23年間の友情と46年間の寂しさ

ポール・マッカートニーが、ジョン・レノンの前でギターを弾きながらエディ・コクランの「トゥエンティ・フライト・ロック」、ジーン・ヴィンセントの「ビー・バップ・ア・ルーラ」、リトル・リチャードの歌を歌ったのが、1957年。

 

 

 

それからクオリーメン参加からのザ・ビートルズの活躍は知っての通りだ。ちゃんと歴史の教科書に書いてある。ビートルズ解散後もちょくちょく交流があったポールとジョンだが、1980年12月8日に23年間の友情が唐突に終わる。

 

 

 

あれから46年が経った。ポールは今も頑張ってアルバムを作っている。でも23年間培ってきた友情をいきなり失ったポールは、いつもどこかで寂しさを感じていたのではないだろうか?というのが今日のタイトルの意味である。

 

 

 

現在ポールは83歳。その旺盛な創作意欲には驚くほかない。新作「ダンジョン・レインの少年たち」は今1回聴いただけなので、その内容についてどうのこうのは書けないが、聴きながら「ポールは寂しいんじゃないかなあ」とふと思ったのだ。

 

 

ジョンの死後発表した「タッグ・オブ・ウォー」からずぅっとジョンはポールのアルバムを聴いていない(当然だ)。色々な人から賛否を含め、あーだこーだと言われ続けただろうが、ポールにとってはそんなもんどーでもいいんだろう。

 

 

 

ミック・ジャガーには、キース・リチャーズがいる。仲がいい時もあるし、そうでない時もある。今でもキースはミックに遠慮なくダメ出しをしているだろう。ディランは元々一人だったので、まあ女性くらいはいるだろうが、寂しいなんて思っていないだろう。

 

 

 

 

ポールは、ジョンに「なあ、『フラワーズ・イン・ザ・ダート』(1989)、どう?」とか「『カモン・ピープル』って曲を作ったんだけど・・・。なかなかイケてると思うけどどう思う?」とか言いたかったんじゃないかなぁ。意識してなかったかもしれないけど。

 

 

 

 

なんてことを書いているうちに新作を数回聴いた。数日前に「これは・・・名作?」「いや、ちょっと微妙かも」と書いたが、今は「これはとてもいいアルバムだ」と思うようになった。

 

 

 

僕が一番好きな曲は、B面4曲目の「ライフ・キャン・ビー・ハード」だ。冒頭から「おっ、これはいいメロディだ」と思わせて、そこからどんどん曲が展開していく。どうやらこの曲は、ドキュメンタリーで少し紹介されていたようだ。タイトルは、「人生ってしんどいことあるよね」みたいな感じかな。

 


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B面1曲目の「カム・インサイド」も「おじいちゃんだけど、ロックンロールしてるぜ!」みたいな曲で好きだ。この前紹介したリンゴ・スターが参加した「ホーム・トゥ・アス」も好きだなあ。リンゴのドラムもヴォーカルもいい、としか言いようがない。

 


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前作「マッカートニーⅢ」が2020年発表だったんだけど、あの時はコロナ真っ最中だったからか、緊張感バリバリの音だった。でも今作はそんなに刺々しい音ではない。これは、共同プロデューサーのアンドリュー・ワットの功績もあるかもしれない。

 

 

 

アンドリューは、オジー・オズボーンやイギー・ポップのプロデュースを経て、ローリング・ストーンズの「ハックニー・ダイヤモンズ」をプロデュースした。ポールは彼について色々語っている。

 

 

 

「『ドラムはあなたが叩くべきですよ』って(アンドリューが)言ったんだ」「彼がもたらした一番大きなものは、熱意と音楽性だ」「正直言うと最初は『悪くないけど、ちょっと押しが強いな』って思った」「でも押しの強さじゃなくて、熱意なんだと分かった。彼はただ、本当に良いレコードを作りたかっただけなんだ」

 

 

 

アンドリューは、ストーンズのレコーディングの時に、毎日違うストーンズTシャツを着ていたそうだが、まだ35歳の若者である。才気溢れる若者がレジェンドに最大の敬意を払って一緒に作業をする。レジェンド達は、気持ちのいい若者と仕事をする楽しさを味わう。ポールもストーンズの面々もきっと嬉しかったに違いない。

 

 

 

人生の晩期に既に入っているだろうポール・マッカートニーがこれだけの作品を創った。ポールは天国にいるジョンに「やったぜ!」って力強く言ってると思うし、ジョンも「やられたよ、ポール。最高じゃないか」って言ってるように思う。

 

 

 

このアルバムは、聴けば聴くほどその良さが分かる素晴らしい作品である。

 

 

 

 

 

今日の僕は、なかなかサイテーな時間を過ごした。妻のこと、姉のこと、母のことに思いを巡らし「うーん・・・」と悩んでいた。更にメルカリでの出品者とのやり取りでも「うーん・・・。そんな風に言われたのは初めてだ・・・」と落ち込んでいた。

 

 

 

だから「こういう時こそドラム練習だ」と思って、1時間練習してきた。1時間なので、「ここ」というところを集中して練習してみた。僕としては今日のところはこれでいいかなって思える練習だった。その後帰宅し、妻に「ゴメン、今ピリピリモードなんでほっといてくれる?」と言った。妻は「何関係?もしかして私も入ってる?」と言ったが僕は何も言わなかった。妻はそれ以上僕を問い詰めず、2階に上がっていった。

 

 

 

今日は、叔母から押し寿司を少しもらい、母からおかずを少しもらった。だから夕食の用意はパスしようと思っている。

 

 

 

ふう。今はまさに「人生ってしんどいことあるよね」状態である。全く6月に入ったばかりだというのに困ったものだ。10日の結婚記念日は、キッチリ頭の中にインプットしておこう。

 

 

 

 

それでは。

 

 

落ち込みついでに、「これは凄い!」と思う動画も貼り付けちゃおう。前にも貼り付けたんだけどね。ジョージ・ハリスンの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」をトム・ぺティとかジェフ・リンとか大勢の人でカヴァーしてるんだけど、隅っこに赤い帽子を被った人がいるんだよね。

 

 

 

その人はプリンスである。不思議な組み合わせだなと思いつつ聴いていたが、後半しゃしゃり出てきて、ギターソロをぶちかますんだけど、これがかっこいいのなんのってくらい凄いのだ。僕は、折に触れこの動画を見ているが、何度見ても素晴らしい。僕が見たプリンスのギターソロの第1位に君臨している、その動画を見て僕も元気を出すことにしよう。

 

 

今度こそ、それでは。

 

 

 

3分29秒~だよ。

 


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