hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

ヘビメタ考(今日は長文)

大脱走」、全部観ちゃったよ。面白かった。今朝はいよいよ脱走するところから観たのだが、70数名が脱走して、散り散りに逃げた場面からは解放感でいっぱいだった。前半は脱走者が収容所に押し込められ、そこで密かにトンネルを掘るという場面に夢中になったが、知らず知らずのうちに閉塞感を抱いていたのだろう。

 

鉄道を使う、自転車を盗んで悠々と逃げる、ボートを使う、練習機を盗む等、さまざまな手段で脱走を試みる勇者たち。中でもイカしていたのがヒルツだ。道路に鉄線を張り、ナチスのバイクを引っかけて、自分がナチスの一員になりすましバイクを駆って道を走る。ヒルツがバイクを駆って疾走する場面は爽快感に溢れていた。

 

そんな勇者たちも次々と捕まる。その結果50名が車で移送中に射殺され、11名が収容所に戻され、5名ほどが脱走を成功する。最後に収容所に戻されたのはヒルツだ。彼は堂々とした態度で歩いて来る。途中で仲間が「ヘイ!」と言ってヒルツにボールとグラブを投げる。受け取ったヒルツはそのまま再び堂々と歩き続ける。向かった先は独房だ。彼に鍵をかけるナチス兵は「お前、正気か」という態度で扉に鍵をかける。すぐに聞こえてくるボールの音。ここで映画は終わる。ガッツ溢れる終わり方だ。

 

最後のタイトルバックで勇者たちが紹介される。「トンネルキング〇〇」とかね。そしてさいごはヒルツだ。そこには英語で「The Cooler King」、日本語で「独房王」と書いてあって笑ってしまった。

 

とにかく僕は2日かけて1本の映画を思う存分楽しむことができた。この調子なら他にもありそうだ。楽しむことができるんなら2時間なり3時間なりの時間をかけても十分価値がある。今日は気分がいいからドライブ決定だ。早く記事を仕上げてしまおう。

 

 

もう1回ヘヴィ・メタルについ書いてみるぞ。

 

ヘヴィ・メタル」という言葉自体は確かブルー・オイスター・カルトのアルバムを指して生まれたものだと記憶している。彼らで有名な曲は「ゴジラ」だ。早速聴いてみたが、「これをヘヴィ・メタルと呼ぶか?むしろポップに聴こえるぞ」と思った。LP、買ったんだっけ?忘れた。それくらい聴かなかった(ファンの人、いたらすみません)。

 

あの当時の僕がイメージしたヘヴィ・メタルというのは、ハード・ロックと呼ばれるバンドよりもギザギザした鉄弦を擦るようなギターと今まで聴いたこともないようなヴォーカル、曲の速さ、最後に暗さだったように思う。最後に暗さというのは大事で、明るくてある意味ポップな音はヘヴィ・メタルとは呼ばないのではないかと思っていた。

 

こんなサウンドを求めてガールやアイアン・メイデンといった新人バンドを聴いてみたんだった。彼らには速さはあった。しかし、ギザギザしたものは感じられなかった。今、僕の頭の中にある音楽でヘヴィ・メタルなものって何だろう?と考えてみると・・・あったよ。アリス・クーパーだ。特にアルバム「KILLER」(1971)だ。これを大学時代(またしても)JUNさんに借りて聴いた時には身体が震えたよ。「これだぁ~」と思って。

 

まずアリス・クーパーの声。ギザギザしている。最初から最後までギザギザだ。つまり最高だってことだ。ギターはどうだろう。そんなに特筆すべき音ではないか。でも曲調と合っている。ドタバタしたドラムも曲に合っている。曲は速くはない。でも独特の暗さがある。これが今日の僕が推すヘヴィ・メタル・アルバムである。でも巷ではこのアルバムはハード・ロックと言われるんだろうな。

 

 

じゃあ、この前書いたバンドで聴いてないやつをちょっくら聴いてみるか。7つあるからつまみ食いでいこう。

 

 

ジューダス・プリースト・・・シングル「Exciter」(1978)を買ったはず。買ったんだからラジオかなんかで気に入ったのだろう。この甲高い声は誰から始まったんだろう。ロバート・プラント?イアン・ギラン?あたりかな。甲高声をさらにデフォルメしたかのようなヴォーカルは今聴くと微笑ましくもある。曲は思っていたよりも遅い。

 

モーターヘッド・・・もしかしたら彼らの出世作になるのだろうか?「Ace of Spades」(1980)を聴いてみた。ヴォーカルはレミーって人だっけ?タイトル曲を聴いてみたが、これは良い。ヴォーカルといいギターといい、曲の速さといいい、僕の好みに近い。これは車を走らせて大音量で聴くと気持ちいいだろうな。キープしておこう。

 

ナザレス・・・有名な曲「Love Hurts」(1975)を聴いてみる。ベタなバラードだ。でもこのベタさ加減は悪くない。でも俺、結構ヘヴィ・メタルに対して優しくなってないか?しかしこれはヘビメタではないな。それに昔の僕だったら許容していない曲だ。

 

デフ・レパード・・・このバンドもガールとかアイアン・メイデンと同時期にデビューしたんじゃなかったかな。鳴り物入りだったように思う。デビューアルバムの1曲目を聴いてみる。全然記憶がない。このバンドは後に「Hysteria」(1987)というアルバムで大ブレイクしたんじゃなかったっけ?うーん、結構ポップだぞ。コーラスも入ってるし。違ってたらごめん、LAメタルみたいな感じがした。

 

ブラック・サバス・・・出た!サバスだぜ。僕がブラック・サバスで強烈に印象に残っているのはみんなもそうかもしれないけど、「アイアン・マン」だ。全日本プロレスに登場したタッグチーム、ロード・ウォリアーズのテーマ曲だった。この曲で登場する彼らに痺れたものだ。調べてみると「パラノイド」とともに僕のiPhoneに入っていた。オジー・オズボーンのヴォーカルはアリス・クーパーほどではないが、気になる声だ。ちょっと「安息の日曜日」を聴いてみるか。・・・・・もしかしたらこういうのを求めていたのかもしれない。とにかくギターのトニー・アイオミのリフがかっこいい。ブラック・サバス、侮れない存在だ。

 

シン・リジィ・・・このバンドと次のジャーニーはヘヴィ・メタルではない。この前はつい筆が滑っちゃったんだ。シン・リジィはベースでヴォーカルのフィル・リノット(今ではフィル・ライノットと表記されている)の存在感に惹かれて「ライヴ・アンド・デンジャラス」(1978)というアルバムをジャケ買いした。2枚組だったので冒険だった。うーん・・・ヴォーカル、素直だなあ、曲、普通だなあ。どうしよう、ゲイリー・ムーアが参加した「ブラック・ローズ」(1979)を聴いてみようか。うーん・・・。ごめん、今の僕とは縁がなかったんだね。またいつかお会い出来たら嬉しいな。バイバイ。

 

ジャーニー・・・「ディパーチャー」(1980)を聴いてみる。1曲目「お気に召すまま」。おお、これはよく聴いたぞ。当時はこれで結構盛り上がっていたな。昔NHK-FMで「クロスオーバー・イレブン」っていう番組があって・・・というのは随分昔に書いたな。その「クロスオーバー・イレブン」で頻繁にかかっていたのがジャーニーだった、ような気がする。しかしどうも僕にはスティーブ・ペリーのヴォーカルが合わなくって・・・今もそうだよ。ごめん、スティーブ、またな。彼らの出世作は「エスケイプ」ってアルバムだったような気がする。(ここまで全然調べようとしてない。でも名前は結構覚えているもんだな)

 

 

さあて、僕がこれから聴きそうなバンドや曲はどれだろうか。バンドはブラック・サバスをもう少し掘り下げてみたいし、モーターヘッドの「Ace of Spades」は全部聴いてみたい。意外にもナザレスの「Love Hurts」が心に残った。

 

 

以上で僕の「ヘヴィ・メタルを聴いてみた」コーナーは終わります。また報告するようなことがあるかもしれないし、ないかもしれない。

 

 

 

 

 

ふふふ。これで終わったと思うでしょ。今日は終わらないよ。あと1000字は書くから覚悟してね。

 

超嬉しいことがあったんだよ(僕が「超何々」なんて書くのは多分初めてなんだからその嬉しさは伝わってほしい)。

 

もうこのブログには登場しない、と思ってた人が思わぬ形で登場することになった。誰だと思う?マリコさんだよ、マリコさん。異動することになったあのマリコさんだよ。なにゆえ彼女が再び登場することになったのかについて書いていくぞ。

 

 

今日はさっき書いたようにドライブしようと思って出かけた。ウロウロした挙句、やっぱり気になるレコード屋さんに行こうと思って金沢に向かい始めた。それが14時過ぎだ。信号待ちの時にふとスマホを見るとマリコさんからメッセージが届いていた。要約するとだね・・・。

 

「昨日離任式だったが、気が重かった。終わったら家に帰ってすぐ寝てしまった。次の新任式も気が重い」

 

ふむふむ。そうかそうか。そんな時にはドライブに限るよ、神社でも行ってきたまえ、と返事をしようとしたら、再びマリコさんからメッセージが来た。今度は異様に長い。何だろう?

 

「あれからブログを時折拝見している。テンポよく読めてとても面白い」

 

そうか。最近やたらアクセス数が増えていたのはマリコさんだったのか。でも読んでくれて嬉しいな。次は?

 

「実は私、中学生の時からビートルズが大好きで、CDを集めて歌詞もほとんど暗記していて今でも覚えています」

 

何ですと!?ビ、ビートルズゥ~!マリコさんからビートルズの話が出た!ここから先も!マーク続出だ。俺はビートルズの歌詞なんて知らないぞ。

 

 

「そのうち高校生になると、60年代のブリティッシュロックなんかも聴いたりしました。もちろんキンクスザ・フーも」

 

 

うわ~、大変だ。ビートルズキンクス、フーっていう名前、LINEで初めて見たぞ。

 

 

「実はレコードジャングルにも行っていた。レコードコレクターズもまだ家にある」

「北陸音盤祭っていうレコードの祭事があるが、知ってます?なかなかの量のレコードが集まります。レコジャンも音盤祭も健在なようで嬉しい限りです」

 

 

僕の胸はドキドキしっぱなしだ。レコードジャングルのことを「レコジャン」って言ってる!かっこいい!音盤祭は来月あるので行こうかな、と思ってたところだ。

 

 

「あと、最新の記事にあった大脱走スティーブ・マックイーンですが、隣人がキース・ムーンだったお話はご存じですか?」

 

 

きたぁ!マニアックな話だ!聞いたことあるようなないような、って感じだ。これはロックコボレ話合戦をしたらマリコさんに負けそうだな。でも嬉しい。

 

 

「あーhanami先生ともっと早くにこんなお話直接したかったです」

 

 

俺もだよ。嘘だろ?今でも信じられないぜ。マリコさぁ~ん、戻ってきてよ。僕はこれを読んで思わずこう返信した。

 

 

「ちょっとちょっと、待ってや。話についていけない・・・。俺、今までこんな話、身近な人としたことないぞ。今も実はレコード屋に向かってるんだけど」

「今からドライブデートでもしませんか?彼氏さんに悪いかな?あー喋りたい」

 

 

どうです?皆さん。内気な僕がドライブデートですよ。笑っちゃいますよね。僕の動揺振りが伝わっているでしょうか?さらにマリコさんからメッセージが来たので僕はこう書いた。

 

「今から帰るので、家に着いたら電話していいでしょうか。15分後くらいかな」

 

俺ってすごい。マリコさんにご執心なことが一発でバレてしまう。

 

「明日はご都合いかがですか?行き違いで私今から出かけるんですよ!」

 

明日?勿論空いてるよ。病休だもん。

 

「明日、空いてる!」

 

と返信すると、良かったですと返ってきた。

 

 

明日、どうなるのだ?俺はマリコさんと話せるのか?

 

 

 

おやすみ!