hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その30 ~眠たいの巻~

どうなっているのだろう。一向に雪が降らない。最近の天気予報は少し大げさすぎやしないかい?まあ、雪かきしなくてもよいのだから歓迎すべきことではある。と思ったが、北日本など実際に雪が降って大変なところはたくさんあるのだから、こういう書き方は不謹慎であると反省した。

 

 

というわけで、昨日頭がカラッポになったと書いたが、今もカラッポのままパソコンに向かっている。今日で年始のお休みも最後だ。明日からは仕事だ。

 

まずは睡眠のことを書いてみるか。不眠のことではない、睡眠だ。珍しいな、お前が睡眠のことなんて、と思われるやもしれない。僕も自分で驚いている。昨日、いや一昨日から眠くて眠くて仕方がない。実際何時間寝たのだろうと思うほど眠っている。昨夜は21時頃寝室に行き、読書をしようと思ったが、そのまま寝落ちした。それから朝の5時まで寝ていた。これで8時間。僕にとっては立派な記録だ。

 

ところが、その後リビングに行き、コーヒーを淹れ、1杯飲むか飲まないかするうちに炬燵で寝てしまった。これで2時弱。気がついたら妻が朝食の用意をしていた。それをささっと食べて再びすぐに横になり、小1時間。妻が外出してから再び2時間。もうすぐ朝の10時だよ。どうしてこんなにも眠いのだろうか。

 

考えられることが3つある。まずは、頭がほんとに疲れていて睡眠を欲しているということ。ビートルズの「レット・イット・ビー」を観たことが大きなダメージとなって、それが眠さに繋がったのかもしれない。2つ目は、昨年の29日から完全に仕事オフモードに入ったこと。そんなに意識してはいなかったが、案外僕は頭の中が仕事モードになっていたのかもしれない。3つ目は、ポール・マッカートニーのせいだ。これについて書いてみようかな。

 

「レット・イット・ビー」を観終わった僕は、他のアーティストの音楽を聴く気持ちにはなれなかったので、ビートルズの「レット・イット・ビー」と「アビー・ロード」ばかり聴いていた。そんな時にふと魔が差して、ポール・マッカートニーを検索したら、ベスト盤のデラックス・エディションというものがあるではないか。67曲、4時間19分である。僕はこれを流しっぱなしにしていろいろなことをしていた。本を読んだりとかね。そしたらポールの音楽が妙に心地よいのに気がついた。ベストと言いながら、ソフトな楽曲がほとんどだ。聴いたことない曲が多かったが、それは「パイプス・オブ・ピース」以降の曲だと思われる。ちょっと調べてみるか。

 

正式なタイトルは「ピュア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト(デラックス・エディション)」という。2016年6月に発表されている。ポールのコメントを一部紹介しよう。「僕と僕のチームがこのベスト・アルバムを選曲するにあたって考えたのは、ただただ楽しんで聴けるものにしよう、ということだけだった。たとえば、長旅の車中、自宅でくつろぎたい晩、または友人とのパーティーなんかでね」

 

長旅の車中にこのアルバムを聴くと眠くなって危険すぎる、とだけ書いておこう。

 

宣伝の方はこうだ。「2001年の『夢の翼~ヒッツ&ヒストリー』以来、実に15年ぶり、通算4作目となるベスト・アルバムが、ザ・ビートルズ来日50周年のアニヴァーサリー・マンスという絶好のタイミングでリリース!」「1970年『ポール・マッカートニー』から、2015年の最新シングル『ホープ・フォー・ザ・フューチャー』までの45年間のソロ・キャリアで発表したアルバム/シングル作品を、ポールのパーソナル・キュレーションにより選曲。1989年以降の楽曲は、今回がベスト・アルバム初収録になります」

 

なるほど。だから知らない曲もたくさんあるんだ。しかし曲順は無茶苦茶だ。4枚組なんだけど、1枚目に「ジェニー・レン」「ニュー」が入っているんだよ。後は初期の曲がほとんどだけど。一体どういう心算だろう。でもそんなことはどうでもいい。まあこのアルバムが気持ちいいのなんのって。どこから聴いても気持ちいい。元気のいい曲もあるにはあるが、しっとり系の曲がほとんどじゃないかな。今の僕にはピッタリだ。ポールのこのベスト盤が眠気を呼んだ一番の原因かもしれない。でも67曲取り込むかどうかはまだ検討中である。明日から仕事だというのにこの心地よさから離れられないというのは、ある意味危険な感じもしているからである。

 

 

 

さっき本を読んだり、と書いたが、その本は例によってスペンサーシリーズである。僕が唯一未読だった「灰色の嵐」(2009)だ。実に36作目のスペンサーシリーズである。いつも日本では年末に出版されていたがこの本は年なかばで出版された。だから見逃したのだろう。これで未読のスペンサーシリーズはなくなった。この本では「ルーガー」という不思議なキャラを持った人物が登場する。このシリーズでは3回目のことだ。1回目(「悪党」24作目・1997年)はスペンサーに瀕死の重傷を負わせる敵として、2回目(「冷たい銃声」32作目・2005年)は奇妙な協力関係を結ぶ者として。そして3回目は・・・。何だったんだろう。「ルーガー」は別名「灰色の男(グレイ・マン)」と呼ばれていた。上から下まで常に灰色の洋服を着ていたからだ。3回目の登場はちょっと強引だったかな。スペンサーシリーズとしては珍しく最後の最後までよく分からない展開だった(グレイ・マンは娘を助けるためにスペンサーと敵対した。それは彼としては本意ではなかった、ということが一番最後に分かる)。

 

スペンサーシリーズでは、シリーズを追うごとに少しずつ「ファミリー」とでも呼べるような存在が増えていった。グレイ・マンは残念ながら「ファミリー」にはなれなかったことがこの「灰色の嵐」という作品ではっきりした。ものすごく緩い「ファミリー」になれたかもしれないのに。ちょっと残念ではあった。

 

 

本を読んだり、の「だり」の方は、ギター練習である。「レット・イット・ビー」(いつになったらこの話題から離れることができるのだろう)でのジョンとジョージの手首の柔らかさに衝撃を受けて「俺もこんなんになりたい」と思ったことと、先日のリモート飲み会でJUNさんに「いかに力を抜くことが大切か」説かれたことがきっかけである。ピックの持ち方を教えてくれるYouTube番組から観て、とにかく右手の動かし方を練習しているところだ。

 

ギターはやはり普段自分が座っている場所の近くに置いておいた方が断然いい。