hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

冬眠日記その23 ~情けない「トホホ日記」の巻~

「お前は夏にエレキギターを買って『トホホ日記』と称してしょぼい練習ぶりを書いていたが、最近とんとその日記を見かけないな」と思っていらっしゃる方が全国に2人くらいいるかもしれない。

 

返す言葉もない。「トホホ日記」は書いていません。

 

「じゃあ何だ、お前ギターの練習をしてないのか?」

 

この言葉にも返す言葉がない。僕の左手に残っている動きはグリーン・デイの「アメリカン・イデオット」だけだ。最初に覚えたAのブルースもスケール練習も忘れてしまった。もしかしたら「デイ・トリッパー」「ウォーク・ディス・ウェイ」くらいはスローヴァージョンで弾けるかもしれない。いずれにしても情けないことである。

 

思えばAC/DCの「バック・イン・ブラック」の練習から翳りが見えてきたようだ。コードはいいが装飾音というか単音で弾くところが速すぎてどうも上手くいかない。そこで挫折しても次にいけばよかったのに、いつの間にかギターに触れることがなくなってしまった。たまに「アメリカン・イデオット」がまだ弾けるかどうか確認しただけだった。

 

だから僕はここに宣言する。今日からもう一度、ギターの練習に取り組もうと思う。いや、取り組む。となるとやはり作戦が必要である。今までのを思い出して練習するのもいいが、ここはひとつ心機一転して弾きやすそうな曲を探すことにした。

 

候補は3曲ある。レインボー「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」か「オール・ナイト・ロング」、そしてニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」である。3曲全部やるのもいいが、多くても2曲かな。となると「オール・ナイト・ロング」は落ちるな。

 

レインボーのイントロ、かっこよくて弾けそうな気がするんだけど、どうだろう。それにこの前リッチー・ブラックモアのニュー・アルバムを聴いてからレインボーも聴きたい!となってしばらく聴いていた。いやあ、グラハム・ボネット時代はハード且つ適度にポップでいいですなあ。

 

ニルヴァーナは夏から弾こう弾こうと思っていてそのままになっていた曲である。コードはパワーコードなので何とかなりそうだが、問題は右手である。空振りの練習が大事になりそうだ。

 

というわけで、再スタートを切るぞ宣言でした。今年もあと10日。もしかしたら、JUNさんとリモート飲み会をするかもしれない。いやしたい。となると今日から1週間、猛練習をしてJUNさんに見てもらわなければいけないではないか。夏には「今度の飲み会はhanamiの『レイラ』からだね」と言われたのを思い出した。「レイラ」なんて無理っすよ。とんでもない話である。

 

というわけで、JUNさん。リモート飲み会してくれますか?お返事待ってます。無理なら言ってくださいね。

 

 

そういえば、「昔日」を買った日に「世界一わかりやすいエレキギターの教科書」という本も買った。これは僕がよく観ているYouTube番組「かずきのギターチャンネル」を運営しているかずきという気持ちの良い爽やかな青年(ギタリストユーチューバーと言うらしい)が書いた本である。本を出したのは知っていたが、ちゃんと本屋に置いてあるんだ、どれどれ、と本を手に取ってみたらなかなか面白い。僕はカタログ本好きであるが実は教則本好きでもあるのだ。どうしようか悩んだ末に購入した。

 

自分でも気になっている「音が平坦な感じがする」ことについて触れている箇所があったからだ。ちょっと引用させてもらおう。

 

~コードストロークのアクセントについてはP36で既に解説しましたが、実は単音ピッキングも強弱をつけながら弾くことでさらにかっこよく演奏できます。慣れていないうちはすべての音をバチバチと強く弾いたり、逆にピッキングが弱すぎたりしてしまうことが多いので、ここでは、単音ピッキングでの強弱のつけ方について学んでいきましょう。基本的には全体をやや弱めに弾いて、アクセントをつけたい音だけ強めにピッキングをするというイメージです。ダウンとアップに分けて、もう少し具体的に解説していきます・・・~

 

同じように「ピックが回ってしまう」「狙った弦にピックが当たらない」といった初心者が陥る罠に対して丁寧に「こんなイメージで」「~を意識してみてください」等分かりやすく解説してくれている。改めて本の帯を読んでみると「YouTubeでわかりやすいと評判のかずきの練習法をまとめた教則本!」「初心者に寄り添った解説でギターを買ったその日からすぐ弾ける!」らしい。確かに分かりやすい。しかし、あれだね、最近のユーチューバーも大変だね。誰かに観てもらうってすごいことだもんね。

 

と、ここまでは放課後に書いたものだ。今も自分の教室にいる。ここからは未来日記だ。

 

~家に帰った僕はすぐにシャワーをして、夕食を摂り、ギターを手にした。学校で「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」と「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のタブ譜は書いてある。今から家のエレキギターで練習だ。途中で眠剤を飲む。練習を続ける。これは、何とかなりそうだ。まだゆっくりヴァージョンだが今日も含めて1週間、集中して練習するぞ。さあ、ブログをアップしよう~

 

となるだろうか。

 

 

さて、本当はどうだったのだろうか。

 

今、僕の左手はプルプルしている。久しぶりに手を開いたからだ。ということは・・・?やったぜ!「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」のイントロ、弾けたよ!むっちゃ簡単だったけど、アンプに繋いで弾いたら気持ちよかった。「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」のイントロも大体感じは掴めたぞ。

 

いやあ、でも恥ずかしいんだけど、学校で「昔日」を読んでいたら猛烈にウイスキーを飲みたくなって帰り道に買っちゃったよ、ジャックダニエル。ちょっとボーナスが出たからといって浪費するのはよくないことだ。おつまみも買って、早速酒盛りを開いた。が、やはりギターのことが頭によぎって仕方がないのでグラスに1杯だけにした。すぐにシャワーをしてごぼう茶を入れて、ギター練習を始めたというわけだ。これで明日も学校で練習できる。ああ、よかった。

 

 

 

今日(火曜日)で2学期に予定していた授業を終えた。11月には12月17日まで頑張って12月19日から全部お休みにするぞ、なんて考えるくらい疲れていたが、今週も何とか学校に行けそうだ。少なくとも午前中は行けそうだ。となると来年の年休が少し増える。これを目指して頑張っていこう。水曜日からは自分の教室で1,2学期の整頓をしつつも読書なり何なりをしながら、過ごせばいいのだ。そこは割り切っていこう。まあ、よく頑張った2学期と言えよう。

 

 

この文章のほとんどを学校でボブ・ディランの「テンペスト」を聴きながら書いたんだが、僕は「テンペスト」を侮っていたな。特にタイトル曲。これは傑作中の傑作だと思うがどうだろう。10分以上あるこの大作をこんな歳になってもものにすることが出来たディランはかっこいい。声が凄まじい。音程が凄まじい。どちらも解説が必要な言葉であるが、今日のところはここまでだ。