昨日、懸案事項だった車屋さんに電話した。「あのー、タイヤ交換したいんですけど・・・」「肝心のタイヤを運ぶ車のエンジンがまたかからなくなって・・・、はい、またなんです、すみません・・・」「明日の午前にお願いできますか?」
これだけじゃ分からないか。フィアットのタイヤ交換をしたい。フィアットにタイヤは積めないから、家にある姉用の車にフィアットのタイヤを積み込んで車屋に置いてから、歩いて家まで戻り、そしてフィアットに乗って車屋に行かなければいけないのだ。そして歩いて家に帰り、タイヤ交換ができたらまた逆のことをするのだ。その姉用の車のバッテリーの不具合ぶりが最近とみに悪く、もう何回直してもらったり、交換してもらったりしているか分からないくらいなのだ。
「エンジンは時々かけていますか?」という問いには「すみません・・・」と答えるしかなかった。今日はヘヴィなことから一日が始まる。それに備えて、ヘビメタを聴いてみようか、と思った。
世の中の50歳以上のロックミュージックリスナーは90%以上の割合で少年少女時代にヘビメタ音楽を通過しているように思う。僕もその一人だ。でもヘビメタなんていう言い方をするようになったのなんて、1990年代からだと思う。それも軽侮なニュアンスを込めて使われ始めたはずだ。今ではそんなことないかもしれないけど。今日はもう思いつくままに聴いてみよう。どんなグループを聴いていたかな・・・と考えてみるといろいろ思い出した。時系列じゃないけど思い出すままに書いてみたら次のようになった。
マイケル・シェンカー・グループ
ガール
モーター・ヘッド
UFO
ジャーニー
なんだ、ディープ・パープルもレインボーもレッド・ツェッペリンもガンズ・アンド・ローゼズも入ってないじゃないか、という声が聞こえてくる。僕にとって彼らのことはハード・ロックと呼びたいんだよなあ。じゃあシン・リジィは?ジャーニーは?ヘビメタか?と問われたら俯くしかない。でもシン・リジィにはゲイリー・ムーアも加入したじゃないか?ジャーニーだってニール・ショーンっていうギタリストがいたじゃない?と弱々しく言うだろう。
まあ思いついたんだからしょうがない。徒然なるままに聴いていこう。なお、僕がこのようなバンドを聴いていた時期は、ほとんどのバンドは中3の3学期頃から高校に進学してしばらくだけである。ヘビメタ少年だった時期は結構短かった。
まずはマイケル・シェンカーからだ。UFOにしばらく在籍していて、それでその後脱退してすぐにソロデビューしたんじゃなかったかな。そこからいってみよう。タイトルは「マイケル・シェンカー・グループ」。通称「MSG」って言われていなかったっけ?
1曲目(「Armed and Ready」)からかっこいいぞ。全く記憶にないけど。いわゆるリフで攻めるって曲になるのかな。「Into the Arena」はタイトルに聞き覚えがある。B面1曲目になるのかな。これ、インストナンバーだけど、それがまたかっこいい。他にアコースティックな曲もあるけど今はそれを求めていないのでパス。次、マイケル在籍時のUFOにいってみよう。
「Obsession」という名のアルバムではマイケル・シェンカーらしい豪快なリフが聴ける。痛快だなあ。しかし、いかんせんヴォーカルに魅力を感じない。このアルバムはもしかしたら買ったかもしれない。次は何にしようかな。聴いている間にバナナジュースを作っていたので3曲目までいってしまった。これが掘り出し物だった。アコースティックUFOって感じのインスト曲。悪くない。しかし僕にはまだ聴かねばならないグループがたくさんあるのだ。許せ、UFO。次に行くぜ。ガールだ。
このバンドは日本だけかもしれないが、デビューアルバムは鳴り物入りで紹介されていた。ジャパンみたいな感じだったと思う。検索するのに時間がかかった。結局アップルミュージックの「トップソング」で最初っから聴いてみることにしたら思い出したよ、「Hollywood Tease」。これよく聴いてたぞ、と思っていたら2曲目も聞き覚えがあった。「My Number」だ。これもレコードを買っていない。そう思うといろいろなグループをラジオでエアチェックしていたんだな。今とは規模が違うけれど、それなりに聴いていたんだ。「You Really Got Me」までやっている。ガールは、中学を卒業したあとの春休みによく聴いていた。当時ニューウェイヴ・オブ・ヘヴィ・メタルとかって言われてなかったっけ?アイアン・メイデンもそうじゃなかったかな。というわけでアイアン・メイデンにいってみよう。
しかし今の僕からは考えられないよな、アイアン・メイデン。デビューアルバムの1曲目はよく聴いていたぞ。今聴いても燃える。このバンドもガールと同時期にデビューしたはずだ。調べてみたら1980年4月14日だった。高校に入ってから聴いたのか。なるほど。
ここまでは全部イギリスのバンドだ。あ、マイケル・シェンカーってドイツ人だったな、確か。お兄ちゃんがスコーピオンズのギターだったように思う。今書いたどのバンドもギターがメインのグループだと同時にヴォーカルには全く興味が湧かなかった。そのこと原因でヘビメタから遠ざかったのかもしれない。
朝からこうしてヘビメタを聴いているのに、タイヤ交換という日常的ヘビメタ事案が動いたのは午後になってからだ。全く午前って約束したんだから時間は守ってほしいもんだぜ。こんな天気のいい日にはドライブするに限るって思っていたのに、もう14時過ぎてるよ。15時までに事が終わらなかったら今日は諦めるしかない。家でじっとしていよう。
さっき挙げたヘビメタのグループでまだ聴いてないのがたくさんあるから続編を後日やりたいな。
さて、15時までにことが終わったので、ドライブに行ってきた。行き先は金沢だ。金沢と来ればレコードジャングルだ。性懲りもなく僕はアナログ盤を買い集めている。
しかし、これが大変だった。店に着くまでが大変、買える時もとても大変だった。俺地元民じゃなかったっけ?こんなに道に迷って「ここはどこ?」状態になったのは初めてだ。
もう疲れたので今日はこの辺で。バイバイ・・・。