hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

死ぬまでに終わらないんじゃないか?

今手掛けている漫画は自分が生きているうちに終わるんだろうか?とかすかに思っているはずの漫画家を僕は2人知っている。一人は「チェーザレ」の惣領冬実。もう一人は「ヒストリエ」の岩明均だ。どちらの作品も歴史ものだ。

 

今日は、岩明均の「ヒストリエ」(2003~)について書きたい気分だ。久しく購入していなかったが10,11巻を買ったからだ。岩明均についてはあの「寄生獣」の岩明均、ということで説明は不要だろう。

 

時は紀元前4世紀。所は古代ギリシアマケドニア王国のアレクサンドロス大王アレキサンダー大王)に仕えた書記官、エウメネスの波乱の生涯を描いた壮大な物語だ。現在11巻まで刊行されているが、話が進まない進まない。まだエウメネスアレクサンドロスの父フィリッポス2世に仕える身だ。何しろアレクサンドロスが登場したのは5巻目だ。10巻後半からやっとアレクサンドロスの戦いぶりが描かれている。何せ波乱万丈なエウメネスだからフィリッポス2世に仕えるのだってさっきと同じく5巻目だ。登場人物だってどんどん出てくる出てくる。名前もよく覚えられない始末だ。だけどそれはそれは面白い漫画だ。歴史物はワープすることができないから大変だよな。そこがいいんだけど。

 

どうしようかな。大まかな区切りはあるらしいんだが、そこは自分流でいって簡単に話の概要を書くのもいいかも。

 

第1巻のチャプターはこんなのだ。

 

第1話「地球儀」

第2話~第4話「故郷カルディア」

第5話~第6話「図書室」

第7話「同じ夢」

第8話「スキタイ流」

第9話「体育教練」

 

これをチャプターごとに説明していくと大変なことになるな。しかし・・・。やってみたい気もするぞ。やるか?

 

第1話~第4話までは、青年期のエウメネスの姿が描かれている。アリストテレスとの出会い、後に仕えることになるフィリッポス2世との出会いからこの物語は始まる。

 

第5話から、少年期からの出来事が時系列に描かれている。裕福な家に育ったエウメネスは自宅の「図書室」でさまざまな知識を得る。しかし時々得体の知れない夢にも悩まされるのであった。第8話「スキタイ流」では2巻で大変な事をしでかす奴隷トラスクと会い、一方では恋もしている。第9話「体育教練」では、例の夢から闘いの方法を知る。これで1巻目は終わり。

 

これを11巻分するのか。どうなるかな。いけるところまでやってみっか。

 

第2巻のチャプター

 

第10話「斃すイメージ」

第11話「足音」

第12話~第14話「トラスクの闘い」

第15話「2つの死体」

第16話「証言」

第17話「別世界」

第18話「ペンダント」

 

第10話は9話の続きだ。兄弟で拳闘をすることとなるが「夢」のイメージで倒すことができた。もう一人も簡単に倒し、パンクラティオンにまでおよんでしまう。第11話ではそのことが母にばれ、ひっぱたかれるが父には褒められる。何故か「特別な才能がある」と言われて。そして遂に奴隷のトラスクが自由を得た。第12話からひたすら町で殺戮を繰り返すスキタイ人トラスクが描かれる。第15話。トラスクの騒ぎのどさくさに紛れて父が暗殺される。そして・・・。何とエウメネスは奴隷になっちゃうのだ。しかし失われかけた誇りを取り戻したエウメネスは自分が何故この家に来たかを知ることになる。

 

僕は、岩明均が描くエウメネスの「鋭い眼」が好きなんだよね。それについてはまた触れることがあるだろう。

 

結局漫画を読むことになるな。こりゃ。今までもそうだが新しい巻が出るたびに最初から読み直していたっけ。