hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

頭が働かない時はカタログ本に限る

知らない間に疲れていた。心も身体も。そんな2週間だった。まあ、同じくらい子ども達も疲れていたとは思うが。でもここが最初の正念場だと思って頑張ってみたよ。その結果頭が上手く働かないという事態に陥った。だから下に書くような感じになった。

 

頭が働かない→音楽を聴こうかな→一体全体何を聴けばいいんだ?→そうだ、久しぶりにカタログ本を買おう→となるとピーター・バラカンだな→アマゾンで探してポチっとしたら(月曜日)→次の日に届いていた。呆れるくらい早い展開だった。

 

というわけで購入した本が「ピーター・バラカン音楽日記」である。2011年9月30日第1刷と書かれている。今から11年前か。相変わらず「つい最近」の事のように思える。本の帯には「21世紀の多国籍ミュージックを聴く喜び」と大きく書かれている。そして「ロック、ジャズ、ブルーズ、ソウル、ワールド・ミュージックー7年にわたって書き続けた驚きと感動の音楽体験日記を135枚のディスクとともに一挙公開!」と続いている。135枚全部を聴くことはできないにしても、数枚当たりがあればいいな。まずは、アリソン・クラウスが気になったのでその項を読んでみた。

 

彼女についてはロバート・プラントと共演したアルバム(2007年の「Raising Sand」)を聴いたことがあるだけだ。グラミー賞の何かの部門で受賞していたよな、くらいは知っている。「Raising Sand」はまあまあ良かったのだけれど聴き続けてはいなかった。この本ではユニオン・ステーションというバンドとのライヴアルバムが紹介されていた。「フォーク色の濃いブルーグラスとでも呼べばいいのかな」とピーターは書いている。僕はハッキリ言ってこれはカントリー・ミュージックだと思った。悪い意味ではないよ。良質なカントリー・ミュージックは大好きだ。アルバムは2003年、アリソンが32歳の時に発表されている。このユニオン・ステーションというバンドが素晴らしいんですよ。中でもドブロ担当のジェリー・ダグラスが素晴らしいとピーターは書いているが僕も同感だった。ドブロというのはボディの中央に金属の共鳴盤が付いているアコースティック・ギターでほとんどの場合スライド(バー)で弾かれる。この音がどの曲でも鳴っているものだから堪らない。でも俺が俺がって出しゃばるスライドでもないんだよね。そこが不思議だ。もちろんアリソンの歌声も素晴らしい。しかしながら2枚組26曲1時間41分なので、堪え性のない僕には不向きではある。2曲目の「Choctaw Hayride」はいきなりノリノリのインストナンバーだ。ドブロは勿論、バンジョーフィドルも他の楽器も思いっ切り炸裂している。このインストナンバーはお気に入りに追加決定である。アリソンには悪いけど。

 

というわけで堪え性のない僕が次に聴いてみたのがロス・ロボスである。「ラ・バンバ」(1987)のロス・ロボスだ。そんなこと言われても誰も知らないかな。35年も前のことだしな。でも当時世界中で大ヒットしたんだよ。ピーターは随分前からこのバンドを推薦していたよなーと思いながらアルバム「The Ride」を検索してみると2004年に発表していた。1曲目(「La Venganza de los Pelados」)からラテン風味?メキシコ風味?満点である。このアルバムでロス・ロボスエルヴィス・コステロトム・ウェイツボビー・ウーマックリチャード・トンプソン等自分達と相性のいい人と共演しているが、この曲ではカフェ・タクーバというバンドと共演している。この曲がじわじわと僕に効いてきて、結局今週一番聴いた曲となった。お薦めである。お気に入り追加決定パート2だ。当然僕はカフェ・タクーバというバンドも検索してみる。このバンドもよかった。調べてみたらメキシコのバンドだった。昔僕が「アラビアン・ロック」と名付けたラシッド・タハというバンドがいるが、それに似たような風味を感じた。メキシカンなんだけどロック・ミュージック、というのかな。日本のロック・ミュージックも世界ではこのように聴かれているのかもしれない。ジャパニーズ、を感じながら聴かれているのかもしれない。そんなバンドいる?と訊かれても僕にはよく分からない。もしかしたらきゃりーぱみゅぱみゅはそんな聴かれ方をしているのかもしれない。

 

 

 

それにしても月曜から金曜まで1回も記事をアップしなかったことってあったっけ。ないよな。文章を書く気力もなかった今週だった。書きたいことはいろいろあったんだけど。トホホ日記(ちゃんとギター教室にも行っているし、家で練習もしている)とか松村雄策のこと(ロッキングオン5月号の特集には不満だった)とか。来週は木曜日までだから何とか頑張ることができそうだ。

 

 

さっき、すまんアリソン、と書いたけど、結局この記事は彼女の歌声を聴きながら書いていた。いいね、アリソン・クラウス