こんな風に言われたのが、朝の10時30分頃。病院の発熱外来の駐車場でのことだった。遂にというか何というか僕もコロナに罹ってしまった。それにしてもあんなに明るく言われちゃう世の中になってるんだ。知らなかったよ。どこから話を始めればいいのかな？というよりこんなことしてる場合じゃないよな。現在の体温も37.4度なことだし。でも昨日からな～んもしてないから何かしたいんだよね。タバコも吸えないしさ。
最初から書くのもめんどくさいし、今日のことから特筆すべきことだけを記しておこう。
朝は5時に目覚めた。すぐに体温を測ると、38.1度。下がってないじゃんと思いながらぼぅっとしていたら妻がリビングに降りてきた。昨日のお粥の残りを食べた僕は、9時に発熱外来に行きPCR検査を受け、1時間後結果を聞いた。薬を処方してもらうか逡巡した（医師はあんまりお勧めしなかったのだ）が、結局ラゲブリオという新型コロナウィルス感染症の治療薬を頼むことにした。まだ公費負担だということもあったので「それでお願いします」ということにした。
そのあと近くのウェルシア薬局に行ったが、薬はなかった。仕方がないのでクスリのアオキに行って聞いてみたらそこにはあった。お願いします、と処方箋を渡して待つこと30分以上（これが一番つらかった）、ようやく薬を手に入れた僕だったが・・・もちろん家に直帰すべきことは分かってましたよ、でもねえ・・・なんか知らないけど「精をつけなきゃ」って思っちゃったんだよね。そしてクスリのアオキの向かいにある、魚のおいしいスーパーに行って鰻をパッと買い（その間1分もかからなかったはず）、家に帰ったのであった。非常識だったか？そうだな、もし僕が別のシチュエーションでそんな人を見たらきっと怒り出すな。すまん、許せ。
そうやってまで手に入れた鰻を僕はすぐにご飯と共に食べ始めた。そこの店の鰻は国産だと3000円ほどする。美味いに決まっている。そう思いながら食べ始めたのだが、何だか様子が変である。上手く言葉にできないが「記憶を元に食べている」って感じになるのかな。今この瞬間の味を味わっていないんだよな。そこまで思ってやっと「味覚障害」という言葉が僕の頭の中に浮かんだのであった。これかぁ、味覚障害って。確かにそうかもしれない。今、味はしないと言ってもいいぞ。食感は分かる。でも鰻のあの美味しい感じはさっぱり伝わってこない。
それにしても今回はPCR検査を受けたは受けたけど、コロナ陽性になるとは全く思っていなかった。でも考えてみれば思い当たることはたくさんある。
まず、先週から授業を始めたこと、そして僕はノーマスクで授業をしていたことだ。学校にはマスク文化は無くなっていたと書いたように思う。いやあ、やられましたなぁ。僕は３～６年までの８教室を行ったり来たりしていたのだ。何かあっても不思議じゃあない。それに、先週の僕は結構頑張り過ぎていたと思う。自由進度学習のことやらなんだで。その結果体力的にかなりガクッと落ちていたところにコロナウィルスが僕を襲ったのだろうと思われる。
校長と話し合って、一応木曜までは休むことになった。しかし電話を切ってから思った。金曜日ってバス遠足だったよな。子ども達とバスに乗って遠くまで出かけるってそれは無理でしょう？行くとしても自分の車で行くしかないぞ。それにこの休みは年休になるのだろうか？ということも気にかかる。僕には9月まで取れる「夏季特別休暇」が約5日分ある。それを今回の休みに当てることができるのであれば問題ない。しかしそうではなく年休扱いになるとしたら、これからの年休事情はかなり悪くなる。
ああ、こんなことを書くのはあまり面白くないな。早く「18年ぶりのストーンズの新作（あるいはシングル「アングリー」）は・・・」とか「時間という概念をわがものにしたピンク・フロイドは・・・」なんていう記事を書きたいものである。
とにもかくにもしばらくはじっとしているしかない。妻に連絡するとあんまり気にしてないようだった。夏に罹っているから抗体ができているとでも思っているのだろうか。まあ、リビングを自由に使えるだけまだましか。
最後に今の症状を書いておこう。首と肩の周りが酷く気怠い。鼻水は定期的に出る。咳は発作的に激しく出る（これはツラい）。頭痛はずぅっと続いている。熱は平熱に戻った。鮭のお粥を食べたが味覚障害っぽい。といったところだろうか。
それでは終わります。おやすみなさい。
