火曜日にドアーズの4枚目「ソフト・パレード」と5枚目「モリソン・ホテル」について批判めいたことを書いた。ドアーズは昼の活動をしなかった方がよかったと。しかし、この言葉は撤回した方がよさそうだ。それというのも「ソフト・パレード」発表時のライヴ映像を観たからだ。テレビ出演して歌ったドアーズの演奏は素晴らしく、ジム・モリソンの歌は力強かった。
1曲目は「ソフト・パレード」の1曲目でもある「テル・オール・ザ・ピープル」だ。ジムはライオン頭は前からだけど髭もじゃになっている。実に男らしい。そして声が圧倒的だ。この曲のよさに改めて気づかされもした。続いてファーストアルバムから「アラバマ・ソング」、「バック・ドア・マン」のメドレーである。「バック・ドア・マン」、シャウトするんだけど誤魔化さないでちゃんと叫ぶかな？と思っていたらこちらのイメージ通りにシャウトしてくれた。最高だぜ、ジム。続いてよく分からないブルース・ナンバーを演奏してから「ソフト・パレード」からの「ウィッシュフル・シンフル」だ。
音程を気にしてか、耳に手をやり注意深く歌うジム。しみじみとしたいい歌だ。そして最後はタイトル曲の「ソフト・パレード」である。僕がこの前批判した最初のアジテートは見事なものだった。うん、やはり僕は間違っていたようだ。陽の当たる場所での活動、という印象は変わらないが、なかなか、いやかなりいい活動である。それにしても「ソフト・パレード」という曲はころころと曲調が変わっていつまで経っても耳に馴染まない曲ではある。
なんでこんなタイミングでYouTubeが僕にこの動画を紹介してくれたのだろう。まあ、そんなことはいいか（←もしかしたらとんでもない陰謀に巻き込まれてたりして）。いいモノを観ることができて僕はご満悦だ。それに「ソフト・パレード」をしばらく聴くことになりそうだ。随分前に「ドアーズをもっと真面目に聴こう」という記事を書いたが、やっとその時が来たようだ。こうなると「L.A.ウーマン」もレコードで聴きたくなってきたな。
さあ、今日のことを書くとするか。朝はいつもの金曜日と同じで、身体に泥がこびりついたような感じがして上手く起きることができなかった。そのためコーヒーを妻に淹れてもらう始末だった。学校に行って、ふと鏡に映った自分の顔を見て驚いたよ。めっちゃ疲れた顔をしていたんだもん。ああ、俺はこんな顔をして授業をしていたんだと改めて自省した。
朝、職員室に入った途端「（特別支援教室の児童の）所見を書いて下さいね」と言われてかなりへこんだが、それもささっとやり、1～4限まで授業をして、来週のことを3～6年の先生に伝え、3，4年の成績を机上に残し、帰宅した。これで終わった。僕の1学期は終わったのだ。
というわけで、一人でお祝いをしようと思った。行きつけの焼き鳥さんでテイクアウトしようと思ったらは今日はもう満員だった。うーん、と悩んだ僕は魚の美味しいスーパーに行き、しめさばとかんぱちとタコを買って赤ワインで祝杯を上げた。赤ワインはまだ少し残っている。この瓶を空けたら禁酒生活に入ることにしよう。
あとは、妻が帰るまでに大根サラダとねぎ炒飯を作ることで今日の僕の仕事が終わる。今夜は眠ることができるだろうか。とにかく精神的にはなんだか楽になった。やり遂げた感はあるぞ。担任には申し訳ないけど。
明日は診察日だ。
おやすみなさい。
