今日一番の大ピンチ

今日一番の大ピンチは、朝の7時過ぎに起こった。この時刻僕はいつもウォーキングをしている。今日もそうだった。

 

 

桜並木は相変わらず満開をキープしている。しかし今日はあんまり上を向いて歩くことはなかった。結構飽きるもんですね、贅沢な話ですけど。桜好きの方で時間に余裕のある人は、思う存分堪能しているだろうな、おおっ、歩きながら動画を撮っている人もいるなどと、まあぼんやりと歩いていた。この時は大丈夫だった、便意は。

 

 

しかし、2㎞を過ぎたところから「うん?俺、もしかしてトイレに行きたくなってる?」と思いだした。ウォーキングの前には必ずトイレに行くことにしている。だから今までウォーキングの時にトイレを使うことはほとんどなかった。

 

 

この6.4㎞のコースは大変親切で4か所トイレが設置されている。綺麗だし多目的トイレもある。単純にわり算をしても1.6kmごとにトイレがある勘定になる。しかし僕の便意は歩くごとに高まる。というか周期的にやって来ると言った方が正確かな。僕は「俺は別にトイレなんて行かなくてもいいもん」という気持ちを作りながら歩いた。確か2番目のトイレ(駐車場に併設してある)がもうすぐ見えるはずである。

 

 

ここからが長かった。歩いても歩いても目的の駐車場に着かない。「もうそろそろ見えるはずなんだけど」「いやいや別に大丈夫」。段々気持ちがあやふやになってきた。

 

 

そして、遂に駐車場が見えてきた。僕は「ここで油断したら負けだ」と思い、さり気なさを装いつつ歩いた。トイレが見えてきた。と同時に1人の男性がトイレに入るのも見えた。不吉な予感がした。

 

 

トイレに着いた僕はまず多目的トイレのドアを思いっ切り左にひいた。しかし、鍵がロックされている。ああ、と思い男子トイレに入る。そこで見たのはトイレの扉がロックされていることを示す赤色だった。どうすればいい?一体どうすれば・・・なんて考えてたのは一瞬だった。

 

 

僕は迷わず男子トイレを出て女子トイレに駆け込んだ。誰もいないかなんて確認はできずにとにかくトイレに入った。「まだ油断しちゃだめだぞ」と言い聞かせながら、ベルトを外し、チャックを下ろし(ジャージじゃなくてズボンを履いていた)、腰を下ろした。

 

 

「はぁ~」と思わずため息を漏らす僕であったが、ここが女子トイレであることを思い出し、じっと息をひそめて用を足していた。次は誰にもバレないようにトイレから出ることだ。サッとドアを開け、一瞬で状況を把握し、OKだと分かった僕は素早くトイレから出た。

 

 

 

お前、こんな話のために大げさなタイトルを付けて1000字近くも書いてどうすんだよ、と言われそうだ。まあ、そうなんだけどね。一触即発だったんだよ。今日一番のトピックだったんだよ。

 

 

 

少し元気になってきたかな、と昨日書いたが、そうなるとあちこち動き回りたくなってくる。僕が狙っていることは、映画「アイアンクロー」を観に行くことと、明日から始まる音盤祭に行くことである。どちらも出費ありである。動き回るということはお金を遣うということなんだな。

 

 

まあ、明日の気分でどうするか決めよう。

 

 

 

 

それはそうと、朝から胃酸が喉元までこみ上げていてどうにもツラい。逆流性食道炎気味なのは分かっているが、ここまで胃酸が上がってくるのは何十年ぶりだろう。急いでクスリのアオキに行って「スクラートG」という薬を買ってきた。これで治まるといいのだが。

 

 

おそらく食べて直ぐに横になることと、喫煙量の増加が原因だと思われる。せっかく元気になっても体が元気じゃなきゃつまらない。しばらくはやったらいかんことをやらないようにするしかないか。

 

 

 

それでは。