hanami1294のブログ

現在休職中の小学校教員のつぶやきです(只今復職中)。

スキルについて

スキルとは、ある「思い」を実現するために必要な技術のことだと僕は思っている。「思い」とは、「こういう映画を撮りたい」「この曲はこんなイメージで演奏したい」「こんな授業をしたい」「こんな風にお客さんに感じてほしい」というものである。そのためには、どうすればいいか?から本来の意味でのスキルを身に付けることが始まるのではないだろうか。
 

僕の場合だと、「こんな授業をしたい。」である。どんな授業か。「子ども達が生き生きと考え、試行錯誤しながら自分(達)で学習内容を獲得する授業」である。そのためにはどうすればいいかを考えること。そこからしか「使えるスキル」は生まれてこない。人と同じことをしても、同じことを言っても、子ども達は同じようには反応しない。それは、自分の思いから生まれたものではないからだ。

 

目指す授業に迫るために、どんな導入をするか、課題を子ども達が見つけるためにはどう仕向ければよいのか、集団解決の時にどうやって舵取りをしていくのか、など授業には、いろいろなポイントがあり、それぞれの先生がそれぞれのスキルを持って授業に取り組んでいるんだと思う。しかし若い時は、先輩の先生からそれを学んでいた。だが上手くいかない。自分の「思い」というフィルターを通してこそ、学んだことを生かせるのだ。

 

今、自分より若い先生を見ていて、授業に対する「思い」はあるのか?ただ先輩が使っているスキルを使ってないか?と思うことがある。もちろんその反対もある。

 

僕は「400(フォーハンドレッド)」で、自分の「思い」、そしてそこから生まれたスキルを書こうと思った。しかし、どうもうまく書けていないという気持ちが強くある。自分を客観視できていないことが悔しい。