hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

半年に1度は襟を正して聴こう

1980年の12月8日に亡くなってから、もう43年も経っているんだ。ジョン・レノンは40歳まで生きた。いつの間にかジョンが生きてきた時間よりもジョン不在の時間の方が長くなっている。時が経つのは早い。そんなわけで「ジョンの魂」である。普段このアルバムを聴こうとはあんまり思わないけれど、どうも精神的に煮詰まっている時に手をのばしているような気がする。

 

 

結論。このアルバムは半年に1度は襟を正して聴くべし。そして気持ちを立て直すのだ。

 

 

先週の土曜日に聴いたのは、きっとそういうことだったのだろう。なぜだか無性に聴きたくなったが、このアルバムを聴くのは一人の時じゃないとダメだ。妻がピアノ教室に行くのを待ってから聴いてみた。今回特に胸に沁みたのは「ホールド・オン」「アイ・ファウンド・アウト」「ウェル・ウェル・ウェル」だった。

 

 

「ホールド・オン」・・・自分自身、そしてヨーコに「持ち堪えれば大丈夫」「戦いに勝てる」と言い聞かせている。最後は全世界に「きっとうまくいく。きっと光が見えてくる」と歌っている。インタビューでは「一瞬一瞬を大切にすること。今、僕たちはそうやって生きているけど、本当にそうやって生きて、一日一日を大切に、そして恐ろしくも思っているんだ。最後の日かもしれないのだから」と語っている。

 

 

松村雄策は著書で、「ジョン・レノンが個人的な問題を歌った時、それはみんなの問題となった。つまり普遍性を持つのだ」というようなことを書いていたが、「ホールド・オン」にも当てはまる。僕も「頑張れ、俺」って思っちゃうんだから。

 

 

 

「アイ・ファウンド・アウト」・・・ジョンが偽りの偶像や宗教を信仰する世界に対する幻滅を歌った作品。そしてそのような信仰を行うことに対しての警告がなされている。僕はとにかくギザギザしたジョンのギターがズンズン心に突き刺さった。あとはリンゴのドラムスとクラウスのベースも好きだ。こんなにすき間だらけの演奏ができ、楽曲として成り立たせているなんてすごい。

 

 

 

「ウェル・ウェル・ウェル」・・・どうも今回はギザギザしたジョンのギターを求めていたようだ。これも「アイ・ファウンド・アウト」同様、ジョンのギターがギザギザしている。歌詞はジョンとヨーコの日常のありふれた出来事を描写している。(ここまでウィキをバンバン利用している)あとは間というかテンポが気持ちいい。このゆっくりしたテンポが昔はまどろっこしく感じたが、今は全然そんな風には感じない。

 

 

 

このアルバムが発表されたのが1970年、ジョン30歳の時である。そこから10年間(途中間は空いたけれど)ソロ活動を行い、1980年12月に40歳で亡くなった。今年は2023年で「ジョンの魂」が発表されてから53年経っている。僕はもうすぐ59歳になる。今回も改めて「ジョンの魂」を聴いて感動した。

 

 

 

それと吉井和哉が「ワーキング・クラス・ヒーロー」をカヴァーしているのも聴いた。これは聴き取ったものを書くから問題はないだろう。こんな歌詞である。

 

 

 

生まれてきたら「ご苦労さん」と目に見えない手錠をかけられる

お前の人生にはこの痛みを 

ワーキング・クラス・ヒーロー・イズ・サムシング・トゥ・ビー

 

学歴の使い方を間違えて世の中の善悪に失望した

中卒で太ってておふくろホステス そうファッキング・クレイジーと歌いましょう

ワーキング・クラス・ヒーロー・イズ・サムシング・トゥ・ビー

 

本当の幸せは家の中にある 知ってる でも社会で戦うためには

家族が敵になることもある 

ワーキング・クラス・ヒーロー・イズ・サムシング・トゥ・ビー

 

宗教とセックスと巨人の星 涙を流す田舎者  やらせだ全部やらせなんだ 

そうファッキング・クレイジーと歌いましょう

ワーキング・クラス・ヒーロー・イズ・サムシング・トゥ・ビー

 

それでも頂上を目指すのか 笑いながら人を殺せるかい?

働いて働いて平凡に感謝しよう 

ワーキング・クラス・ヒーロー・イズ・サムシング・トゥ・ビー

 

ジョン・レノンについてゆけよ ジョン・レノンについてゆけよ

 

 

 

 

吉井はこれまでにも名曲の和訳をしているがこの曲も冴えてる。原曲の歌詞を拾いながらも自分自身のことを歌っている。もっともっと彼の和訳を聴きたいものだ。

 

 

 

只今14時30分。学校である。無事消防署見学は行われたか?おぅ、行われたよ。天候に恵まれ、恙なく1組2組と見学することができた。5限目も無事終わり、今週の業務は6年の成績をつけること、3年担任に成績を渡すこととなった。

 

 

昨日は今後の去就についてネガティブなことを書いたが、妄想は止まらない。僕の頭の中ではもう3学期を最後に教員から足を洗うことになっている。何とか病休と休職で次年度を乗り切り、再来年の4月から再就職している。今はその再就職先をどこにするかの妄想で頭がパンパンである。

 

 

できれば小学生で不登校で学習意欲はあるけど学校には行けないという児童の家庭教師、なんて職があったらなあと思っている。結構需要があると思うんだけどな。年金はやはり繰り上げ受給するのは止めた方がよさそうだ。調べてみたらもらえる金額が違い過ぎる。やっぱり、再就職妄想へレッツ・ゴーである。

 

 

介護職は?うーん、力がないからパス。スーパーの惣菜屋さんは?雇ってくれるんなら喜んでやりたい。あとは何だろう?とにかくネックは精神疾患だ。これをクリアしないとどこにも行けない。週末は妄想デイズになりそうだ。

 

 

 

今夜はビールを飲みながらジョンの声を聴いて過ごそう。

 

 

 

じゃあ、おやすみなさい。よい週末を。