hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

キツイ1日だった

睡眠時無呼吸症候群の人はよく夢を見るというが、その内容は非現実的なものと、現実生活に関するキツイ内容のものに分かれるようだ。少なくとも僕の場合はそうだ。

 

非現実的なものは、目が覚めても「ああ、変な夢だったな」で済むが、後者の方は例えばとても大変なクラスや児童を受け持った時の夢となる。これはキツイ。そして思わず目を覚ますが、まだ眠いままだ。しかし怖くて寝ることができない。だから今は起きているが、眠くて仕方がない。

 

教員をやっていて、一番へこむのは児童あるいは大人に強烈に否定された時だろう。今日は多くの児童から強烈に否定された夢だった。もうこんなにあり?っていうくらいリアルでキツイ夢だったから具体的に書けないほどだ。

 

しかしやはり眠気に負けて結局再び炬燵で寝てしまったら、今度は大人から強烈に否定される夢を見た。これはマズい。

 

 

2つの嫌な夢を引き摺ったままかなり重い気持ちで出勤した。今日を含めてあと9時間。その9時間が重く感じる。そして昨日は上手くいった5年生の教室へ向かった。

 

 

まず1クラス目(2限目)。今日はダメだった。大撃沈である。もう家に帰ろうかな、くらいに思った。次(3限目)も5年生である。どうしようか迷ったが「これできる?」と「もんばん」(昔テレビで流行った「リズム4」のこと)を持ちかけたところ「やりたい」となった。「もんばんで全員回せるか?」という課題である。「じゃあ20分間集中してプリントに取り組んだ後にやろう」と話した。

 

 

そして20分後、机を後ろに移動させて椅子を持って来て円を作って「もんばん」をやり始めた。準備をしている時点で「今日は無理そうだな」と分かったが、やり始めて2,3分で「ああ、これは全員に回すことは出来ないな」と確信した。こういうのってクラスの雰囲気がとても重要となる。それが全てと言ってもいいくらいだ。それは見ていれば分かる。結果は残念ながらその通りになった。それは仕様がないとして、問題は何とかクリアしようと誰かがクラスの友達に働きかけることだ。その姿は少し見られたので良しとしなければいけないか、と思った。しかし、このクラスがこんなに弱体化しているなんて、と正直驚いた。4月からこの学年はかなりキツくなるだろうな、と思った。

 

 

4限目は4年生だ。このクラスは先日「しりとり列車」をクリアしている。だから「今日の先生からの挑戦状は・・・」と言って「もんばん」を提案したら「やりたい!」とノッてきてくれたので、「それじゃあ15分集中してプリントをした後にやろう」ということにした。4年生では「もんばん」を結構やっている。さて、どうなるだろうか。

 

「全員に回すんだよ」と言った途端、「じゃあ全員立って。当たった人から座っていこう」とリーダー的存在の男子児童が言って「もんばん」は始まった。「これなら楽にいけるかな。どうしよう。でもこの子らが考えたことだし、任せてみるか」と思い、静観していたがなかなか上手くいかない。「苦手な子を先にしよう作戦」もやってみた。これも黙って見ていたが上手くいかない。

 

僕は黒板に「チャンスはあと3回」と書いた。それで児童の集中力は高まったが、やはり全員というわけにはいかなかった。「もう1回(やらせて)」という児童の声に負けて「どうぞ」と言ったら3回目の「もう1回」で遂に全員に回すことができた。最後は僕に振ってくれまでしたので、ありがたく最後を締めさせてもらった。「やったね。次の時間が最後の先生からの挑戦状だよ」と言ってこの時間を終えた。やはり4年生はノリがいい。癒されたよ。

 

 

最後(5限目)も4年生のクラスだった。このクラスはまだ「しりとり列車」をしていなかったので、そこからだ。「どう?やってみる?」とみんなに投げかけたらもちろん「やる!」と言ってきたので、少し時間を多目に取って取り組んでみた。これも最後の子が無事言い終わったので「やったね」と言おうとしたら「次、先生やよ」と言われた。僕は一応そう言われることを想定して心の準備をしておいたので上手く切り抜けることができた。

 

こうして4限目と5限目は無事終えることができた。でもどうなるか分からなかったので胃が痛くなったよ。2限目と3限目で削られて、4限目と5限目で持ち直した1日だった。

 

 

そう言えば昨日のことだが嬉しいこともあった。6年生は例年家庭科の授業で、先生に雑巾など自分で作ったものにメッセージを添えて送る学習活動がある。今年はきんちゃく袋だった。昼休み、珍しく職員室に居ると男子児童が2人やってきて「hanami先生、お世話になりました。これ、使って下さい」と言われ、きんちゃく袋とメッセージが入った袋を渡された。「こちらこそ、ありがとう。授業楽しかったよ」と言い、受け取ってメッセージを読んでみるとこんなことが書いてあった。

 

「4年間算数や社会を教えてくれてありがとうございました。6年生の社会では、自分の好きなものを紹介させてくれたり、自分の好きな戦争の話であったりととてもうれしかったです。そうして自分たちの考えを尊重してくれるような授業スタイルはとても楽しかったです。ありがとうございました」

 

 

「記憶上お世話になっていたのは4年生から、4年のときは算数の担当をしていただき、どんどん進むコースで色々とお世話になりました。そして5,6年では社会を担当、5,6年で一番楽しく、楽しみな授業でした。6年生ではよりみんなの意見が聞けて楽しかったです。これもhanami先生が担当だったことが一番だと思います。hanami先生の授業の進め方が自分の好きな授業の理由の一つです。本当にありがとうございました」

 

 

この2人は学力高位で社会の授業でも積極的に発言していた児童だ。きっと家庭科を担当している教頭が気を利かせてこんな人選にしたのだろう。しかし、自分の授業のやり方がこの2人には伝わっていたのだと思うと、やはり嬉しかった。

 

 

今日を何とか終えることができたので、残りの授業は明日1コマ、来週4コマを残すのみとなった。これだけは何としてもクリアせねば。

 

 

この記事を来年は「ああ、こんなこともあったな」と思い返しながら読みたいものである。大丈夫かな?心配である。

 

鬱陶しい文章で面目ない。

 

 

おやすみ!