hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

倍の学習2

昨日は、自分のプランを発表しただけで力尽きたので、今日(1学期最終日)は、気合を入れて書こう。

 

「割合(倍)」の学習をするのなら、まずは割合ってどういうもの?からするのが筋ってもんだろう、特に「1とみる」見方ってどういうことなのかが一番大事なのではないだろうか?

 

ということで、「1とみるってどういうこと?」を学習する時間を最初に持ってきた。そして「何を1とみてもいいのが割合のよさだ」ということに気づかせたい。

 

その流れで行くと、「この1は実は30㎝なんだよ。じゃあこっちの2は何㎝になる?」という問いをするのが自然ではないだろうか。だったら割合の第2用法から学習すればいいのでは、というのが僕の考えだ。基準量×倍(割合)=比較量という風に式にして、これが倍(割合)の式だと子ども達に声を大にして言いたい。これで1、2時間。

 

次は倍(割合)を求める時間だ。その時に前時で学習した式を想起させ、「今日は倍が分からない」という児童の反応に対し、「式の中に分からないものがあった時どんな風にしていた?」と聞き、基準量×□=比較量という式へと導く。そして、□=比較量÷基準量で求められることを理解する。これが3時間目。

 

4時間目は、基準量が分からない問題である。「今日は基準量(←もちろんこれは大人の言葉です)が分からない」という児童はいるはずである。そうなれば、□×倍(割合)=比較量という式が導かれる。基準量は、□=比較量÷倍(割合)で求められることが分かる。

 

教科書では3時間目の基準量を求める場面でいきなり「□を使って式を作ろう」という流れであるが、ちょっとそれはいくら何でもいきなりすぎやしないか、と思う。

 

ところでさっきから僕は「倍(割合)」という使い方をしている。情けない話だが、どうも割合という言葉がしっくりこないのだ。割合は倍でいいじゃないか、というのが僕の考えである。できれば誰かに教えてほしい。「倍」と「割合」の違いを。

 

2時間目で声を大にして言った倍(割合)の式を基本にすると決めれば、3学期の「小数倍」へとつなげられる。さらに言えば、4年生で学習したことを5年生につなげれば、1学期の「小数倍」、2学期の「割合」の学習へとつなぐことができる。つまり、3年~5年の割合の授業が1つの式でつなげられるのだ。そういう連携ができる学校だといいんだけれどね。