、何もつかめないということを繰り返していた。妻に「早く寝て」と強く言われたことも覚えている。

 

こんな事態は多分4回目だ。初めての時がいつかはよく覚えている。というか電話の履歴を見たら分かる。5月11日だった。この日は焼き鳥屋に電話で注文したのだが、一度食べて寝て、目覚めてから妻と再び食べた時に、串を持ちながら眠っていた。食べようとしても口に肉が入ってこないという悲惨な状況だった。次の日妻は笑い話として「昨日こんなんやったよ」と話していたが、どうもシャレで済まなくなったらしい。

 

一度食べたらもう食べない。眠りながら食べようとしたと気づいた瞬間に諦めて寝る、と決めなければ。

 

さて、もう1回「ロウ」を聴いてから夕食を作るとするか。