午前4時のジョン・レノン

昨夜は、マリコさんに教えてもらった黒麻婆を作った。

 

この商品は人気なので1人2個までしか買えないと言っていた。イオンに入っている店(カルディ)に売っているため人混みが苦手な僕は、妻に買ってきてもらうことにしていた。しかし待てど暮らせど妻は帰ってこない。17時過ぎに病院から戻っても帰ってこない。これじゃあ人気商品がなくなっちゃうじゃないか、とやきもきしているところにやっと妻が帰宅した。

 

「買ってきたよー。残りあと4つだったわ~」ギリギリセーフだった。「ごめ~ん、売り切れとった・・・」と言われた場合の心の準備もしておいたのだが、よかった。よし、作るとするか。

  

 

最初にひき肉を炒め、買ってきた黒麻婆のタレと絡める。その後、さいの目に切った木綿豆腐2丁を投入し、やさしく絡める。「そう言えばマリコさんは太ネギを入れるって言ってたな」太ネギか。あるじゃないか。半分刻んで投入だ。うーん、まだネギを入れた方がよさそうだ。思い切って全部入れちゃえ、急いで切れば大丈夫だ。切ってからすぐに入れる。いい感じじゃないか。一口食べてみると辛い!一瞬で口の中がボウボウ燃える。でも激ウマだ。

  

というわけでちゃちゃっと作り、「うーん、量が多い。けど美味そう」と思いながらも「ニラともやしとキクラゲの卵炒め」を作り始めたのだった。2人でどんだけ食べるんだ。これだから痩せないんだよな。

 

しかし、明日僕は頑張ってイオンに行ってもう一度黒麻婆を買い求めるだろう。食べたい時に食べられるようにしておきたい。「黒麻婆 カルディ」で検索するとすぐに見つけられます。是非ご賞味あれ。と書いておきながら自分が注文してしまった。これで明日はイオンに行かなくてもいい。

 

 

 

さて、例によって「午前〇時の・・・」シリーズである。今日は我慢できずにレコードを聴いた。我慢というのは、妻が2階で寝ているのでそれを考慮して、いつもはiPhoneの小さな音で聴いているということである。でも今日は小さい音量ならいいだろうと判断してレコードを聴くことにした。

 

 

選んだのは「ジョン・レノン・ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」である。先日購入したのだが、聴くのが怖かったの控えていた。何故怖かったのかというと、いい話を聞いたことがないからだ。先日も触れたが松村雄策は「無惨なり」と書いていた。それにYouTube番組等で一部音源を聴いているが確かに・・・という出来だからだ。こうやってまとめて聴くのは初めてである。収録曲と一言感想、その他のデータを書いておこう。

 

A面

 

ニューヨーク・シティ・・・まあ1曲目だしな。まだエンジンがかかってないのだろう。

イッツ・ソー・ハード・・・この曲の後「ウェルカム・トゥ・ザ・リハーサル」と言っている。本人も「あれっ?おかしいな」と思っているのだろう。

女は世界の奴隷か?・・・スタジオ盤と比べると何と線の細いことか。声も演奏も細い。

ウェル・ウェル・ウェル・・・ちょっと調子が出てきたかな?でもまだやけくそ気味だ。ここまでで一番いい出来ではある。

インスタント・カーマ・・・ジョンのヴォーカルはまあまあだが、演奏がしょぼい。

 

B面

 

マザー・・・声が出ていないのがツラい。それにシンプル過ぎてA面に引き続きしょぼく聴こえる。もしかしたらPAに問題があったのか?それとも単なるリハーサル不足か?それかレコード化するにあたっての音質に問題があったとか。でも繰り返し聴くと、それなりに聴こえてきたのは声の力のなせる業なのだろうか。最後のシャウトはこの時点で、最高に頑張ったのだろうと思う。それは伝わってくる。

カム・トゥゲザー・・・突然声に張りが出てくる。キメのところもバッチリだ。これならイケる。でもドラムはリンゴ・スターがいいなあ・・・。ここから聴けばなるほど、と納得のライヴ盤になるんだけど・・・。ビートルズナンバーでいい調子になるなんて複雑な気持ちになるな。「サンキューサンキューサンキュー」とジョンも御機嫌だ。

イマジン・・・この曲は当時から人気だったのが歓声で分かった。これは落ち着いて聴くことができる。ジョンも落ち着いて歌っているのがよく分かる。よかった、と心から安心する。

コールド・ターキー(冷たい七面鳥・・・ジョンは「コールド・ターキー」、好きだねぇ。僕も好きだけど。これはスタジオヴァージョンの演奏を踏襲している。ヴォーカルに迫力がある。「イマジン」から「コールド・ターキー」へと力強さが増している。自分のペースで歌っている感じがする。どんどん曲のクライマックスへ向けて力強くなる声。最後の叫びもいい感じだ。これだよこれ。この勢いを待ってたんだ。こういう時こそシンプルに演奏すればいいのにギターとサックスがうるさい。

ハウンド・ドッグ・・・サックスがやっといい仕事をしている。これだよ、これ。君がすべき仕事は。それに煽られるかのようにジョンもノリまくる。ピアノもいいぞ。ジョンにとってこの曲は、もう昔からやり過ぎて身体に沁み込んでいるみたいだ。この弾けっぷりこそジョンの真骨頂ではないだろうか。

平和を我等に・・・「ハウンド・ドッグ」で終わればよかったのに。これに尽きる。

 

 

1986年1月24日発売。1972年8月30日の「One to One」コンサートの夜の部?(昼夜2回行われたのだが、夜公演だと言われているのかな。ここら辺は不明)

 

 

 

聴いてみると、確かにいろいろ言いたくなるのは分かる。何故バックバンドがエレファンツ・メモリーなのだ?アルトサックスがうるさすぎやしないか?前半の調子の悪さ(ジョンの「リハーサルへようこそ」という言葉は有名。ジョン自身も今イチだと思ったのだろう。歌い込んでいないという印象を受けた)は一体全体どういうわけだ?そもそも何故彼の死後このレコードを発表したのだ?

 

 

いや、そんなことはどうでもいい。要はB面2曲目の「カム・トゥゲザー」から「イマジン」「コールド・ターキー」「ハウンド・ドッグ」を聴いていればそれでよいのだ。特に最後(「平和を我等に」は無視してよい)の「ハウンド・ドッグ」は圧巻である。ロックンローラージョン・レノンここにありである。自分で感想を見れば一目瞭然である。A面はほんと、どうしようかと思ったよ。書くことがなくて。

 

 

世界中のファンは前半が今イチな出来でもこのアルバムを愛し、昼夜の完全版がリリースされることを長年願っているだろう。僕も同じだ。ジョンがまとまった曲を歌った機会なんてこれしかないんだからな。

 

プラスティック・オノ・バンドトロントライヴを行ったのが、1969年9月。それから約3年後はこんなライヴをしたのか。でもジョンは戦い続けたんだなあ。そのことは十分に分かっただけでもよしとしよう。

 

 

さあ、明日から新年度だ。春眠は終わった。あとは粛々と働くのみだ。