前々回のギター教室で、キーEのペンタトニックスケールを教えてもらった。5弦7フレットがルートのやつと、6弦12フレットがルートのやつだ。アドリブの第1歩として、そのスケールを覚えなさいとのことだった。
僕は、「じゃあ、次回までに何か気の利いたアドリブのフレーズを考えてきます」と言い、先生は「そうですね。宿題にしときますか」と言った。その後2週間、そんなに練習したわけじゃないけれど「何か考えなきゃ」と思い立ち、色々試してみた。そして一応ありがちだけどいいかなと思えるフレーズを見つけたので、それを練習して臨んだのが前回のレッスンだった。
まずは習ったフレーズのおさらいをしてみてから考えてきたフレーズも差し込んでみた。「合ってますか?」と先生に尋ねると「合ってます」と答えてくれた。そのまま習ったフレーズと考えてきたフレーズを弾いていたが、先生は何か考えている様子だった。
「えーっと、まずペンタのスケールを確認しましょう」。僕は5弦7フレットから弾いてみる。「そうですそうです」と先生。「これを曲に合わせてドレミファ・・・って順番に弾いて、次はドドレレミミ・・・っていう風に弾いてみてはどうでしょう?それができたら逆もできるようにしましょう」
「こんな感じですか?」と僕。「そうですそうです。それができるようになったらドレミ・・・に拘らずいろいろ試してみるのがいいかもしれません」と色々弾いてみせてくれた。そうか、まずはドレミからか・・・と思っていると、「hanamiさんは、まだ心を開放してませんね」と言われた。そうか、心を開いていないのか・・・と思ったが、うーん・・・そうですかとしか言えなかった。
しかし思い当たる節はある。楽器に限らず僕は自分のことを開示するのが苦手だ。研修に行った時に、まず自己開示をしましょうなんて言われて、自己紹介ゲームなんか提案された日にゃあ、その時点でもう帰りたくなってくる。
路上ライヴをしていた時もそうだ。歌ってはいたが、自分の声には歌う動機がないなーとずっと思っていた。技術的な話以前のことだからそう指摘されたらなんも言えない。多分先生はそういうことを言いたかったのだろうと思われる。家で気の利いたフレーズを考えるんじゃダメなんだ。それじゃかっこつけてるだけなんだと思った。
レッスンの最後に先生は「コピーなら誰でもできるんですよ」と言った。うーん・・・分かるようなそうでないような感じだったが、先生は僕に演奏することの肝の部分を伝えようとしているのだと思った。
というわけで家では、「ワイルドで行こう」を爆音で流しながらドレミ・・・と練習に励んでいる。と書きたいところだが、ちょっとサボり気味な今日この頃である。今日これから気合を入れて練習をして、明日明後日もみっちり練習して日曜日のレッスンに臨みたい。
今日、妻は名古屋に出張だ。1人で夜を過ごすのは何年ぶりだろう。妻は実家には泊まらない。僕も実家には泊まらない。8年ほど前に僕が従姉妹に会いに福岡に行ったぶりくらいの1人の夜だ。まあ夕食の心配もしなくてもいいから楽なんだけど、ちょっと不安ではある。
それでは。