hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

やっちまったよ 思い込み

4日月曜日に勇んで本屋さんに行った。ロッキングオン5月号を購入するためである(松村雄策追悼号だと固く信じていたから)。そうしたらない。何処を探してもない。もしかしたら売り切れた?いや、そこまで松村雄策は人気あるのかな。何だかモヤモヤするので、スマートフォンで検索してみたら、ロッキングオンは毎月7日発売って書いてあった。ふぅ。僕が買ったいた頃は毎月1日発売だったぞ。だから地方都市は2日発売だったぞ。思えばロッキングオンを発売日に買っていたのは何年前までだろう。そりゃあ、発売日も変わるか。このまま本屋から撤退するわけにはいかないと思って、いろいろ目星を付けて何かないか探したらあったよ。「チェーザレ」13巻が。なんと「堂々完結」と書いてある。

 

前に僕は「生きているうちに終わらないんじゃないか、と作家自身がうっすらと感じている作品」の一つとして「チェーザレ」を挙げていた(もうひとつは岩明均の「ヒストリエ」)。それくらいの勢いでゆっくり出版していたのに何故だ?チェーザレはどうなる?帯には「新教皇誕生。ルネサンス史上最も美しい英雄、チェーザレ・ボルジアの物語、ついに終幕」と書いてある。ご丁寧にもはがき(よりちっちゃい)サイズの付録にチェーザレの顔とともに「16年という長旅にお付き合いくださり本当に有難うございました!!」と惣領冬実直筆の文が添えてある。

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どうも叔父が新教皇になるまでで完結としたようだ。この巻でチェーザレが登場するのは後半の少しだけだ。叔父が新教皇になるべく裏で画策している時にチェーザレも地方で画策していた。末恐ろしい男だ。という終わり方である。腹心で親友のミゲルは?チェーザレの物語に欠かすことのできないアンジェロは?と思ったが、後半さりげなく登場して、まあ大団円、というわけだ。後半のチェーザレ、ミゲル、アンジェロの掛け合いをもう少し見たかったな。

 

作者の惣領冬実は一応ここまで、と決めていたんだろう。チェーザレの最後まで描いてくれると思い込んでいた僕は少し肩透かし気味だ。でも16年か。最後まで緊張感溢れる絵だったな。多分週末には1巻から引っ張り出して読むことになるだろう。

 

おっともう一度ロッキングオンに話を戻そう。5月号が発売されるよ、ということで登場するアーティストがズラズラと書いてあったが、松村雄策に関しては何も書いていなかった。これはどういうことになるのだろう。扱うにしてもそんなに大々的には扱わないということか。他の事(特集号を出すとか)を考えているのだろうか。何にせよ金曜日までの我慢だ。

 

ロッキングオンの発売日といい、「チェーザレ」完結といい、僕の悪い癖でロッキングオンは毎月1日発売、「チェーザレ」はほぼ永遠に続くと思い込んでいた。困ったものである。こういう思い込みがこれからも続くのか。だとしたら立ち直りの早い男にならねばいけないな。いつまでもぐちぐち言っているヒマはない。

 

さあ、気を取り直してもうひとつかふたつ書いてみようか。

 

まず、パティ・スミスである。何と「ラストアルバム」を作っているらしい。パティも75歳。60代のパティはいろいろ頑張ったと思う。アルバムも作り、デビューアルバム「ホーセス」の再現ライヴも行い、音楽人生のまとめを上手くしているな、と思ったものである。そこにきてのラストアルバムである。ラスト、って決めなきゃいけなかったのかな、とは思うが、彼女がそう決めたのだからそれでいいのだろう。でも詩を書くことはやめないと思うがどうだろう?表現者は死ぬまで表現者じゃないかな。

 

もうひとつの話題を少し書くか。最近何故か気になっているのが、デイヴ・スチュワートである。ユーリズミックスの片割れである。アン・レノックスと別れてから「スピリチュアル・カウボーイズ」という名のバンドを組んで活動をしていたのは知っていた。アップルミュージックを彷徨っていると、彼らのロックパラストでのライヴアルバムを見つけた。これを聴いたらなかなかブリティッシュの基本を押さえたいい演奏だったのだ。それでデイヴのアルバムをつまみ食いしてみたけど、まあ、いろいろなことに挑戦している。ブルースもやっている。引き出しの多い奴なんだな。だからこそ、数多くのプロデュース作品も残しているのだろう。ここ2,3日はちょっと彼のことが気になっている。