「スローハンド」というのはエリック・クラプトンのニックネームである。クラプトンが登場して活躍するようになってから、彼のあまりに速い指さばきが逆にスローモーションに見える、というのでこういう呼ばれ方をされたらしい。
こっちは、本気でスローハンドだ。恥ずかしいくらいゆっくりした指さばきだぞ。
というところから話を進めていこうと思ったら、クラプトンのスローハンドの由来はそうではないということが分かった。
「ヤードバーズのリズムギタリスト、クリス・ドレヤは、クラプトンがコンサート中にギターの弦を切った時はいつでも、ステージにとどまって交換していたことを思い出す」
「イギリスの聴衆はいわゆる『スロー・ハンドクラップ(遅い手拍子)』」をすることによってコンサートの中断を待っていた」
「クラプトンのニックネーム『スローハンド』は、ジョルジオ・ゴメルスキーが言った、クラプトンが弦の交換のために演奏を停止している時に続いた観客の遅い手拍子の駄洒落に由来する」
なあんだ、そうだったのか。でもこんなの他のファンは知っているんだろうか。とにかく僕は正真正銘のスローハンドなのだからそこから話を進めていこう。
ここ2回、ギター教室で「ワイルドで行こう」の練習を行っている。1回目はコードの確認、カッティングの仕方を習った。終盤に合いの手(っていうのかな?)を習った。
BメロでG→AときてEがくる。そのEの尺のところでなんか気の利いたフレーズを弾くのだ。僕は先生の指を見ながら、弾いてみる。「最初は休符です」としつこいくらい言われた。そんで弾いてみてもチョーキングのところで上手くいかなくて(←慌て過ぎて)ピタッと尺にハマることがなかった。
「先生、今弾いたのをタブ譜に書いてくれませんか?」と言うと、「さっき渡した楽譜に書いてありますよ」と言われた。
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おいおい、それを早く言ってくださいよ、と思いながら家で一生懸命練習した。2週間そればっかり練習をして自分なりにまあまあかなという状態で2回目のレッスンに突入した。(←この前の日曜日)
「最初は休符です」。やはりこの言葉から始まった。意識しているつもりでも、先生から見たらそうなっていないようだ。僕は足でリズムをとる時に合いの手のところはどうしても止まっていた。これをクリアしないと休符は意識して弾けないなと思い、先生に確認しながら何とか合いの手の部分も足でリズムをとりながら弾けるようになった。ピタッとハマると気持ちいいね、全く。
もういっこ、3弦9フレットから始まるパターンも教えてもらった。僕は練習しながら「これだよ、これ。コードをジャカジャカ弾きながら途中で合いの手を入れるってヤツをずっと弾きたかったんだよね」と思っていた。あー楽しい。これをスローハンドでなく、少しでも速く弾けるようになったらもっと楽しいだろうなあ。
というわけで、今週は練習に励む日々である。
今日はあと2つ書き留めておかねばなるまい。1つ目はドジャース地区優勝おめでとうである。ここ最近の大谷選手の活躍は神がかっていた。シーズン前に、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンと3人でインタビューを受けたときに、ムーキーが「ショウヘイをプレーオフに連れて行ってやる」と言っていたが、逆だったよ。大谷選手がいなかったら危なかったぞ。
2つ目は自民党総裁が石破茂に決まったことである。僕は以前「石破茂は嫌いじゃない」という記事を書いたことがあるが、今回の結果には失望した。早く選挙にならないかな。(立憲民主党には何の期待もしていないが)自民党にはお灸を据えなければいけないと思っている人はたくさんいるはずだ。そう思わない?僕だけかな。
生意気言うのはこれくらいにしとこう。
それでは。