月まで泳ごうぜ

昨日、映画「ドアーズ」の前半部分を観た。この映画は1991年に公開されたオリヴァー・ストーン監督作品である。当時既にドアーズのファンであった僕はなぜ観なかったのだろうか。そりゃあ、誰もジム・モリソンにはなれないだろって思ったからだ。そんなの無理無理、と頭から決めつけていた。興味はあったんだけどね。

 

 

 

でも何の因果か、昨日観た動画で立て続けにこの映画の話題になったもんだから(しかも観るといいよと推薦していた)、よっしゃあアマプラでも覗いてみっか、となり数分後には視聴するという事態になった。33年前に封印した作品をこれから観るのだ。

 

 

 

 

バンドものは気をつけなければいけない。映画を最初、中盤、終わりという風に分けるとしたら僕は中盤過ぎからソワソワし始める。その頃にはバンドは成功、いや大成功して、そろそろいろいろなゴタゴタが発生している頃だ。ここから見るのがつらくなる。

 

 

 

というわけで「ドアーズ」もそろそろ来るなと思ったところで中断している。でもレンタルだから明日までには観なけりゃいけないんだけどね。今日は観たところまでの感想を書き留めておこう。

 

 

 

ここまでの評価は星5つ中4個(大甘)である。演奏シーンが思ったよりよかった。

 

 

 

バンドの始まりは素晴らしかった。ジムが、友だちのレイ・マンザレクに歌も作っているんだと言い、彼から「歌ってみろよ」と促された時に歌ったのが「ムーンライト・ドライヴ」だった。

 

 

 

アカペラで「レッツ・スィム・トゥ・ザ・ムーン・アーハ・・・」と歌うジム。彼を演じるヴァル・キルマーは既に若き日のジム・モリソンに成り切っていた。この歌を聴いてレイは「バンドやろうぜ」とジムに持ちかける。


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よかったらオリジナルも聴いてみてよ。↓↓↓


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次はリハーサルシーンだ。「ブレイク・オン・スルー」をのんびりしたビートで練習するドアーズの面々。ここもよかったなあ。あの名曲の始まりは確かにこんなだったかもしれないなーと思った。そしてギターのロビーが「こんな曲もあるぜ」と自分で弾き語りをしたのが後に全米で大ヒットする「ハートに火をつけて」である。

 

 

 

ロビーは不安定な音程で歌っている。「OKOK、じゃあそれをやろう」と言ったジムが歌い出す。さっきのメロデイを「こんな感じで(歌うけど)どう?」とロビーに目をやる。頷くロビー。こうして「ハートに火をつけて」も段々完成する。ワクワクしたなあ。

 

 

 

バンドがバンドらしくなっていくところをもっと見ていたかったが、続いてはもうライヴハウスで演奏する場面になっていた。「ブレイク・オン・スルー」を演奏するシーンだが、ジムは後ろを向いて歌う。まだ観客の前で歌うのが恥ずかしかったからだ。そういえばその話は聞いたことあるな―と思いながら見ていた。サビでは前を向き客の前で自分を曝け出す。この時のヴァル・キルマーはかっこよかった。

 

 

 

そんなこんなでレコードデビューを果たし、曲も大ヒットして「エド・サリバン・ショー」に出演することになったドアーズ。出演前に歌詞にいちゃもんをつけられる。「ハイ」はドラッグを想起させるから使わないでくれと言われたのだ。しかし本番では思いっ切り「ハイ」と歌うヴァル演じるジム。ここが思いっ切り減点ポイントであった。

 

 

 

実際の映像を観たことがあるが、確かに本物のジムも「ハイ」と歌っている。しかし、普通に歌っている。この映画のように「歌ってやったぜ」みたいなこれみよがしな態度を取っていなかった。映画としては大げさにしたかったのだろうが、これはどうみてもいかんよ。だったら他のエピソードを挟んでほしかったな。

 

これが本物ヴァージョン。ヴァルはこの人にかなり近づいていた


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その後アンディ・ウォホールと会って・・・くらいのところでストップしてある。さっきの大減点のところ、それから何だか知らない抽象的な映像というか、インディアンのシャーマンがチラチラと出現しているところなんかは必要ないと思った。勿体ないぞ、オリヴァー・ストーンよ、と思わずにはいられなかった。

 

 

 

 

この後、コンサートで事件が起こり・・・・とバンドは坂道を転げるように転落していく。ジムは最後、パリのアパートの浴槽で死んでいるのが発見される。そんなシーンを見るのはつらいが、ここまで見たんだから最後まで見ようと思う。

 

 

 

それにしても書かずにはいられない、ヴァル・キルマーよ、君は見事にジム・モリソンに成り切っていたよ。なめててごめん。声も態度も見事だった。それにシラフでも酔っぱらっててもラリってても、バンドのメンバーを巻き添えにする(というか振り回す)ところも実にジムらしいなと思ったぞ。

 

 

 

さてと。今日もギリギリダメ人間になることは免れた。記事をアップしたら夕食を作ろう。

 

 

 

それでは。