hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

11年ぶりのジュリアン・レノン

長い1週間だった。さて、何から書こうかな。とか言ってタイトルにジュリアン・レノンって書いてあるじゃないか、と思ったみなさん。そう慌てないで下さいよ。とにかく疲れた1週間だったんだから。それにパソコンを開くのも実は久しぶりなんですよ、奥さん。新年度が始まっちゃったもんでね。

 

そんなに多忙だったのか、と言われるとそうでもない。ただ、気疲れはした。職員室で僕の前に座った先生は、前任校で校長だった人だし(かつて夫婦で泣かされた)、今年度1時間目の授業は何からすればいいだろう、と爆買いした教育書を読み漁ったりしていたからなあ。

 

連日続いた職員会議には勿論参加した。入学式準備にも少しは貢献できた。学校研究の会議にも出席した。やればできたのである。自分でも驚いたよ。でも学校研究の会議はきつかった。提案について言いたいことがたくさんあって困った。いや、ここは我慢のしどころだ、お前の病気の悪いところは多弁になることだったじゃないか、我慢しろ、とずっと言い聞かせていた。それで他の人がばんばん意見を言い合うんならいいが、誰も何も言わない。ほんとに変な学校だ。というわけで、この時の会議は我慢できた僕だったが、その提案が職員会議にあげられた時には我慢できなかった。ほんとにみんな何も言わないんだもん。だから最後に言っちゃった。確認と質問だけだったけどね。

 

いかん。こんなこと書いてたら罰が当たる。来週からの授業に集中するべし、だ。何とか授業に対する情熱を取り戻すのだ。粛々と自分のやるべきことをやるのだ。ああ、そう言えば木曜日にはギター教室にも行ったぞ。ヘロヘロになりながらだったけど。あと、昨日本屋に行ったらちゃんとロッキングオン5月号が発売されていた。これらについては後日書くことになるかと思う。

 

さあ、いよいよジュリアンの出番だ。松村雄策が元気だったら今月号の記事は彼で決まりだったろうに。例によってアップルミュージックから今日のブツはこれです、と言われて見つけたのがジュリアン・レノンの最新シングル「Freedom」「Every Little Moment」であった。ジャケットは空から爆撃機がバラバラと何かを落としている、地上には花が咲いている、というもので、もしかしたら今だからこそ、の作品なのかもしれない。「Freedom」はのっけからシリアスな曲調である。「♪Freedom」と歌うジュリアンのヴォーカルは気のせいか悲しそうである。重い気持ちをジュリアンも僕も抱いたまま曲は終わる。「Every Little Moment」も「Freedom」ほどではないが、僕には重たいテーマを扱った曲に聴こえた。スケールの大きな曲である。

 

ジュリアンはこの2曲を先行シングルとして7作目のアルバムをリリースする。2011年の「エヴリシング・チェンジズ」以来11年ぶりのアルバムだ。タイトルは「ジュード」。「ジュード」と言えばそう、あのビートルズの「ヘイ・ジュード」にちなんだものだ。「ヘイ・ジュード」は当時5歳だったジュリアンに向けてポール・マッカートニーが作った曲である。ジュリアンは4月8日生まれで59歳になったばかりだ。1984年にデビューして7作目、40年弱で自分のことを歌った、そして今も世界中の人々に愛されている超名曲「ヘイ・ジュード」に触れることができたのだ。その間どんな気持ちで彼が「ヘイ・ジュード」を聴いていたのか、誰も分からないし、理解できない。でもいいじゃないか。60手前で「ジュード」なんてタイトルを付けられる男は彼しかいないんだから。思えばデビューした時もジョン・レノンの息子として取り上げられるだろうということは覚悟していた男だ。文句なんてつけられるはずもない。アルバムがどんなサウンドになっているのかは、シングル2曲からはまだよく分からない。しかし、前作「エヴリシング・チェンジズ」は名盤だった。昨年の今頃にそのことに気づいた僕は馬鹿者だった。期待は高まるばかりである。それからアップルミュージックで取り扱うジュリアン・レノンの作品は昨年より充実していたぞ。ゆっくり聴いてみようかな。

 

 

ヤフーニュースでジュリアンのコメントがちょこっと掲載されている(「ヘイ・ジュード」には愛憎を抱いている、とかね)が、これからもっと取り扱われるだろうと思われる。楽しみだなあ。