太平洋戦争では(戦争になる前も含めて)、日本は多くの失敗をしてきた。国民も政府も軍も。それを検証した本も山のように出版されている。僕は、山本七平著「「空気」の研究」や井沢元彦、その他もろもろの作家の本を斜め読みしてそれを知った。
しかし、日本全体で検証し、改善すべきところは改善する、というようなことは行われなかった。いくら民主国家になったとしても。それは民主主義国家にさせられたからだ。
その点ヨーロッパ・アメリカはさすがに何百年にもわたって血を流す戦争を続けて勝ち取った民主主義国家だ。制限をすべきところはきちっと制限している国、または政府の方針を具体的にアナウンスしている国が多い(←僕の主観)。
日本は失敗をそのままにして(もっと言うと国民全体の癖として)今日に至った。勿論自分も含めて。
新型コロナウィルスの件でも同じような失敗を繰り返しているんじゃないか?
誰かそれを検証してくれないかな。どんぶり勘定なところとか同調圧力のこととか。
「和を以て貴しとなす」が今でも生きているんだよなぁ。悪い意味で。
例えば憲法一つとってみてもそれは明白だ。何十年も経って劣化したものを変えることができない。僕は憲法改正には賛成である。第9条をだ。
今の話と繋がらないかもしれないが、昔妻と付き合っていた頃、「もし彼女が(妻が)誰かに乱暴されたら、俺は躊躇無くその相手の頭を金属バットで殴ることができるか」を毎日イメージトレーニングしていた。
つまり自分の家に強盗が入ったら、自分で守るしかないじゃないかというのが僕の考えだ。
だから憲法第9条の考えには賛成できない。
憲法改正ができない、あるいはしないのと、新型コロナウィルスに対する僕たちの反応あるいは対応も今まで日本人が培ってきた「癖」だ。
話がそれちゃったけど、今の時期には合っているかな。もう1回話を戻すと、このままだと特措法は改正できないし、しないだろうな。